ニュース
JFAエリートプログラムU-13 スペイン遠征を実施 U-13マドリードカップを3位で終える
2017年09月21日
JFAエリートプログラムU-13は、9月12日(火)から17日(日)までスペインに遠征し、U-13マドリードカップに出場しました。遠征ではトレーニングマッチを含め、アメリカ、デンマーク、スペイン、フランス、ロシアのチームと8試合を行い、5勝1敗2引き分けで遠征を終えました。
U-13マドリードカップはヨーロッパ各国からパリ・サンジェルマン、ベルダーブレーメン、ユベントス、チェルシーやスペインのレアルマドリード、アトレティコマドリードなど強豪クラブチームも含め32チームが参加し、4チームの8グループに分かれて予選ラウンドを戦い、各グループ上位2チームの合計16チームが上位トーナメントに進出することができます。
エリートプログラムU-13の日本チームは、予選ラウンド3試合を1勝2分けの勝ち点5で1位通過。上位トーナメントに進出した地元のレアルマドリードにも勝利し準決勝まで進みましたが、準決勝ではリトリートしてカウンターを狙う相手を崩しきれずに敗戦。大会は、日本が敗れたロシアのチェルタノーボが、決勝でドイツのベルダーブレーメンを破り優勝しました。日本は3位決定戦でアトレティコマドリードに1-0で勝利し、3位で大会を終えました。また、川崎フロンターレU-15所属の長田澪選手がベストゴールキーパー賞を受賞しました。
次回のエリートプログラムU-13の活動は、12月に行われる国内キャンプとなります。
試合結果
ラウンド16 vs ISHOJ IF(デンマーク)
2017年9月16日(土) キックオフ時間9:30(現地時間) 試合時間40分(20分×2)
Jose Caballero(スペイン/マドリッド)
U-13日本選抜 7-0(前半3-0、後半4-0)ISHOJ IF(デンマーク)
得点
10分 末谷誓梧(U-13日本選抜)
15分 浅井寛大(U-13日本選抜)
16分 斉藤柚樹(U-13日本選抜)
21分 内藤大和(U-13日本選抜)
23分 楢原慶輝(U-13日本選抜)
30分 斉藤柚樹(U-13日本選抜)
39分 斉藤柚樹(U-13日本選抜)
スターティングメンバー
GK:森脇勇人
DF:今村元紀、西野奨太、大間々和輝、松村晃助
MF:松栄風希、浅井寛大、岩田桂立、大輪昂星
FW:斉藤柚樹、末谷誓梧
サブメンバー
GK:長田澪
FP:楢原慶輝、内藤大和、南野遥海、北野颯太、永石大和、大輪昴星、柏木陽良
交代
HT 松栄風希 → 楢原慶輝
HT 末谷誓梧 → 内藤大和
準々決勝 vs Real Madrid(スペイン)
2017年9月16日(土) キックオフ時間13:30(現地時間) 試合時間40分(20分×2)
Jose Caballero(スペイン/マドリッド)
U-13日本選抜 3-1(前半0-0、後半3-1)Real Madrid(スペイン)
得点
22分 末谷誓梧(U-13日本選抜)
31分 末谷誓梧(U-13日本選抜)
35分 失点(Real Madrid(スペイン))
38分 斉藤柚樹(U-13日本選抜)
スターティングメンバー
GK:長田澪
DF:松栄風希、西野奨太、浅井寛大、北野颯太
MF:永石大和、柏木陽良、岩田桂立、内藤大和
FW:南野遥海、末谷誓梧
サブメンバー
GK:森脇勇人
FP:松村晃助、末谷誓梧、斉藤柚樹、大輪昴星、楢原慶輝、大間々和輝、今村元紀
交代
HT 内藤大和 → 斉藤柚樹
HT 永石大和 → 今村元紀
HT 岩田桂立 → 松村晃助
38分 北野颯太 → 大間々和輝
38分 南野遥海 → 楢原慶輝
準決勝 vs FC Chertanovo Moscow(ロシア)
2017年9月16日(土) キックオフ時間18:45(現地時間) 試合時間40分(20分×2)
Jose Caballero(スペイン/マドリッド)
U-13日本選抜 0-2(前半0-1、後半0-1)FC Chertanovo Moscow(ロシア)
得点
19分 失点(FC Chertanovo Moscow(ロシア))
34分 失点(FC Chertanovo Moscow(ロシア))
スターティングメンバー
GK:森脇勇人
DF:永石大和、大間々和輝、柏木陽良、岩田桂立
MF:南野遥海、松村晃助、北野颯太、楢原慶輝
FW:大輪昂星、内藤大和
サブメンバー
GK:長田澪
FP:斉藤柚樹、大輪昴星、松栄風希、末谷誓梧、浅井寛大、西野奨太、今村元紀
交代
HT 楢原慶輝 → 斉藤柚樹
31分 内藤大和 → 末谷誓梧
3位決定戦 vs Atletico Madrid(スペイン)
2017年9月17日(日) キックオフ時間11:00(現地時間) 試合時間40分(20分×2)
Jose Caballero(スペイン/マドリッド)
U-13日本選抜 1-0(前半0-0、後半1-0)Atletico Madrid(スペイン)
得点
25分 斎藤柚樹(U-13日本選抜)
スターティングメンバー
GK:長田澪
DF:今村元紀、西野奨太、柏木陽良、内藤大和
MF:松栄風希、浅井寛大、大間々和輝、南野遥海
FW:斉藤柚樹、末谷誓梧
サブメンバー
GK:森脇勇人
FP:松村晃助、大輪昂星、内藤大和、大輪昴星、楢原慶輝、岩田桂立、北野颯太、永石大和
交代
HT 大間々和輝 → 大輪昂星
HT 松栄風希 → 今村元紀
30分 末谷誓梧 → 楢原慶輝
30分 内藤大和 → 北野颯太
35分 柏木陽良 → 岩田桂立
監督・選手コメント
山橋貴史 監督
今回の活動では各地域から推薦された18名の選手を招集し、スペイン・マドリードで行われるU-13マドリードカップに参加しました。海外のクラブチームと試合をすることで選手たちが経験を積む場としました。我々日本は国内キャンプで取り組んできた、攻守ともに主導権を握るために関わること、攻撃では優先順位を共有して動きながらプレーすること、サポートの距離と角度を判断して数的有利をつくること、守備では積極的にボールを奪いに行くこと、コンパクトな状態からボールを奪うことを目指しました。普段はプレーしていないポジションでの出場となる選手もいましたが、全員がコンセプトとポジションでの役割を意識してプレーしようとしていました。日本は3位決定戦でアトレチコマドリードに1-0で勝利し、3位で大会を終えましたが、この大会期間中、選手からはさまざまな変化が見られたので、この経験が次につながることを期待したいと思います。
長田澪 選手(川崎フロンターレU-15)
今大会、20分ハーフという短い時間での試合で、ワンプレー、ワンプレーの大切さと一点の重要性を改めて感じました。先制したり、された後の時間の使い方など沢山のことを学びました。予選リーグではパリ・サンジェルマン、順位決定トーナメントではレアルマドリード、3位決定戦ではアトレティコマドリードと様々な強豪相手と対戦し、負けなかったことは今後の自信になると思います。また、このような相手との対戦はチームとしても個人としても成長できた部分がありました。チームとしては接戦を何度もモノにし勝ち進みましたが、準決勝の相手、ロシアのチェルタノーボには、日本にいないような物凄いフォワードがいました。その選手にワンチャンスを決められ、僕達は惜しくも決勝に進めませんでした。でも、海外にはこのような選手がいるということを知れたのは、良かったと思います。3位決定戦では、全員が勝ちたいという気持ちを全面に出せたので、その結果、勝ちに繋がりました。個人としてはベストGK賞をとることができました。今でも実感が湧かないのですが、海外の人達に日本人の選手は凄いということを証明できたらいいなと思います。
最後にチームとしても個人としても良い成績を残せたと思いますが、これは決して選手達だけの成績ではなく、僕達を全面的にサポートしてくれた全てのスタッフの方々や、現地でサポートしてくれた方々のおかげです。これからもこの経験をさせてくれた全ての方々への感謝の気持ちを忘れずに、将来は国を代表して世界と戦える選手になりたいと思います。
末谷誓梧 選手(セレッソ大阪西U-15)
ぼくはスペイン遠征で世界レベルを肌で感じ、日本では味わえない貴重な経験をすることができました。大会1日目の予選リーグは、チーム一丸となり何とか一位で予選通過することができました。1日目はコミュニケーションが取れず一人一人のやりたいことがバラバラで上手くいきませんでした。大会2日目の順位決定トーナメント初戦の相手はデンマークのチームでした。朝早くの試合で寒かったけど、試合序盤、前線からの守備などで良い雰囲気を作れ、勝つことができました。2試合目の相手はレアルマドリードということもあり、前半は思うようにいきませんでしたが、後半にチームが勢い付いてからチーム全体一丸となり、勝利しました。3試合目のロシアのチームとの対戦では、自分たちの気が抜けていたこともあり負けてしまいました。この試合の課題は、引かれた相手に対しての攻撃の仕方です。これは日本国内でもあることだと思うので、これから改善して、どんな相手でも勝てるようにしていきたいです。そして最後の3位決定戦には気合いを入れ直して臨み、勝つことができたので良かったです。今回の遠征は一生の思い出になり、今までにない経験をすることができたので、このことを忘れず将来に生かしていきたいと思います。
斉藤柚樹 選手(清水エスパルスジュニアユース)
僕はこのスペイン遠征に参加できてとても良かったです。スペインではたくさんのことを学ぶことができました。スペインに着いた時は、飛行機の時間が長かったので足が固まって動きにくかったけど、練習の中で自分の調子を整えていき、公式戦の時には完全に動けるようにしました。飛行機の中でも、計算してどこで寝ればスペインの生活に慣れる事ができるか、ということも考えなければならなかったので大変でした。色々なことをして、自分の調子が整ったので、今大会では7試合で8ゴール決められました。大会では、ロシアの選手に1点及ばず大会得点王にはなれなったので、悔しかったです。チームとしては、準決勝でロシアのチームに負けたけど、レアルマドリードやアトレティコマドリード、パリサンジェルマンの3チームの強豪に自分が点を取れたので、とても自信になりました。世界には、大きくて強くて速いセンターバックがいて、まだ自分の力が足りないと感じれたのでとても良い経験になりました。これから、世代別の日本代表活動がスタートして、ワールドカップが行われるので、今回の遠征の経験を生かして日本代表に選ばれて、また世界と戦い、自分がたくさんの点を取ってワールドカップ優勝目指して頑張りたいです。
スケジュール
9月13日(水) | PM | トレーニング |
---|---|---|
9月14日(木) | AM/PM | トレーニング/練習試合 |
9月15日(金) | AM/PM | vs AFGオーフス(デンマーク) vs ADアルコルコン(スペイン) vs パリサンジェルマン(フランス) |
9月16日(土) | 7-0 3-1 0-2 |
ラウンド16 vs ISHOJ IF(デンマーク) 準々決勝 vs Real Madrid(スペイン) 準決勝 vs FC Chertanovo Moscow(ロシア) |
9月17日(日) | 1-0 | 3位決定戦 vs Atletico Madrid(スペイン) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定