暑熱対策・水分補給
熱中症予防
近年、4月下旬頃より夏を思わせるような日が少しずつ増えてきています。このような気温や湿度が高い日の練習や試合では、選手の健康を損ねる原因となる熱中症に対して十分に注意する必要があります。熱中症とは、気温や湿度が高い環境で運動を継続することによって、疲労感や頭痛、嘔吐などの症状を発症することを指します。熱中症のこれらの症状は、体温が正常な範囲を超えて上昇することが原因となって発症しますが、最悪の場合死に至る危険性があります。熱中症が発生する要因は多岐にわたりますが、気象条件だけでなく、暑さに対する身体の慣れが不十分であることも、要因の一つとして考えられています。4月下旬や5月は、湿度はそれほど高くない傾向ですが、気温が上昇する日が増加していますし、6月や7月は気温が上昇する日が増加することはもちろん、梅雨などの影響により日差しがでていなくても湿度が高い日があることから、このような気象条件では、暑さに対する身体の慣れがまだまだ不十分なため、熱中症の発生頻度が高くなります。また、暑さが本格化する前の熱中症指数がそれほど高くない気象条件下でも熱中症が発生することが統計によって示されています。したがって暑さが本格する前であっても、熱中症を予防するための行動は必要不可欠です。是非こちらの動画をご覧いただき、練習や試合中の熱中症対策にご活用ください。
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※育成年代の指導者やフィジカル等のスタッフ、そして選手向けガイドラインは こちら。