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2018JFAナショナルトレセンU-14地域対抗戦 全日程を終了
2018年11月27日
11月22日(木)から25日(日)の4日間、「ナショナルトレセンU-14地域対抗戦」が静岡県の時之栖スポーツセンターで実施され、全国から選抜されたU-13、U-14の計316名の選手が各地域を代表して試合を行いました。
最終日には前日までのリーグ戦の結果による順位決定戦が行われ、U-13、U-14共に東海地域が優勝し、全日程を終えました。
また、24日(土)にはリフレッシュ講習会(2018FIFAワールドカップロシア大会TSG報告・試合視察・実技)が実施されました。
ユース育成ダイレクターコメント
山橋貴史 ユース育成ダイレクター
2018年度NTC-U14地域対抗戦が11月22日(木)から25日(日)の日程で開催されました。今年はU-13、U-14ともに東海地域が1位という結果で終了しました。今回もU-13は、少年用ゴールより広く、大人用ゴールより狭い、「中間ゴール」を使用し、地域スタッフからはこの年代のGKに適したゴールサイズであると意見をもらいました。フィールドプレーヤーにとっても、精度の高いシュートが求められ、プレーの質が向上しました。U-13は8人制、U-14は11人制で試合を行い、攻守の関わりが多いゲーム環境でした。両年代とも初日はボールと逆サイドの選手が関わらないこともありましたが、スタッフのコーチングにより徐々に関わりが増え、最終日にはどの地域も選手全員が連携するゲーム展開になりました。今後も常にプレーに関わること、プレーの質を追求していくことに取り組んで欲しいと思います。
ガイダンスでは、映像を見ながらワールドカップロシア大会から世界のサッカーの潮流を選手とスタッフで共有し、地域で取り組んできた活動の成果と課題を対抗戦で確認しました。レクチャーでは、U-17日本代表の森山佳郎監督にアジア選手権の報告を中心に話してもらい、選手たちはたくさんの刺激を受けました。
同時に開催されたリフレッシュ講習会では、試合視察、レクチャー、実技を行い、ワールドカップロシア大会報告と育成への示唆を受けて共有できたと思います。また、今回も審判委員会のご協力で、試合はユース審判の1人制で行いましたが、年々審判の質が上がってきていることを感じています。今回の対抗戦から選手・指導者が、地域に戻ってからも日常の活動でさらに取り組んでもらいたいと思います。最後に今回の地域対抗戦の開催にあたり、多くの関係者の皆様のご理解とご協力に感謝いたします。
選手コメント
中島翼 選手(エスポワール白山FC)
今回の地域対抗戦は普段行っている練習や試合とは違い、プレースピードやパスの精度、フィジカル、プレーの質が自分よりレベルが高いと感じました。その中でも、自分らしいプレーをすることができたと思います。チャレンジして成功したこと、また失敗したことを今後につなげていきたいです。仲間と過ごした4日間とハイレベルのサッカーができて、ものすごくいい経験でした。
市原吏音 選手(大宮アルディージャジュニアユース)
ナショナルトレセンの参加は初めてでしたが、オン・オフともに成長できたと思います。とても恵まれた環境の中でサッカーに集中することができました。今回は「自立」というキーワードを大切にし、監督の指示を待つだけでなく、自分から動く大切さを学びました。また、ガイダンスでは、本田圭佑選手の「1日の行動がその先の運命を変える」という言葉が印象に残りました。しっかりと今回の経験を今後活かしたいと思います。
野村 竜瑚 選手(SSSジュニアユース)
クラブでいつもプレーしているので全国のレベルにふれることがあまりなく、ナショナルトレセンで高いレベルのサッカーをすることができていい経験でした。全国レベルでプレーすることで、通用する、しないプレーがわかり、自分の強みと課題を見つけることができました。チームプレーでは、関わりが多くボールをまわすことができ、攻守に積極的に参加することができました。
リフレッシュ講習会 受講者コメント
受講者(関東)
日本代表の分析、アンダーカテゴリーの考え方、プレーするU-14、U-13の試合を視察することで、縦の繋がりで全体的に理解することができ、とても有意義な講習会でした。山口隆文さんによるワールドカップの報告は、とても具体的でわかりやすかったです。また、自身が生で観て感じたことを対比することによって、より鮮明になり、引き出しが増えて良かったと思います。内山篤さんの講義も、実際に指導する年代に近いところの話でしたので、とても参考になりました。