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JFAエリートプログラム U-14韓国遠征 ~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~報告
2015年10月23日
10月15日から20日にかけて、JFAエリートプログラムU-14の韓国遠征を実施しました。この遠征はJOC日韓競技力向上スポーツ事業の一環で、2010年より日本と韓国で合同トレーニングキャンプを行っています。
JFAエリートプログラムでは、ナショナルトレセンU-13/U-14の活動とリンクしながら、能力の高い選手に対し良い環境と良い指導を与え、より高いレベルの中で切磋琢磨することで、さらに能力を引き上げることを目的に、「個の育成」と「選手の自立」に働きかけています。
今年度2回目となるキャンプを韓国・パジュで開催しました。U-13での活動から継続し、積み上げています。
今回は、前回(6月@岩手県)招集した選手を参考に、9地域から伸びてきている選手を招集し、目標として、一つ上の年代や、さらに来年立ち上がるU-15代表も意識した中でのキャンプでした。
このキャンプでは韓国U-14代表との親善試合(2試合)をメインとし、できることと課題を確認しました。韓国代表はU-13でチームを立ち上げ、昨年の交流(大分県)では、フィジカルの違いを見せつけられましたが、その差が埋まってきた中で、1対1での対応、テクニックでは優位に立てる場面も多く見られました。
また、動きながらのプレーや関わる事を意識してチャレンジできたと思いますが、逆に関わりが少なくなり、止まったままのプレーになった時にはピンチを迎えることも体感したと思います。そしてセットプレーには課題を残しましたが、選手個々に成果と課題を実感したのではないでしょうか。
期間中は、韓国の選手たちと混合でミニゲームをしたり、グループでの発表、オフザピッチプログラムでは歴史博物館で韓国の歴史にも触れ、実りある遠征になったと思います。
次回は、11月のU-14地域対抗戦を経て、12月に国内でトレーニングキャンプを行います。
選手コメント
浅野太郎 選手
ぼくは、「他国の選手を相手にサッカーをする」という楽しみと、「去年負けた相手だから絶対に勝つ」という思いを持って韓国遠征に参加しました。遠征に参加してみると名前の知らない仲間が数人いたので、積極的にコミュニケーションを取りました。韓国U-14との1試合目は負けてしまい、2試合目は勝つことができました。2試合目終了の瞬間は、全員が良い雰囲気で終わることができて良かったです。これからは今回学んだロングキックやパス1本1本の質を上げることと、コーチングで味方を動かすことや、一つ一つの指示を的確にすること、そして「やるときはやる」ということを大切にして、自チームでも意識してプレーしていきたいです。
大堀亮之介 選手
ぼくは、この遠征で韓国代表相手に自分の力がどれだけ通用するのか試したいと思っていました。実際に試合してみると、セットプレーが強いことと、球際が強いということを感じました。そして一番強く感じたのは、勝つことにこだわっているということです。韓国代表との2戦目では、決勝点を決めたあと、ベンチの方に行ったらみんなが近寄って来てくれて、試合に出ている仲間もぼくのところに来て一緒に喜んでくれたので、とても嬉しかったです。試合では飛び出しのタイミングや運動量は通用しましたが、競り合いや球際などで負けていたところがあったので、足りないところを改善できるように、これから毎日の練習を大切にして、ライバルである韓国に勝ち続けられるよう成長したいです。
田邊光平 選手
エリートU-14に招集された時、ぼくは韓国代表と試合をするということにすごくワクワクしました。実際に韓国代表と試合をして感じたことは、「球際が強い」、「スピードが速い」、「セットプレープレーが強い」ということです。相手に通用したところはもっとレベルアップして、通用しなかったところは次に韓国とやる時に通用するよう日本に帰って練習したいです。これからも韓国は日本のライバルだと思うので、試合をする時は常に勝ち続けます。
スケジュール
10月16日(金) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
10月17日(土) | AM PM |
トレーニング 試合 vs U-14韓国代表 |
10月18日(日) | AM PM |
トレーニング オフザピッチプログラム |
10月19日(月) | AM PM |
トレーニング 試合 vs U-14韓国代表 |