ニュース
U-15日本女子選抜トレーニングキャンプを高円宮記念JFA夢フィールドで実施
2020年11月19日
U-15日本女子選抜のトレーニングキャンプを11月16日から18日まで、高円宮記念JFA夢フィールド(以下JFA夢フィールド)で実施しました。
全国9地域から選ばれた32名の選手と、今回関わるスタッフは集合後、SmartAmp法検査を受け、全員の陰性を確認し、活動を開始しました。初日午後、ピッチに立った選手たちはまずフィジカルテストを行い、自分の基礎となる部分を把握することからスタート。その後は、なでしこジャパンの広瀬統一フィジカルコーチによる、フィジカルトレーニングを行いました。また、夜のミーティングではフィジカルテストの結果をフィードバックするとともに、広瀬コーチから継続して実施できるフィジカルトレーニングメニューなどを学びました。2日目は午前・午後、2グループに分かれてトレーニングを実施。感染予防対策をとりながらの活動となりましたが、32名の選手たちは、代表選手がトレーニングで使うピッチを踏みしめながら、積極的に取り組んでいました。また、夜のミーティングでは、同じくJFA夢フィールドで活動中のU-19日本代表候補に帯同している内田篤人ロールモデルコーチが選手たちへ激励の言葉をかけてくれました。キャンプ最終日となる3日目は、午前にゲームを行い、3日間のキャンプを打ち上げました。
監督・選手コメント
加藤賢二 監督(ナショナルトレセンコーチ/JFAアカデミー堺)
この年代の選手を全国レベルで招集して活動したのは昨年の11月以来、実に1年ぶりとなりました。今回は、3月に中止となったエリートプログラム女子U-14に参加する予定だった選手を中心に32名の選手でトレーニングキャンプを行いました。様々な感染症予防の対策を施し、無事に開催されることとなりましたが、事前の準備からサポートをしていただいた多くの関係者の皆様に心から感謝します。ルールを遵守し、協力的に取り組むことで選手たちは感謝の気持ちを表してくれたと思います。
そして選手たちは様々な制約がある中での活動にもかかわらず、ピッチでは素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。球際での激しい競り合い、迫力あるゴール前の攻防、力強いキックなど目を見張るプレーも多く見られました。コロナ禍で十分な活動ができているか不安でしたが、多くの選手に着実な積み上げが見られました。新しく参加した選手もプレーで自分の特徴を示し、存在感をアピールしてくれました。
フィジカルテストにおいては、スピードと持久力では例年以上に良い成績が見られました。パワー系の種目ではこれからに期待したいという選手が多かったですが、今回のキャンプで学んだことを今後継続的に取り組めるかが成長の鍵となるでしょう。
私自身は今回参加の選手たちが13歳の時から3年間に渡って指導する機会をいただきました。毎回とても楽しく、一緒に活動していて気持ちが良い集団でした。この中の選手たちが来年立ち上がるU-16日本女子代表の中心を担ってくれるであろう集団へ成長し続けていることをとても頼もしく思います。
GK 宜野座令愛 選手(ヴィクサーレ沖縄FCナビィータユース)
今回のキャンプで、新たにたくさんの課題を見つけました。私はGKですが、フィールドの選手と積極的にコミュニケーションをとることを心がけました。しかし、ボールを出したあと、またすぐ準備をして、関わりを持つことが思うようにできないシーンがありました。また、前向きなコーチングもまだまだ足りていないことがわかりました。今回のキャンプでうまくいったこともありましたが、見つかった課題も多くあったので、チームに持ち帰って練習をし、改善していきたいです。
FP 紺谷あろえ 選手(北海道リラ・コンサドーレ)
今回のトレーニングキャンプで私は多くのことを学びました。初日のフィジカルテストでは今の自分に足りないところがわかりました。二日目のトレーニングでは、クロスを中心に学び、私は運動量が足りなく、ファーストディフェンスに強く行くことができず、まだまだ足りてないものが多いことを実感しました。これからもっと上のレベルを目指すためには、今の自分の課題を明確にし、普段のトレーニングから意識していくことが必要だと感じました。このコロナ禍の中、多くの方々の支援があり、素晴らしい環境でプレーできたことに感謝し、自分のプレーで恩返ししていきたいです。
FP 田家海凪 選手(マイナビベガルタ仙台レディースジュニアユース)
今回初めて、こういったトレーニングキャンプに選出されました。そのため、他の選手とのコミュニケーションを積極的にとるように取り組みました。また、プレーの面では、プレースピードなど、自分の今後の課題が明確に出たと思います。初日にフィジカルテストを行いましたが、自分の思うような結果が出せませんでした。フィジカルを強化することの大切さを学び、今自分に足りない部分をもっと強化して、相手にも当たり負けをしない体を作っていきたいと思います。今回のキャンプで学んだことを持ち帰り、もっと成長できるよう取り組んでいきます。
FP 吉田琉衣 選手(セレッソ大阪堺アカデミー)
今回のトレーニングキャンプでは、フィジカルの大切さや、シュートの意識、クロスに入るタイミングやアイコンタクトでコミュニケーションをとる、球際を厳しくする、プレッシャーをかけにいく時の間合いを縮めることなどを学ぶことができました。また、2日目の夜のミーティングでは、内田篤人さんがお話をしてくれました。とても気さくに話をしてくださり、でもサッカーの面ではとても気持ちが高いと感じました。加藤監督が「サッカーをしていくには、人間性が大切」ということを伝えてくださいました。最後に、このような状況のなか、キャンプを開催していただき、本当にありがとうございました。
スケジュール
11月16日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
11月17日(火) | AM/PM | トレーニング |
11月18日(水) | AM | トレーニング |
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定