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東海でのU-18フットサルタレントキャラバンに20選手が参加
2019年12月20日
日本サッカー協会(JFA)は12月15日(日)、静岡県のエコパサブアリーナで、東海地区のU-18フットサルタレントキャラバンを開催しました。当日は、静岡県サッカー協会の100周年事業が実施され、その一環として行われた東海地区フットサル大会に出場した選手を中心に、愛知県、静岡県、三重県、岐阜県から20選手が参加しました。
トレーニングの冒頭で、木暮賢一郎U-20フットサル日本代表監督は、来年から始動するU-20フットサル日本代表を見据え、「代表チームでは集合した当日から初顔合わせの選手同士が監督の指示を的確に理解し、パフォーマンスを示さなければならない。ワールドカップを目指すなら、18歳以下という年齢は決して若くない。日本代表を目指すなら、高い強度と精度を持ってほしい。間違えても良いから積極的にチャレンジしていこう!」と選手たちに声をかけ、トレーニングをスタートしました。
トレーニングは、序盤から試合を想定し、ポジショニングやゾーンディフェンス、シュート、ゲーム形式のトレーニングと進みました。木暮監督は、攻守の切り替えを早く、守備はボールに正対する、視野を広く持つ、といったことを重点的に伝えていました。最初は初めての顔合わせでぎこちなかった選手たちも、トレーニングが進むにつれて徐々にテンポ良く、声を掛け合い、熱量の高いトレーニングとなりました。トレーニング終了後には、「日本代表を目指すことも大事だが、フットサルを楽しむことも同様に大切にしてほしい」と木暮監督が選手たちに声をかけ活動を終了しました。
選手コメント
浅野響 選手(三重・ヴェルデラッソ松阪)
サッカーをプレーしている自分にとって、今回のフットサルのトレーニングはとても貴重な体験になりました。フットサルとサッカーでは、距離や戦術など様々なことが違っていて、とても難しく感じました。しかしサッカーでのフィジカルやスピード感はフットサルにおいても通用することが実感できました。守備の戦術でマークを受け渡すことがほとんどなくマンツーマンで守備をしていた自分にとって、ゾーンディフェンスはすごく難しく感じました。同時に、フットサルの奥深さを知り、フットサルについてもっと知りたい、うまくなりたい、と感じました。守備での距離の詰め方や足の出し方など、攻撃の方が楽しいと正直感じますが、守備について知ることで、もっと上のレベルに行くことができるのではないかとも感じました。練習全体を振返ってみると、最初のトレーニングが徐々に積み重なって大事になってくることがよく分かり、良い経験になりました。フットサル日本代表を詳しく知りたい、上手くなりたいと思います。フットサルはサッカーにも通用することがたくさんあることが発見できたので、これからもフットサルを続けたいです。
牛迫蒼海 選手(静岡・CRAQUES)
ディフェンスの際のマークの受け渡しやボールホルダーに対するアプローチの距離など、チームや選抜ではやらない戦術も多く、とても勉強になりました。オフェンスでは、味方がフリーになる動きやパスをして、詰まったときでも可否できるような崩しも練習しました。自分はチームを活かす側のプレーが多いですが、今日のトレーニングで実施したようなプレーは自チームでも少し取入れているプレーです。今日学んだことを応用して、自チームで活かせるようにしたいです。Fリーグや日本代表を経験された木暮監督のトレーニングを直接受け、プレーの幅が広がったような気がします。今日学んだことをチームにも還元し、1月に予定されている地域チャンピオンズリーグで少しでも学んだプレーが出来ればいいな、と思います。
尾﨑珠利 選手(静岡・Defi/Green Field)
普段はディフェンスのトレーニングにあまり重きを置いていませんが、今日のトレーニングに参加して、改めてディフェンスのマークの受け渡しについて学ぶことができました。個人的にはディフェンスが苦手ですが、教わったことを自分のものにして自チームに帰ってから選手同士で共有し、練習から実践していきたいと思いました。練習冒頭のボール回しのトレーニングをミニゲームで実践したら簡単にDFを回避することができたので、試合で実践することでDFを上手く剥がして攻撃に繋げることができると思いました。今回のトレーニングに参加して、普段やらないことを教えてもらうことができたので、良い経験ができ、自分としても一つレベルが上がったと思います。トレーニングは難しかったですが、楽しかったです。
小池陸 選手(岐阜・アマトゥール)
今回トレーニングを受け、特にディフェンスの部分でマークの受け渡しや首をよく振って視野を広く持つこと、フィクソの選手が指示を出すことなど、より意識することができました。上手くできなかったのは、ディフェンス時の身体の向きです。ボールウォッチャーになることがよくあったので、ボールを見て相手も見られる身体の向きをディフェンスでもオフェンスでも意識したいです。このことを自チームに持ち帰って、さらにレベルの高いプレーをできるようにします。ご指導ありがとうございました。
宮川泰生 選手(愛知・名古屋オーシャンズU-18)
今日は世界で戦うためにトレーニングをしました。日頃から学ぶことはたくさんありますが、今日は特に内容の濃い一日を過ごすことができました。全円での守備や攻撃のパターンはしっかりチームに還元し、1月の地域チャンピオンズリーグでしっかり結果を出せるようにしたいです。この基準をしっかり持ち続けて頑張っていきます。