高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は9月10日(土)と11日(日)に第14節を開催します。

EAST

再開戦となった前節、開幕からの12試合無敗を誇った川崎フロンターレU-18（神奈川）が初黒星を喫しました。依然として首位を堅守しているものの、今節のJFAアカデミー福島U-18（静岡）戦は優勝に向けた仕切り直しの一戦となります。対するAC福島はプレミアプレーオフ出場圏の10位。前節の大宮アルディージャU18（埼玉）戦は先制するもその後3失点で逆転負けを喫しています。守備を立て直して勝ち点を手にしたいところです。

川崎Fを破った流通経済大学付属柏高校（千葉）は、横浜F・マリノスユース（神奈川）と対戦します。第10節から無敗で調子を上げている流経大柏は7位に位置していますが、3位までの勝ち点差はわずかに3。中位から上位に進出するために首位を撃破した勢いを持続させたいところでしょう。前節が延期となった2位の横浜FMは勝ち点差5で首位を追います。川崎Fに待ったをかけることはできるのか、注目が集まります。

3位に浮上したFC東京U-18（東京）は、6位の前橋育英高校（群馬）のホームに乗り込みます。残り9節で首位との勝ち点差は11と厳しい状況ですが、まだまだ優勝の可能性はあります。前節は高体連の強豪である青森山田高校（青森）から逆転勝利を挙げており、チームの士気も高まっているでしょう。対する前橋育英は令和4年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会（インターハイ）で優勝して以降、初めてのリーグ戦を迎えます。インターハイの5試合を1失点で乗り切った強固な守備をベースに勝利を狙います。

その他、横浜FCユース（神奈川）と市立船橋高校（千葉）、青森山田と大宮の試合が行われます。なお、桐生第一高校（群馬）と柏レイソルU-18（千葉）の試合は延期となっています。

WEST

首位のサガン鳥栖U-18（佐賀）は大津高校（熊本）との“九州対決”に臨みます。鳥栖は前節、3位の静岡学園高校（静岡）との上位対決に臨み、4-0の快勝。前半戦から続く連勝を4としています。このままの勢いでシーズン終盤まで突っ走れるでしょうか。対する大津はプレミアプレーオフ出場圏の10位。前節は試合終了間際に同点ゴールを許し、勝ち点3を取り逃してしまいました。残留圏に上昇するには第8節以来の勝ち点3がほしいところです。

2位のジュビロ磐田U-18（静岡）は11位の名古屋グランパスU-18（愛知）との一戦。開幕から上位争いを演じてきた磐田ですが、前半戦の最後に2連敗を喫しています。再開戦として予定されていた前節の清水エスパルスユース（静岡）とのダービーマッチは延期となっており、今節は再び鳥栖を追い掛けるための重要な一戦になりそうです。降格圏に沈む名古屋は延期となっていた第4節の履正社高校（大阪）戦も含めて4連敗中です。4試合とも無得点に終わっており、MF宇水聖凌選手（#8）やFW遠山湧斗選手（#9）の得点に期待がかかります。

3位の静岡学園と7位のサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）の一戦も白熱必至です。開幕当初は白星を重ねた静岡学園ですが、6月以降はやや勢いがトーンダウン。首位との勝ち点差は10と決して小さくはありませんが、再び勢いに乗っていければその背中を捉えることも可能です。一方の広島は開幕から6戦未勝利と苦しい立ち上がりとなりましたが、そこからチームを立て直し、第8節から5戦無敗で順位も中位まで上げてきました。前節の履正社戦も2-1で勝利しており、このまま上昇気流に乗っていきたいところです。

その他、東福岡高校（福岡）とガンバ大阪ユース（大阪）、ヴィッセル神戸U-18（兵庫）とセレッソ大阪U-18（大阪）が対戦します。なお、履正社と清水の試合は延期となっています。

大会期間：2022年4月2日(土)～2022年12月4日(日)

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