ニュース
今年度2回目のJFA ナショナルGKキャンプが終了
2021年11月15日
11月12日(金)に福島県Jヴィレッジでスタートした今年度2回目のナショナルGKキャンプが3日間の活動を終えました。
このキャンプは育成におけるポジション別指導・強化というテーマのもと、将来の日本代表GK、世界基準のGKの育成を目的に実施するもので、今年度2回目の実施となりました。トレーニングはU-13、U-14のカテゴリーに分かれ、基本的に選手3~4人に対してGKコーチが1名つく形で個別性を重視した体制で行われました。
トレーニングは常にゲームの場面を想定しながら、「ゲーム中の状況で必要なGKとしてのテクニック」を身につけ実行することを目的に実施。選手たちは、コーチたちの指導を真剣に聞きながらトレーニングに取り組みました。さらに、フィジカルフィットネスプロジェクトでサブリーダーを務める矢野由治氏も帯同し、フィジカル測定、ムーブメントプレパレーションの指導なども実施し、選手たちもフィジカルの重要性を認識していました。
カテゴリー別ミーティングでは、このキャンプで取り組んだ実際の自分たちのトレーニング映像から自分自身のプレーまた他の選手のプレーを見て、何が課題なのか、正しいテクニックを習得するためにはどうしたら良いのか、ひとつひとつ振り返りました。選手たちからも、コーチングスタッフのフィードバックを聞きながら映像を見ることで、気付いていなかった自身の課題を整理しながら理解を深めることが出来たという意見もありました。そして最終日、トレーニングの最後に行ったゲームでは、攻守におけるゴールキーパーの役割を意識しながら、このキャンプで学んだテクニックを発揮していました。
キャンプの締めくくりとなるクロージングで選手は、参加した全スタッフからそれぞれの専門分野でのコメントや将来の目標、期待していることなどの熱いメッセージが送られました。今回それぞれがキャンプの中で気付いたストロングポイントを更に伸ばし、日常のトレーニングで課題克服に取り組むことが宿題として投げかけられました。また、自分が得たモノを、自チーム、そしてチームメイトに還元してほしいと伝えられ、モチベーション高く所属チームに戻っていきました。また、オランダに在住のJFA GKプロジェクトテクニカルアドバイザーであるフランス・フック氏は、新型コロナウイルスによる渡航規制のため来日はかないませんでしたが、ビデオメッセージ、そしてコーチ陣への事前のアドバイスなどで本キャンプをサポートしました。
コーチコメント
川口能活 ナショナルコーチングスタッフ
私がコーチとして参加するJFAナショナルGKキャンプも2019年の3回、2020年に1回、そして今回と、5回目となり、U-13、U-14の選手達の意欲的な取り組みの中、大変実りのあるキャンプとなりました。
このナショナルGKキャンプでは日本代表選手、海外のクラブで活躍する選手、Jリーグで活躍する選手と数多くの名GKを輩出しています。今回参加した選手達もそういった先人達を上回る選手に成長し、日本のGKのレベルを更に高い位置に引き上げて欲しいと心から願っています。選手達の成長のために私達GKコーチが少しでも力になれるよう、彼らを見守りながらサポートしていきたいです。
選手コメント
中嶋陸斗 選手(MIRUMAE・FC・U-15)
3日間というとても短い期間の中でしたが、全国のレベルの高いGKと切磋琢磨することで、より多くの刺激を受けることができ、有益なキャンプにすることが出来ました。自分の課題がハッキリと浮き彫りになり、また自分のプレー映像を確認しながらコーチにアドバイスして頂いたり、とても細かい所までも修正していただきました。課題・修正すべき点を意識し、クラブでも追求しながらプレーしていきたいです。世代別日本代表、または飛び級を目標に掲げ、日々の練習から意識高くプレーしていきたいと思っています。
唯野鶴眞 選手(北海道コンサドーレ札幌 U-15札幌)
まずコロナ禍の中でナショナルGKキャンプを開催してくれてありがとうございました。キャンプの中で僕たちが恵まれた環境でサッカーが出来ていることに気づきました。チームのコーチや家族がいなかったら今の僕はいないと思います。この3日間のトレーニングで基礎のテクニックに取り組み、自分の長所と短所がハッキリしました。目標は短所を無くすことなので自チームに戻ってトレーニングに励みたいと思います。3日間、楽しく真剣にサッカーに取り組めたと思います。12月にあるエリートキャンプやU-15日本代表に選ばれるように、遠くにいるライバルに勝つための練習に取り組んでいきます。
亀田大河 選手(ヴィッセル神戸U-15)
昨年に続きナショナルGKキャンプに参加出来て嬉しかったです。そして、いつも僕を支えて下さっている周りの方々に感謝したいと思います。今回のキャンプで、技術的には、コーチに基本的なテクニックを細かく分析して頂きました。その結果、キャンプ中にローリングダウン時の上半身と下半身の身体の向き等、細かなところまで意識してプレー出来るようになりました。精神面ではライバルのことを考えるのではなく、自分自身の出来ることに集中した方が良いという話を聞くことが出来てとても良かったです。チームに戻ってからも、これらのことを意識しながら、日本代表を目指して日々のトレーニングを頑張っていきたいと思います。
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定
- 指導者 2024/11/21 2025年度 JFA 女性指導者Bライセンススキルアップ研修会 開催要項~2025年度Aジェネラルライセンス受講に向けた準備コース~
- 日本代表 2024/11/21 2025 SheBelieves Cupに参加が決定 なでしこジャパン(日本女子代表)