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JFAアカデミー熊本宇城 卒校生の一美和成選手がU-22日本代表に選出 ~スタッフ通信Vol.10
2019年12月24日
今回、スタッフ通信を担当するチーフコーチの宮川真一です。
12月28日(土)に行われるキリンチャレンジカップ2019 対U-22ジャマイカ代表戦に臨むメンバーに、JFAアカデミー熊本宇城の卒校生(2期生)である一美和成選手(京都サンガF.C.)が選出されました。JFAアカデミー熊本宇城出身の選手としては、U-22以上のカテゴリーでの日本代表選出は初めてのことです。
私がJFAアカデミー熊本宇城に着任したのは2011年の4月でした。JFAアカデミー熊本宇城の2期生である一美選手は、その当時中学2年生。一美選手は同学年の選手よりも体が大きく、プレーもパワフルだった印象です。担当コーチであった瀧上知巳コーチ(現東海大学熊本サッカー部総監督)の基本的技術の反復と個人戦術の徹底したトレーニングで鍛えられ、週末帰省するエスペランサ熊本では、ボール操作にこだわった指導を受けて逞しく成長していく姿が印象に残っています。オフザピッチでも、私が担当していた一学年下にあたる3期生に、面倒見のよい先輩として慕われていました。
卒校後は大津高校に進学し、2年生の時にインターハイで準優勝しただけでなく、特別指定選手としてロアッソ熊本に登録され、U-18日本代表にも選出されるなど活躍の場を広げました。高校卒業時には、ガンバ大阪に加入。今年の1月からは京都サンガF.C.に育成型期限付き移籍し、36試合に出場して17得点を記録する活躍を見せました。
2017年にJFAアカデミー熊本宇城の選手募集パンフレットにもらったコメントでは、「今の私があるのは、アカデミーで過ごした3年間があったからです。サッカーで大切な基本的な技術、パス、トラップなどはアカデミーの時に毎日練習をして今の私のプレーのベースとなっています」とアカデミーでの3年間を振り返ってくれています。
JFAアカデミー熊本宇城2期生からは、河原創選手が来シーズンからロアッソ熊本に、中村健人選手が鹿児島ユナイテッドFCに加入が内定しています。これで卒校生は合計6名がプロ選手としての舞台に立つことになります。卒校生の活躍は、現役のアカデミー生に大きな刺激を与えてくれています。
今後も卒校生がサッカー界のみならず、日本の社会の中でリーダーとして活躍する姿を見せてくれることを期待していますし、現役のアカデミー生は先輩方の活躍に刺激を受けながら、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間に成長していってくれることを期待しています。
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