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「JFAナショナルトレセン 女子U-14」が東日本、西日本でスタート
2017年12月16日
「ナショナルトレセン 女子U-14 東日本/西日本」が12月15日(金)、東日本は鹿島ハイツスポーツプラザ(茨城県鹿嶋市)で、西日本はJ-GREEN堺(大阪府堺市)で始まりました。東日本には北海道・東北・関東・東海・JFAアカデミー福島、西日本には北信越・関西・中国・四国・九州・JFAアカデミー福島から選手が集合。東西それぞれ60名、合計120名の選手が4日間のプログラムに取り組みます。
初日となる15日(金)、体幹トレーニングを実施した後、フィールドプレーヤーは攻撃、GKは攻撃参加をテーマに2時間のトレーニングを行いました。また、夜には、EAFF E-1サッカー選手権 なでしこジャパンvs朝鮮民主主義人民共和国女子代表戦を東日本はスタジアムで、西日本はテレビで観戦しました。選手たちは、目標とするなでしこジャパンの選手のプレーをそれぞれの想いを持ちながら、目に焼き付け、初日を終えました。明日16日(土)からは午前・午後とトレーニングを行っていきます。
コーチ・選手コメント
仲野浩 コーチ(JFAナショナルトレセンコーチ/東急スポーツシステム)
「世界と闘うフットボーラーを目指して!」という合言葉の下にナショナルトレセン女子U-14が東日本と西日本の2か所でスタートしました。選手達は初日、緊張感の中にも“なでしこらしさ”である「ひたむきに、明るく」という部分を表現しようとチャレンジしている印象を受けました。初日のトレーニングでは、「ゴールへ向かう組み立て」をテーマに実施しました。日本のサッカーの生命線でもある、テクニックの質を追求していくために、特に動きながらのコントロールやパスの質についてはこだわりを持って取り組みました。
トレーニングが進む中でゲーム形式になった際には、攻撃の優先順位を意識し、仲間との関わりの中でより良いプレーを選択し発揮することが必要になってきます。今回東日本では、東アジア選手権をスタジアムで観戦する機会を与えていただき、目の前で世界基準を見ることができたことは選手達がトレーニングしたこととも繋がる部分が多くあり、貴重な体験になったはずです。選手達の代表戦を見ている眼差しは2日目以降の活動が充実してくれることを期待できるものでした。ONでもOFFでも世界基準を目指して選手・指導者ともに良い活動にしていきます。
森和奏 選手(東日本/プログレッソ十勝FC U15)
今日から楽しみにしていたナショナルトレセン東日本が始まりました。チームのコーチから、このメンバーに選ばれたと聞いた時、とても嬉しかったし、自分が全国でどれだけ通用するか不安でもありました。初日のトレーニングを終えて感じたことは、周りのみんなのレベルがとても高かったことです。当たりの強さ、アプローチやドリブル、パスのスピードが北海道では実感できないくらい早かったです。また、夜にはなでしこジャパンの試合を初めて観戦し、生で見ないとわからない雰囲気を感じることができました。私は前線のポジションなのですが、岩渕選手はとても上手で、更にDFも全力でやっていたのがすごいと思いました。明日からのトレーニングやゲームでは、自分自身が成長できるように全力でチャレンジしたいです。
貝尾千夏 選手(東日本/マイナビベガルタ仙台レディースジュニアユース)
今日から3泊4日のナショナルトレセンが始まりました。集合後、午後にトレーニングを行いましたが、とても楽しかったです。東日本各地のコーチに教わることができたり、特徴を持った選手とプレーすることができたからです。普段、東北では、守備面で甘いところが少しあっても通用したりしますが、関東や東海地域の選手とプレーをしてみて、少しでも甘いところがあると通用しないと感じました。でも、その中でも、意識を高くもってプレーすることで、ちゃんと通用したところもありました。いろいろな事を考え、チャレンジして、成功や失敗があり、とても楽しかったです。また、夜のE-1選手権観戦では、日本は負けてしまいましたが、試合の中にトレセンで行っているトレーニングの応用があり、ひとつのトレーニングから試合に活かしていくイメージが湧きました。4日間という短い時間ですが、今、サッカーができていることに感謝し、各選手、各コーチを尊敬して、少しでも多くのものを吸収できるように明日からもがんばりたいと思います。
猪瀬結子 選手(東日本/栃木SCレディース)
今日からナショナルトレセンが始まりました。新しい仲間と顔を合わせ、まず攻撃のトレーニングを行いました。私が特に意識したことはふたつあります。一つ目は、味方の動きを見て考え、プレーすることです。3対3や4対4のトレーニングでは、位置がかぶらないようにイメージを共有しながら取り組むことができました。二つ目は積極的にゴールに向かうということです。そのために、ボールを受ける前に周りを見て、ファーストタッチで相手をはずすということも意識することができました。しかし、逆サイドの状況が把握できていなく、狭いところでプレーしていて、コートを広く使えていなかったので、明日からのトレーニングでは、常に周りを見て判断することを意識したいです。また、今日はなでしこジャパンの試合観戦をしました。相手守備陣の意図をかわすパスを出したり、全員がボールに関わっているところなどが印象的でした。もっとパスやコントロール、キック、サポートの質を上げて、世界で戦えるような選手になれるように頑張りたいです。
スケジュール
2017 JFAナショナルトレセン女子U-14 東日本 スケジュール
2017 JFAナショナルトレセン女子U-14 西日本 スケジュール