11月9日(金)、鳥取県鳥取市で女子GKキャンプがスタートしました。2018年度4回目の活動となる今回は、中学生年代から22名が参加。全国から集まったGKが仲間たちと三日間のトレーニングを行います。

初日となったこの日、キャンプは11日に国際試合を控えるなでしこジャパンのトレーニング見学からスタートしました。事前に提示されたテーマを意識しながらトレーニング見学、トレーニング後には、なでしこジャパンのGK池田 咲紀子選手、山下杏也加選手、平尾知佳選手から激励の言葉をもらいました。また、夜のミーティングではグループごとにテーマに沿って視察したことについて、発表を行いました。キャンプ二日目の10日(土)からは2グループに分かれ、午前・午後とトレーニングを行っていきます。

コーチ・選手コメント

安齋和之 ナショナルトレセンコーチ／FC BLOOM
女子GKキャンプ初日は、なでしこジャパンのトレーニング見学という機会に恵まれました。選手たちは目標としているなでしこジャパンのGKトレーニングをピッチ脇で観ることができました。選手たちを事前に6グループに分け、3人の代表GKのプレー分析をするように伝えており、グループで話し合いながら見学していました。トレーニング終了後には、その3人が特別に選手たちを激励してくれました。また、なでしこジャパンGKコーチの大橋コーチからも攻撃参加について助言をいただき、さらに意欲が高まったように感じました。最後に高倉監督からも「みんなにもチャンスがある」と声をかけていただき、選手たちはさらにモチベーションが高まりました。個人的には、福島県出身の監督の下で、福島県出身の遠藤選手がトレーニングしている様子を観ることができ、福島県出身の私としては非常に感慨深いものがありました。ミーティングでは、今回のトレーニングの分析について、与えられたテーマについて発表を行いました。今までのキャンプの積み重ねが生かされており、プレーの前、プレー、プレーした後の局面に分けて分析をし、わかりやすく発表していました。今回の分析結果が必ず明日からのトレーニングに生かされることと思います。このような機会を設定していただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

川幡凪 選手（ちふれASエルフェン埼玉マリ）
初日は、なでしこジャパンのトレーニングを見学しました。GKのトレーニングを中心に見学したのですが、やはり代表のGKの方々はキャッチの質がとても高いと感じました。また、コーチングやポジショニングの質も高く、私もあのようになりたいと思いました。私は足元が苦手で、なでしこジャパンの方々は、パス一本でも味方のことを考えて出していたので、日々のトレーニングから私も意識して、少しずつ苦手を克服していきたいです。明日から本格的なトレーニングが始まるので、今日見学させてもらって良いと思ったことを活かせるように取り組みたいです。また、今回のキャンプで初めて会う選手、以前から知っている選手どちらも積極的にコミュニケーションをとり、より良いトレーニングにしていきたいです。

遠藤有紗 選手（ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ）
今回のGKキャンプは、初日になでしこジャパンのトレーニング見学を行いました。GKの3つの局面である「ボールにプレーする前」、「ボールにプレーしている時」、「ボールにプレーした後」に対して目を向けて分析を行い、夜のミーティングでグループごとに分析結果を発表しました。初対面の選手もいましたが、コミュニケーションをとって発表することができて良かったです。明日からの活動では、今日学んだことを活かして取り組んでいけるようにしたいです。

遠藤花恋 選手（アルビレックス新潟レディースU-15）
今回、初めてGKキャンプに参加しました。初対面の選手が多く緊張しましたが、コミュニケーションを取りながら、憧れであるなでしこジャパンのトレーニングを見学させてもらいました。今回選出された3人の選手は、手元や足元の技術があり、特に手元では、どんなボールでも反応できる構えがそれぞれありました。常に関わり続け、次のことを考えられていたところが印象に残りました。私も、見ている人を安心させられるプレーをし、関わり続けられる選手になりたいです。明日からトレーニングが始まりますが、自分の力を出し切り、楽しんでやっていきたいと思います。これまで関わってきた人たちに感謝して、満足して帰れるようにしたいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。