価値創造ストーリー
Jリーグ
Jリーグは日本サッカーの強化と地域スポーツの振興を目的に、1991年に設立された日本初のプロサッカーリーグです。2021年シーズンは、J1が20クラブ、J2が24クラブ、J3が16クラブの編成となっています。リーグは1993年に10チームで開幕し、現在、J1、J2、J3リーグ等で順位を争っています(J3リーグには、FC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪のU-23チームも参加)。J1リーグの上位3チームには、「AFCチャンピオンズリーグ」の出場権が与えられ、そこで優勝すると各大陸のクラブ王者が集結する「FIFAクラブワールドカップ」に出場することができます。
世界で活躍するJクラブ
年度 | AFCチャンピオンズリーグ | FIFAクラブワールドカップ |
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2007 | 浦和レッズ 優勝 | 浦和レッズ 第3位 |
2008 | ガンバ大阪 優勝 | ガンバ大阪 第3位 |
2011 | 柏レイソル 第4位 | |
2015 | サンフレッチェ広島 第3位 | |
2016 | 鹿島アントラーズ 準優勝 | |
2017 | 浦和レッズ 優勝 | |
2018 | 鹿島アントラーズ 優勝 | 鹿島アントラーズ 第4位 |
2019 | 浦和レッズ 準優勝 |
JリーグU-21選手出場奨励ルール
JFAとJリーグは、2020年の明治安田生命J2リーグおよび同J3リーグにおいて、「JリーグU-21選手出場奨励ルール」を導入することを決定しました。これは、シーズン中におけるU-21年代の日本人選手の総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払うことでU-21選手のリーグ戦出場を促そうというもので、次代の日本サッカーを担う優秀な選手を輩出することを目的に導入するものです。
JFAの技術委員会は2018年のFIFAワールドカップロシア大会後、FIFAワールドカップでベスト4以上の成績を挙げることを目標に、才能のある若手選手がより競争力のある環境で経験値を上げていくことをアクションプランの一つに掲げました。一方、Jリーグも「2030フットボールビジョン」の中で「世界で最も人が育つリーグ」を掲げており、両者が連携して若手選手の育成・強化を図ることで、優秀な選手を途切れることなく育成・強化し、日本代表、Jリーグ共に世界トップレベルの実力を有する存在に成長させたいと考えています。
※本ルールは、新型コロナウイルス感染症への対応のため、導入が見送りとなりました。
概要 | シーズン中の21歳以下の日本人選手総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払う |
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奨励金 | J2:1クラブあたり300万円 J3:1クラブあたり200万円 |
基準値 | J2:年間3,780分以上(目安:90分×42試合) J3:年間3,240分以上(目安:90分×36試合) |
対象大会 | 明治安田生命J2リーグ、明治安田生命J3リーグ(天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会、JリーグYBCルヴァンカップ、J1参入プレーオフ等は含まない) |
対象選手 | 当該年12月31日において満年齢21歳以下の日本人選手 ※特別指定、2種登録選手を含む |
その他 | ゴールキーパーの出場時間は2倍換算する。シーズンを通じて出場時間を算出するため、代表招集やケガ等の場合の時間参入等の特例措置は設けない。明治安田生命J3リーグに参戦するU-23チームは本施策の対象外とする |