JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 選手育成 > 最新ニュース一覧 > JFAアカデミー熊本宇城U-15 タイ遠征を実施
JFAアカデミー

ニュース

JFAアカデミー熊本宇城U-15 タイ遠征を実施

JFAアカデミー

2018年08月06日

JFAアカデミー熊本宇城U-15 タイ遠征を実施

JFAアカデミーは世界基準で活躍する選手を育成する取り組みとして、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材の育成を目指しています。JFAアカデミー熊本宇城は、週末帰省型での活動を行っていますが、今回は夏休みを利用して中学校3年生の18名が7月23日(月)から28日(土)までタイに遠征しました。遠征中は練習試合を4試合実施しました。JFAアカデミー熊本宇城では、毎年中学3年生の夏休みに海外遠征を行っており、「世界基準を知るにはまずアジアを知ろう」という目的で今回のタイ遠征が行われました。

試合結果

7月24日(火) JFAアカデミー熊本宇城U-15 3-1 CHANG Jr U-15 
7月25日(水) JFAアカデミー熊本宇城U-15 4-0 PATTAYA UNITED U-16 
7月26日(木) JFAアカデミー熊本宇城U-15 7-0 BANKOK UNITED U-15
7月27日(金) JFAアカデミー熊本宇城U-15 4-1 CHONBURI FC U-15

JFAアカデミーでは、現在2019年度入校生を募集中です。

詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。

【 応募締め切り日 】
JFAアカデミー福島 女子・堺・今治 8月8日(水) 15:00
JFAアカデミー福島 男子 [1次免除対象者] 8月23日(木) 15:00
JFAアカデミー熊本宇城   [免除なし] 9月6日(木) 15:00
[1次免除対象者] 9月6日(木) 15:00
[2次免除対象者] 10月31日(水) 15:00

コーチコメント

宮川真一 JFAアカデミー熊本宇城 U-15コーチ
日本とは異なる非日常の空間に身を置くことで、我々の日常の取り組みを客観的に感じ、自分たちの世界を広げることを期待して臨みました。ほとんどの選手が海外にでることが初めてで、最初はとまどいながら挨拶や食事をし、試合に入りましたが、徐々にアカデミーのフィロソフィーに基づき、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いが少しずつ見られるようになりました。逆に、日常からできていないことは海外においてもできないということにオンザピッチ、オフザピッチの両面から感じてくれたことと思います。海外に出てサッカーをすることの憧れとともに、厳しい一面を感じてくれたのではないかと感じています。

選手コメント

小西龍馬 選手(8期生:中3/V・ファーレン長崎 U-15)
タイ遠征での4試合を全勝するために、自分の事だけでなく仲間に声をかけることで、チーム全体を動かしながらプレーできることを目標にしました。守備では、タイの選手は体格が大きく球際が強かったので、相手とコンタクトせずに奪う方法を考えました。どのコースから相手に寄せるか味方と声を掛け合いながら、プレスバックで数的優位を作り、ゴールに近い選手が寄せると簡単にスピードで振り切られるため、ゴールから遠い味方がボールにチャレンジするようにしました。攻撃では、動きながらプレーすることを意識したことで自分がシュートを決めることにも繋がり、とても嬉しかったです。

市内観光では、ワット・ポー(涅槃寺)とワット・アルン(暁の寺)に行きました。ワット・アルンは、ピラミッドのような巨大な寺院で、建物はカラフルな色使いで華華しく感じました。ワット・ポーでは、黄金に眩しく輝く巨大な釈迦涅槃仏があり、タイ仏教の歴史を感じさせる数々の絵、細かな模様からは手作業での職人の凄さを感じました。境内にたくさん鎮座するお釈迦様の多さにも驚きました。お釈迦様の表情は穏やかで、曜日によってお祈りする仏像が変わることもあることを知りました。

3日目の夜には、タイのFAカップを観戦することが出来ました。得点シーンでは、選手が感情を爆発させる喜び方を見て、選手たちの強く勝ちたい気持ちが伝わってきました。チームがピンチの時には全員が体を張って守り、随所にプレーの激しさがありました。とても大きい外国人選手もいましたが、身長に関係なく各選手の武器であるスピード、テクニックを活かしたプレーが印象に残りました。タイ遠征を通して、自分を管理すること、チームを管理することの難しさをオンザピッチ、オフザピッチで経験することができました。自分の行動を振り返り、学んだことを日々の生活に活かしていきます。

森田大智 選手(8期生:中3/FCK MARRY GOLD AMAKUSA U15)
サッカー面では、自分がボールを持った時にはゴールを奪うことにこだわることを目標にしました。そのためには自分の武器であるドリブル突破を活かそうと、ボールを持ったら常にドリブルと考えてしまい、ビルドアップでも不用意なドリブルをしたことでピンチを招き、チームに迷惑をかけてしまいました。ピッチのどのエリアでプレーしているのか、ドリブルで仕掛けて良い状況なのか考えてプレーしないといけないことを学びました。また、自分のスピードに乗ったドリブルは通用するときもありましたが、スピードが無くなると相手に止められる場面が多くありました。日本では出来ていたことが、タイでは通用しないことも分かりました。相手はフィジカルが強く、手足が長いので、ドリブル突破ができたと思っても足が伸びてきて止められました。だからこそ、パスの選択肢もありながらドリブルの良さを生かせるようにもっとプレーの質と判断を高めないといけません。守備ではルーズボールに対して奪いにいくことができない自分がいました。特に相手がスピードに乗ってパワーがある時にミスを恐れて、奪う間合いがとれませんでした。今後は奪えるチャンスを逃さない球際のテクニックを高め、相手がスピードに乗る前や、前を向かせない状況のうちに奪いにいく判断力を身につけたいと思います。

生活面では、はじめての海外遠征なので多くのことを経験したいと思っていました。その思い通りにはいかず、初日はタイ料理の匂いや辛さの影響で全然食べる気持ちになれませんでした。日本から持ってきた補食に頼ってしまう自分の弱さが出てしまったことは反省しています。翌朝、体重が落ち、試合では動きにキレがありませんでした。しかし、試合で良いパフォーマンスを発揮するには食べなきゃいけないと覚悟を決め、タイの料理に慣れようと努力することでだんだん食べることができ、最終日には美味しいと思えるようになりました。

言語では、挨拶に自信がなくて、ホテルのフロントの方や現地の関係者の前を素通りしていました。少しずつですがタイ語で挨拶をするようになると、タイの方が笑顔で返してくれたので通じていることが分かり、挨拶に自信を持ってできるようになりました。タイの方は、いつも笑顔で答えてくれることや、挨拶では必ず手を合わせて丁寧にしてくださることが印象に残り、自分も笑顔で挨拶をすることが大事だと感じるようになりました。今回の遠征から、自分の課題はもっと夢に対しての強い気持ちをいろんな行動に表せることだと分かりました。いつでも、どこでも自信を持った振る舞いができるように、これからもっと頑張りたいと思います。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー