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JFAアカデミー熊本宇城 「12期生の卒校式を開催」

2023年03月10日

JFAアカデミー熊本宇城 「12期生の卒校式を開催」

JFAアカデミー熊本宇城 12期生の卒校式が3月3日(金)、宇城市総合文化センター・ラポートで行われました。来賓や保護者、在校生など多くの人に見送られ、12期生15名が次のステージへと巣立っていきました。井薫(いいかおる)スクールマスターは、今後の活躍に期待を込め、「それぞれの進路先でもアカデミーで学んだことを生かして頑張ってほしい」とエールを送りました。

JFAアカデミーは、「JFA2005年宣言」実現のための施策(拠点整備)として、地域サッカー協会のフットボールセンターとしての機能を持ち、指導者養成やトレセン活動、キッズ、普及などの拠点としての役割を担い、JFA理念等の発信を行っています。

卒校生コメント

岩永京剛 選手(12期生/中3/UKI-C.FC)
僕の所属するUKI-C.FCは熊本県1部リーグで3位でしたが、総得点では106点を挙げて1位でした。それはチームのみんなでパスを繋ぎ、チャンスを作り出したからです。
日々のアカデミーのトレーニングでは、「パススピード」が求められていますが、そのわけは九州トレセンでパスが少しでも弱いとボールを奪われてしまうことがわかったからです。UKI-C.FCの仲間にこのことを伝えたくて、プレーで示そうと強いパスを出し続けました。しかしスピードのあるパスを活かすためには、それを止めるテクニックも必要であることに気付きました。それからは、チームのみんなで同じ基準を持ち、要求し合い、ボールの蹴り方、止め方を教え合うことでチーム全体のテクニックが高まり、多くの得点を挙げることができました。僕は4月から清水エスパルスユースでプレーします。そこでも新しい仲間と世界基準を目指し、要求し合います。

小原悠叶 選手(12期生/中3/チェステレラ鹿児島)
僕は、日常生活でもトレーニングでも自分に自信が持てませんでした。そういう自分のことが嫌になっていきました。そんなとき、コーチから「高い意識を持っている仲間は良い影響を与えてくれるよ」とアドバイスをもらいました。自分を変えたいと思い、朝早く起きてトレーニングしている仲間と共に行動しました。すると「こいつにだけは負けたくない」というライバル心が生まれ、自然にお互いを高め合えるようになっていきました。また、ピッチに早く出てトレーニングを行うために、学校から走って帰ってきていたことで、後輩の中にも学校から走って帰る人が出てきました。自分の行動で周りの人の行動に影響を与えられるようになったことを感じ、自分の行動に自信が持てるようになりました。高校での新しい仲間と良い影響を与え合いながら、プロサッカー選手になるという夢を叶えます。

中山田愛生 選手(12期生/中3/太陽SC熊本玉名)
僕は世界で活躍するゴールキーパーになるため、アカデミーに入校しました。今、世界で活躍している選手はゴールプレーヤーと呼ばれ、攻撃ではフィールドプレーヤーと同じくらい足元のテクニックを持ち、守備では広い範囲をカバーできる能力が必要です。僕は小学校の頃からフィールドプレーヤーとゴールキーパーの両方をプレーしてきました。この経験を生かして、アカデミーのトレーニングではセンターバックと同じように攻撃の起点となり、味方の攻撃時から守備の準備を始め、危険を感じたときには素早く戻ってゴールやスペースを守るプレーができるように取り組みました。このように、アカデミーはチームでないため、様々な経験ができました。フィールドプレーヤーとゴールキーパーを両立してやってきたからこそ、常に関わり続ける大切さを学べました。これからも色々な選手と対戦し、経験を重ね、世界で活躍するゴールプレーヤーになります。

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