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大津が2点差を追い付き首位の鳥栖と引き分ける 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第14節

2022年09月12日

大津が2点差を追い付き首位の鳥栖と引き分ける 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第14節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WESTは9月10(土)と11日(日)に第14節を実施しました。大津町運動公園競技場で大津高校(熊本)とサガン鳥栖U-18(佐賀)が対戦しました。

ピックアップマッチ

大津高校 2-2(前半0-0、後半2-2)サガン鳥栖U-18

前期は黒星が先行した大津ですが、7月10日(日)に行われた第12節の静岡学園高校(静岡)戦以降は、延期となった2試合を含めて、2勝2分と負けなしを維持。「夏休みに選手が成長し、(4位で終えた)昨年のような戦いがようやくできるようになってきた」と山城朋大監督は話します。

迎えた今節の相手は首位を走る鳥栖。MF楢原慶輝選手(#7)とMF福井太智選手(#10)がAFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選に挑むU-19日本代表の一員に選ばれ、不在となる中での一戦でしたが、「2人が帰ってきても、スタメンは安泰ではない。自分自身もポジションを奪ってやるという気持ちで挑みました」と話すFW木戸晴之輔選手(#8)らがハツラツとしたプレーを披露し、立ち上がりから鳥栖が主導権を握って試合を進めました。

16分にはパス回しで左右を揺さぶり、MF林奏太朗選手(#16)がロングシュートを放つなどしましたが、「相手に攻められるのは分かっていたので、失点しないよう意識していた」とDF田辺幸久選手(#12)が振り返る大津の粘り強い守備に苦しみ、スコアレスで前半を終えました。

前半の反省点を生かし、大津DFの背後を狙う意識を高めた鳥栖は後半開始直後の47分にチャンスをつくります。MF坂井駿也選手(#4)のパスから、ペナルティーエリア左を抜けたFW増崎康清選手(#17)がゴール前にボールを入れると、最後はファーから走り込んだFW堺屋佳介選手(#9)が決めて先制に成功。64分にはDF松岡響祈選手(#13)の縦パスを受けた木戸選手が華麗なターンから左足シュートを決めて、2点差としました。

苦しい展開となった大津ですが、FW山下基成選手(#11)が「2失点しても『落ちるな』とみんなで声を掛けてやれていた」と振り返る通り、選手に気落ちした様子は見られません。67分は左サイド高い位置で相手ボールを奪ったMF中馬颯太選手(#13)がそのまま縦に仕掛けて、ゴール前にパスを送ります。前に出たGKよりも先に反応したのは、「中馬がボールを持てばチャンスになると分かっていた」と振り返る山下選手。冷静にGKの股の間を射抜き、1点を返しました。

終盤には「うちの特徴は残り15分で出て来るサイドアタッカー」と大津の平岡和徳総監督が評するMF香山太良選手(#17)とMF岩崎大翔選手(#7)をピッチに投入し、大津の勢いが加速します。すると、90分には香山選手が強引に左サイドを突破し、ゴール前にクロス。「出場機会をもらったので、しっかり1点を取るしかないという気持ちだった」と口にする岩崎選手が豪快に決めて、2-2に追い付いて試合終了を迎えました。

監督・選手コメント

山城朋大 監督(大津高校)
今日は本当に良いゲームができました。九州同士の対決にふさわしいゲームができて、良かったです。夏はとにかく良い遠征ができて、良いチームと試合ができました。本人たちも本気でサッカーに取り組んだ成果が出てきています。今日は特にサガン鳥栖U-15唐津から来たDF坂本翼(#3)が本当によく頑張ってくれました。対人も負けずに身体を張ってくれた。去年の3年生、川副泰樹が古巣を相手にプライドを示したように翼も今日は頑張ってくれました。

FW #11 山下基成 選手(大津高校)
後半は大津のペースで行こうと話している中で、早々に失点しながらも追い付けたので成長を感じました。前期は負けが多かったので、後期はここから巻き返したい。失点が前期よりも少なくなったのはチームとしての成長です。ゴール前の粘り強さを練習からやってきたので、シュートブロックもできるようになってきました。今年は後輩たちのためにも、プレミアに残留することをチーム全員で目標に掲げています。(残留が)少しずつ見えてきているので、最後まで諦めず一戦一戦、戦っていきます。

田中智宗 監督(サガン鳥栖U-18)
見ている人たちは2-0から追い付かれたというところで、残念なゲームと感じると思いますが、選手たちは攻守共によく走ってくれて、非常に良いゲームになったと思います。選手は引き分けに終わり、悔しかったと思いますが、主力選手がいなくてもこれだけできるんだと思った部分もあったはずです。普段は流れを変えるため途中から出ている選手が、プレミアのスタートで出てもこれだけできるんだと思えたのも大きかったと思います。

FW #8 木戸晴之輔 選手(サガン鳥栖U-18)
レベルが高いプレミアリーグだからこそ、一つのミスが失点につながります。もっと技術を高めなければいけないと改めて思う試合でした。チームとして話し合い、映像ミーティングをして、改善できる部分を次の試合までに直します。これからは1試合も落とせないので、勝ち点を少しでも取っていきたい。クラブユース選手権(U-18)での優勝を目指しながら、逃してしまったのでプレミアリーグこそは絶対に優勝したいです。

その他の試合結果

ジュビロ磐田U-18 1-4(前半1-1、後半0-3) 名古屋グランパスU-18
東福岡高校 1-0(前半0-0、後半1-0) ガンバ大阪ユース
履正社高校 試合延期 清水エスパルスユース
ヴィッセル神戸U-18 3-1(前半2-0、後半1-1) セレッソ大阪U-18
静岡学園高校 1-1(前半0-1、後半1-0) サンフレッチェ広島F.Cユース

名古屋グランパスU-18(愛知)はジュビロ磐田U-18(静岡)に先制点を許しながらも、FW遠山湧斗選手(#9)のゴールを皮切りに4点を奪い、連敗を4でストップしました。ガンバ大阪ユース(大阪)をホームに迎えた東福岡高校(福岡)は、83分に生まれたMF吉岡拓海選手(#23)の得点により、1-0で勝利。第8節から負けなしを続けるヴィッセル神戸U-18(兵庫)は、セレッソ大阪U-18(大阪)を3-1で下し、今季7勝目をマーク。静岡学園高校(静岡)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)の一戦は、両者譲らず勝ち点1を分け合う結果となりました。なお、履正社高校(大阪)と清水エスパルスユース(静岡)の試合は9月24日(土)に延期となっています。

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大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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