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JFAエリートプログラム 女子U-13トレーニングキャンプが滋賀県でスタート
2018年03月27日
3月26日(月)、JFAエリートプログラム女子U-13の活動が滋賀県で初日を迎えました。この年代は昨年5月のキヤノン ガールズ・キャンプからスタートし、韓国遠征を経て今回が三回目の活動となります。
初日はびわこ成蹊スポーツ大学にご協力をいただき、ASE(Action Socialization Experience)プログラムを行いました。ASEとは、一人では解決できない課題に対し、メンバーひとりひとりが能力を出し合い、協力し合いながら課題を解決していくことで、社会性を養うことを目的のひとつとしています。エリートプログラム初招集の選手も多く、オープニングの時こそ緊張の様子もうかがえましたが、ASEプログラムがスタートすると、各グループで活発にコミュニケーションを取り合う声が響きました。グループごとにそれぞれ課題に取り組んでいき、約三時間半のプログラムを終えた後は振り返りを行い、仲間と課題に取り組む中で学んだことを確認し合いました。
また、その後は同大学の望月聡氏(元なでしこジャパンコーチ)に指導をしていただきながらピッチでトレーニングを実施。盛りだくさんの内容ではありましたが、選手たちは疲れも見せず、積極的に取り組み初日のプログラムを終えました。
翌27日(火)は午前にトレーニングゲーム、午後はトレーニングを行っていきます。
コーチ・選手コメント
松本克典 ナショナルトレセンコーチ(福島県立大笹生支援学校)
今回、最初のプログラムとしてびわこ成蹊スポーツ大学の協力のもと、ASE(Action Socialization Experience)活動を行いました。「野性の森」と称した森のなかには仲間と協力しなければクリアできない課題がいくつも設置されていました。選手たちは様々な課題を前に、どうしたら解決できるのかそれぞれのグループで話し合いながら取り組みました。「できないかも」と思うような課題に対しても時間をかけて臨み、課題を克服する姿が印象的でした。活動の振り返りでは、「課題解決に必要なコミュニケーションや協力といった要素は自然の中でもサッカーのピッチ上でも変わることはない」と教えていただき、あらためてチームとして戦うために必要な要素を気づかせていただきました。また同大学に勤務されており、今回のプログラムをコーディネートいただいた望月聡氏(元なでしこジャパンコーチ)には、グラウンドに出て「サッカーの目的」といったテーマでトレーニングを行っていただきました。あらためて望月氏をはじめ、びわこ成蹊スポーツ大学関係の方々に感謝申し上げます。
明日からのプログラムの中では今日の「気づき」を大切にして、オン・オフすべての場面で失敗を恐れず積極的にチャレンジしてほしいと思います。
GK 田村亜沙美 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
キャンプ初日は、野外プログラムがメインでした。野外プログラムのゲームは一人では解決できない難しいゲームでした。中でも一番印象に残っているのは「ななめ坂のぼり」です。4メートル近くある壁をみんなで協力し、一番上まで全員登らなければいけないのですが、とても難しく、たくさん時間がかかってしまいました。でも、みんなでアイデアを出し合って成功することができました。このプログラムを通して、協力する大切さ、仲間を信じること、そしてコミュニケーションをたくさんとることができました。ここで身につけたことをこれからの生活で活かしていきたいです。キャンプはあと三日間ありますが、自分の全力を尽くしていきたいと思います。苦手なビルドアップやクロスにもチャレンジして、ひとつでも多くのことを吸収できるように頑張ります。
FP 白沢百合恵 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
野外プログラムは、7~8人のグループに分かれて様々な課題に挑戦しました。どの課題も一人だけではクリアできなくて、仲間と協力してクリアする課題がほとんどでした。その中で、一番印象に残っているのは、4メートル近くある壁を7人全員が登り切る課題です。初めの30分は一人も登ることができず失敗ばかりでした。でみ、全員でたくさん意見を出し合い、何度も挑戦していくうちに少しずつコツがつかめるようになってきて、一人ずつ登っていくことができました。時間は多くかかってしまったけれど、その分、達成感はとても大きかったです。今回のプログラムを通して、一人だけではできないことでも、仲間と協力することで解決できるということが分かりました。これからの活動では、今回学んだこと、体験したことを活かして、充実したキャンプにしていけるように頑張りたいです。
FP 林織羽 選手(ASハリマアルビオンユース/JFAアカデミー堺)
初日はほとんどの選手を知らないところから始まりました。オープニングでは、今回のキャンプの内容を確認し、気持ちを高めました。野外プログラムでは、一人ではできないことが多くありました。どれも最初はうまくいかず計画しては行動しての繰り返しでした。失敗したら反省点を踏まえて次の行動に移しました。自分とは違う意見を仲間から聞き、取り入れて全員でなんとか課題をクリアすることができました。とても達成感があり、また、仲間との友情が深まりました。一つの課題に対して必要だと思ったことはサッカーでも必要なコミュニケーションをとるなどのことでした。野外プログラムのあと、望月さんが教えてくださったトレーニングでは、試合中をイメージして取組みました。時間は短かったですが、たくさんのことを吸収できてよかったです。自分自身の課題はハードワークすることです。このキャンプで学ぶことをチームでも活かせるよう、残り三日間、何事にも挑戦して頑張ります。
スケジュール
3月26日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
3月27日(火) | AM/PM | トレーニング |
3月28日(水) | AM/PM | トレーニング |
3月29日(木) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
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