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宮城県で初めてのJFAビーチサッカー巡回クリニックを開催
2019年11月14日
11月10日(日)、秋晴れの爽やかな青空の下、今年7月に宮城県登米市に完成した内陸型サンドコートにおいて、約40名の小学生(午前の部)、中学生(午後の部)を対象に、JFAビーチサッカー巡回クリニックを実施しました。
サンドコートは町の中心部である登米総合体育館に近く、アクセスが良い場所にあり、コートが完成してからビーチサッカーを体験する子どもたちの数が徐々に増えています。今回のクリニックにおいても、宮城県内をはじめ、遠くは青森県から砂の上でのプレーを楽しみにしていた子どもたちが多く参加しました。
小学生を対象とした午前の部では、インストラクターから、砂上のボールをすくい上げる「スコップ」などのビーチサッカー特有の技術を教わると、クリニック終了後の体験時間に繰り返し練習する子どもたちの姿が見られました。また、中学生を対象とした午後の部では、インストラクターがデモンストレーションで披露した豪快なオーバーヘッドシュートに魅せられ、教室の終盤には素晴らしいパフォーマンスを発揮する選手もいました。
はじめは遠慮がちだった参加者も、インストラクターの熱心な指導に触れて、笑顔で積極的に取り組み楽しんでいました。
その他にも、会場では、全国大会の出場経験がある青森スタリオンズとモスぺリオ東北BSによるエキシビジョンマッチが開催され、クリニック参加者のほか、会場近くの市民も観戦に訪れて、アクロバティックなプレーの数々に歓声と拍手を送っていました。
インストラクターコメント
坂田淳 インストラクター
今回、宮城県で初めての開催となるJFAビーチサッカー巡回クリニックに参加させていただきました。地元チームの活動もあり、ビーチサッカーの経験者が多い中で、参加者と楽しく一緒にボールを蹴ることができました。やはり、オーバーヘッドを見る参加者たちの目は輝いており、トレーニングが終了しても取り組む姿がとても印象的でした。陸地に素晴らしいサンドコート施設があり、子ども達の大会、イベント開催に最適な場所だと感じました。これからも、素晴らしい環境で継続的にビーチサッカーに取り組み、ビーチサッカーの普及に繋がれば嬉しいです。
松岡翔太 インストラクター
宮城県では初となる巡回クリニックということで、東北の子ども達と一緒にビーチサッカーが出来たことを嬉しく思います。クリニックの前日に少し時間があったので、石巻市の町並みを見ることができました。震災から8年経っているにも関わらず、まだ至るところにその爪痕が残っており、改めて風化させてはいけないと感じました。こうやってボールをひたすらに追いかけれることは当たり前ではない。ひとつのボールを通じて、子ども達と喜びを分かち合える時間はかけがえがなく、貴重な経験になりました。また、普段からビーチでトレーニングしてる子どもや、ポテンシャルが高い子どもがいて、彼らの将来がすごく楽しみです。
参加者コメント
堅岡斗真 選手(登米クラブJr)
ビーチサッカークリニックに参加し、とても楽しかったです。今回、コーチにビーチサッカーのスコップを教わり、始めは上手くできなかったけれど、練習すると少しは上手くできるようになったことが嬉しく、今後もビーチサッカーを続けていきたいと思いました。機会があれば、ビーチサッカー大会に参加していきたいです。
佐々木琉嘉 選手(FC oaks)
普段はサッカーをしているので、オーバーヘッドキックなどなかなか体験できないプレーや経験をしてとても楽しかったです。やはり、思った以上に砂の上は走りにくいということを感じました。また、サッカーにも共通することですが、自分の課題として、浮き球の対処の仕方やパスで受けたボールの置き所や持ち方といったボールの扱い方など、より一層磨いていかなければいけないと再認識しました。今後、ビーチサッカークリニックやビーチサッカー大会などに積極的に参加したいと思います。