今期初の開催となりましたストライカーキャンプが無事に終了しました。

今回は全国からU-14年代の選手16名を招集し、また元日本代表の玉田圭司氏、平山相太氏をゲストコーチに招き、「ストライカーになる」というテーマのもと、あらゆるシチュエーションを想定したシュートトレーニングを互いに切磋琢磨しながら励みました。

コーチ・選手コメント

城和憲 コーチ（JFAコーチ/九州地域統括YD）
「ストライカーになる」をテーマに、今年もストライカーキャンプを開催することができました。ゲストコーチに玉田圭司さん、平山相太さんを招き、全国から選ばれた16名の選手たちと3日間のキャンプを行いました。
トレーニングに関しては個人のシュートトレーニングから、クロスからのシュート、コンビネーションシュートと徐々に関わりなどを増やしながら発展させるなかで、個人の特長を発揮できるよう積み上げを行いました。最初は遠慮がちであったものの、徐々に慣れてきたのか積極的に取り組む姿勢が見られました。ゲストコーチには、一緒にプレーしてもらうなかでより選手の近くでアドバイスをしてもらい、選手にとっては貴重な経験になったと思います。ピッチ外では、ゲストコーチからのレクチャーや試合を視察してからのグループワーク、個別映像での自身の振り返りなど日常ではなかなか味わうことのできない時間を共有することができました。日に日に成長する選手を間近で観ることができ、この取り組みを多くの方に知っていただければ今後日本から世界を代表するようなストライカーが出てきてくれるのではないかと期待が膨らむようなキャンプになりました。ここで刺激を受けた選手たちが今後日常から意識を変え、トレーニングやゲームに取り組み、活躍していくことを願っています。今回のキャンプにおいて、選手を派遣して下さったチーム関係者と保護者の皆様、サポートプレーヤーとしてご協力いただいた飛龍高等学校、加藤学園高等学校、星槎国際高等学校、JFAアカデミー福島の皆様にもこの場をお借りして感謝申し上げます。

玉田圭司 コーチ（ゲストコーチ/Vファーレン長崎）
今回、ストライカーキャンプに参加することができ、指導する側の立場ではありましたが、私自身もとても学ぶ部分もあり充実したキャンプとなりました。
初日は緊張していたのか物静かだった選手も、二日目以降は、たくさんの選手が積極的に果敢にゴールを目指すプレーを見せ、その成長する姿に感心しました。そして、何よりこのような環境でプレーできることの素晴らしさです。子どもたちにとっては本当に夢のような環境だと感じました。今回の経験を選手たちには無駄にしてほしくないですし、得たもの、課題を自チームに持ち帰り、また成長した姿が見られることを楽しみにしています。

伏原俐空 選手（神村学園中）
まずは、今回のストライカーキャンプがこのコロナ禍で行われたことに感謝します。1日目の練習はシュートトレーニングで、そこではチューブを使って練習し、チューブを使う前と使った後で蹴る感覚が全然違い、とてもパンチ力が上がった気がしました。2日目は、午前、午後の2部練習で、練習の後半にゲーム形式の2対2の練習をし、そこでは、ボールをもらってから早く打つこととどうやってスピードを生かすかを意識しながらやりました、意識することによってプレーがとても速くなりました。そして2日目の夜には玉田さんや平山さんの話を聞いてとても学ぶことがあり良い話を聞けました。このキャンプで学んだことをチームに持ち帰っても継続し、代表などに選ばれるように頑張りたいです。

視察スタッフコメント

熊谷健太郎さん（神奈川県セントラルトレセンU13.14ダイレクター）
神奈川県セントラルトレセンU13.14では、Jアカデミー選手を追い越すタレントの発掘・育成を目標に、タウンクラブ・中体連所属選手への強化に力を入れています。今年度からはNTCの伝達を選手・スタッフへ定期的に実施して方向性を共有しており、今後ストライカープロジェクトにもチャレンジします。今回、視察させていただき、プレーの確保（反復）と原理原則の質・強度を上げるためのコーチングのポイント、ゲストコーチの関わり方、サポート選手の設定など細部にわたる工夫や準備を感じ、改めて学ぶことができました。神奈川の子どもたちのために還元していきます。

スケジュール

※全選手は集合・解散時に、全スタッフは集合時にPCR検査を実施します。
※今後の行政判断次第では急遽開催を取りやめる可能性もございます。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急遽変更する場合があります。