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アカデミー福島男子 ジュニアユースフィジカル測定について ~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.17
2019年06月04日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回、JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは赤羽達也トレーナーです。
フィジカル測定項目
JFAアカデミー福島ジュニアユースでトレーナーを担当している赤羽達也です。今回はアカデミー福島ジュニアユースで行っているフィジカル測定についてご紹介します。
JFAアカデミー福島では年に2回(5月と11月)のフィジカル測定を実施しています。測定項目は
1.スピードテスト(光電管による10m走、40m走の測定)
2.アジリティーテスト(クランクテスト、10m×5のシャトルランテスト)
3.ジャンプテスト(ジャンプ4種テスト、5歩のバウンディングテスト)
4.持久力テスト(yo-yoテスト、VMA測定)
です。実施日は週始めの身体がフレッシュな状態で行うように心掛けています。また各選手の成長の確認や今後の課題につなげるため、100%の全力で行うよう選手たちに伝えています。
測定後のフィードバック
測定後は、選手にとって分かりやすいように意識してフィードバックを行っています。ジュニアユース年代では基本的に体格や運動能力の成長スピードに大きな個人差があります。他人と比較するのではなく、『過去の自分のデータから成長しているのか、選手が意識して取り組んでいることに成果が出ているのか』といったところに焦点を当てています。
一方で、同年代の選手と比べることで自分の客観的な現状も見えてきます。『自分の長所はどんな部分なのだろうか?その部分に、より磨きをかけることができているのだろうか』『自分の足りない部分はどこにあるのだろうか?そこを補う働きができるだろうか』といった選手自らが自己分析・自己評価をできるようなサポートに繋がればと考えています。現在プロ選手として活躍しているJFAアカデミー福島卒校生の同時期のデータも掲示し、様々な刺激が選手に入るようにしています。
測定データはテクニカルスタッフと共有・確認を行い、今後のトレーニングメニューや補強トレーニングの検討材料として使用してもらっています。スピードテストでの測定結果は良いけれど、10m×5シャトルランテストの測定結果が良くない場合などは、減速⇒方向転換⇒再加速といったどこかの部分に、得意ではない体の使い方や動きが存在する可能性が考えられます。
フィジカルフィットネスプロジェクト内でのランニングプログラムや動き作りのためのフィジカルトレーニングともリンクさせながら、より効果的なトレーニングが行えればと考えています。日々のトレーニングにもステップ練習や鬼ごっこなどが組み込まれていることも多くみられます。今後もテクニカルスタッフを中心に、様々な角度から選手たちに良い刺激が入るようサポートしていきます。
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