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U-13日本女子選抜、韓国との第1戦は無得点で引き分ける
2015年11月08日
JFAエリートプログラム 女子U-13 韓国遠征 ~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~
2015年11月7日(土)キックオフ 15:30 試合時間 70分(35分×2)
Mokpo International Football Centre Pitch A(韓国)
U-13日本女子選抜 0-0(前半0-0、後半0-0)U-13韓国女子代表
スターティングメンバー
GK:大場朱羽
DF:松久栞南、阿部文音、片野田朱珠、山本柚月
MF:島村美風、河合野乃子、田畑晴菜、善積わらい
FW:木村日咲、伊藤めぐみ
交代
HT 河合野乃子 → 葛西由依
43分 伊藤めぐみ → 島田芽依
43分 木村日咲 → 城和怜奈
50分 大場朱羽 → 野田明日香
51分 田畑晴菜 → 高良琴音
60分 松久栞南 → 今立のどか
60分 善積わらい → 渡邉さくら
60分 島村美風 → 原田和佳
マッチレポート
JFAエリートプログラムの一環として韓国遠征を行うU-13日本女子選抜は7日(土)、U-13韓国女子代表との第1戦を迎えました。
韓国到着翌日の6日は移動などで固まった体をほぐし、午前・午後2回のトレーニングで試合に備えました。夜のミーティングでは、9月に今治で行ったトレーニングキャンプを振り返り、今回のキャンプの目標について淀川監督から話がありました。
第1戦当日となった7日は、午前中にシュートやクロスへの入り方など攻撃に主体をおいたトレーニングを行いました。
午後に迎えたU-13韓国女子代表との第1戦。試合前のミーティングで淀川監督は、「この試合はスタートが大事だ。スタートで相手にのまれたら試合全体がそういう流れになる」と試合への入り方について改めて意識づけをしました。試合全体を通して攻守に関わり続けること、マイボールにしながら前に進めること、ゴールを目指す意識を常に持つこと、高いところからボールを奪いに行くこと、相手のボール状況をよく観て対処することなどポイントを挙げて選手たちに伝え、ピッチに送り出しました。
時折激しく雨が降るなか、日本ボールでキックオフ。韓国が勢いとフィジカルの強さを全面に押し出すなか、丁寧にボールをつなごうとする日本が徐々にペースをつかみます。雨のためにスリッピーになったピッチでのボールコントロールに互いが苦しみます。日本は15分、23分に田畑晴菜選手がミドルシュートを狙いますが、いずれも決まらず。27分には右CKからのこぼれ球を拾った片野田朱珠選手のシュートがクロスバーを叩くなど何度か良い形を作りますが決め切ることができません。後半、互いに選手を交代するなか、54分には左CKからゴール正面ペナルティエリア付近に走りこんできた善積わらい選手がフリーでヘディングシュートを放ちますが、ゴール前で守っていた韓国DFに当たり、ゴールを割れず。その後も2度、3度と日本のFW陣が韓国のディフェンスラインの裏に抜けだしてチャンスをつくりかけますが、いずれもオフサイドの判定となり、韓国遠征初戦は0-0の引き分けで終えました。
8日は午前中に韓国との合同トレーニングを行い、午後は文化交流と、このプログラムならではの特別な一日となります。
監督・選手コメント
淀川知治 監督
初の国際試合となる選手がほとんどで、また天候も厳しいなかでのゲームとなりました。試合の入り方としては、相手の勢いをしっかり受け止めて良い入り方ができたと思います。ところどころ激しいプレッシャーに苦しみ、攻撃が慌ててしまった場面もあり、まだまだ経験を積み重ねることが必要です。またそのような場面でテクニックがぶれてしまったことも課題として残りました。守備に関しては意図的に相手のボールを取ろうとするシーンが多くみられたのは収穫でした。しかし球際はもっと激しく行けたのではないかと思います。選手たちも言っていましたが、失点ゼロでシュートらしいシュートを打たれなかったことは集中してゲームができた証拠ですし、攻撃で良いシーンを作るも決まらず、決定力が課題であることがわかりました。全体的には各選手のチャレンジする意識が強い内容で、外から見ていた私も短く感じたくらい集中して良いゲームになったと思います。
河合野乃子 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
今回の自分自身の目標は「目の前の相手に絶対に負けないで、どんどんチャレンジする」ということでした。実際にプレーしてみると、前からのプレッシャーが速く、身体も強くて驚きました。途中からは身体の強い相手には何人かで囲んでボールを奪ったり、みんなで連携してコンパクトな守備をすることができました。自分自身もボールの移動中に距離を詰めて強く当たることができました。でも奪った後に前に急ぎすぎてしまい、ボールを失ってしまうシーンがいくつかあり、課題が見つかりました。チャレンジするという目標に対しては、シュートが1本しか打てなかったり、スローインの時に攻撃的な受け方ができなかったので、少し意識が低かったと思います。課題をトレーニングから意識し、第2戦で成果を発揮できるようにしたいです。
善積わらい 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
今日は初めての国際試合でした。通用したところ、通用しなかったところを見つけることができたので良かったです。通用したところは、タテへの突破からクロスを上げることができたところです。今回通用したところをいつ、どこでもできるように練習から意識していきたいです。通用しなかったところは、パスの精度です。普段は通るパスが海外では通用しませんでした。パススピードや判断に問題があったと思います。もっと適切な判断をして正確なパスを出せるようにトレーニングしていきたいです。
山本柚月 選手(日テレ・メニーナ)
この試合に向けて、トレーニングでは「前からプレッシャーを掛けてボールを奪う」「ゴール前でシュートを打たせない」「クロスの入り方」という課題に取り組みました。練習では、なかなか相手との距離を詰められなかったり、シュートを簡単に打たせてしまったり、相手がいるクロスだとシュートが決まらなかったりと、良い雰囲気で試合に臨めるのか不安でした。しかし試合になると前線からいい形でボールを奪うこととシュートを打たせないという目標に近い内容で、失点ゼロという結果を残すことができました。ただ、相手のペースに合わせて試合をしてしまい、得点ゼロという課題が残りました。次の試合では成果を継続し、クロスには相手と味方を見てしっかり合わせ、自分たちのペースで試合運びができるよう協力して、今度こそ韓国に勝てるように頑張ります。
大場朱羽 選手(JFAアカデミー福島)
キックオフしてからすぐに、相手のとても早いプレッシャーを感じました。韓国は声が大きくて迫力がありました。この試合で良かったところは無失点に終えられたところと、クロスに対して積極的に前に出られたこと、パスを丁寧に味方につなげることができたことです。また、チームとしても前線の選手が裏によく走りこむシーンが見られました。改善点は、得点を決めきれなかったことと、全体的に焦ってボールを奪ってもすぐに失ってしまったところです。ピッチ外では韓国の選手とコミュニケーションを取って、楽しく触れ合えています。残り3日間悔いの残らないように精一杯やりきります。
スケジュール
11月6日(金) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
11月7日(土) | AM 0-0 |
トレーニング ゲーム vs U-13韓国女子代表 |
11月8日(日) | AM/PM | トレーニング |
11月9日(月) | AM PM |
トレーニング ゲーム vs U-13韓国女子代表 |
11月10日(火) | AM | トレーニング |