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SAMURAI BLUE、6月の活動に伊藤選手が初招集、鎌田選手、堂安選手らが復帰
2022年05月21日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は5月20日(金)、6月のキリンチャレンジカップ2022とキリンカップサッカー2022に臨む日本代表メンバーを発表。鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)や古橋亨梧選手(セルティック)、堂安律選手(PSVアイントホーフェン)らが復帰し、伊藤洋輝選手(VfBシュツットガルト)が初招集となりました。
11月のFIFAワールドカップカタール2022の開幕まで半年。本大会までの活動は6月と9月の国際マッチデー期間と、国内組中心で臨む予定の東アジア4カ国によるE-1サッカー選手権と限られており、その中での今回の4試合は貴重な時間になります。
日本はキリンチャレンジカップ2022では6月2日(木)にパラグアイ代表(北海道・札幌ドーム)、6日(月)にブラジル代表(東京・国立競技場)と対戦。6年ぶりの開催となったキリンカップサッカー2022では10日(金)初戦でガーナ代表(兵庫・ノエビアスタジアム神戸)、その成績により14日(火)には決勝または3位決定戦でチリ代表もしくはチュニジア代表と対戦(大阪・パナソニック スタジアム 吹田)します。
森保監督は、「この4試合でチームのレベルアップを確実にできるようにしたい。ワールドカップへ向けて戦術浸透を図り、オプションを作っていくことをやっていきたい」と話しています。
今回招集された28人のメンバーには、頼もしい顔ぶれが復帰しました。
フランクフルトのUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献した鎌田選手、スコットランドリーグ1部を制したセルティックの古橋選手と同僚の前田大然選手、オランダカップ優勝を手にした堂安選手らが招集され、鎌田選手と古橋選手は昨年11月、前田選手と堂安選手は今年1、2月のアジア最終予選(Road to Qatar)以来の代表活動です。
DF菅原由勢選手(AZアルクマール)も所属クラブで今季レギュラーとしてプレーを続け、昨年5月末のアジア2次予選以来となる約1年ぶりの復帰。東京オリンピック代表メンバーでもあったGK大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)は、2019年12月のE-1サッカー選手権以来となる久しぶりのSAMURAI BLUE選出となりました。
また、冨安健洋選手(アーセナル)も昨年11月以来の招集で、怪我の具合をチェックしながら活動復帰を図る予定です。
初招集の伊藤選手は、シュツットガルトでは今季リーグ戦最終戦でMF遠藤航選手の決勝ゴールをアシストしてチームの1部残留に貢献するなどレギュラーとして今季29試合に出場しました。森保監督の下では2018年にU-21日本代表に選出され、AFC U-23選手権やドバイカップに出場した経験があり、日本代表指揮官は「守備力が格段に上がっている。屈強な相手を止めながらチームの攻撃の起点となる活躍をしていた」と評価しています。
3月の活動から引き続き選出された顔ぶれには、アジア最終予選で4戦連続得点をマークした伊東純也選手(KRCヘンク)や、リバプールのリーグカップ、FAカップの2冠獲得に貢献し、プレミアリーグ優勝の望みをつなぐゴールを決めた南野拓実選手、本大会出場を決めた3月の最終予選オーストラリア戦で2得点を決めた三笘薫選手(ユニオン・サンジロワーズ)、J1リーグでリーグトップの8得点を決めて好調な上田綺世選手(鹿島アントラーズ)をはじめ、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)、遠藤航選手(VfBシュツットガルト)、吉田麻也選手(サンプドリア)らの名前が並んでいます。
森保監督は、「まずはこれまでやってきたコンセプトを、より徹底して発揮できるように、ベースの部分をしっかり浸透させて、より強固にしたい。その上で新しいチャレンジをできれば」と話しています。
チームは5月30日(月)から練習を始め、試合に備えます。
コメント
森保一 (日本代表)監督
今回キリンチャレンジカップとキリンカップサッカーで世界の強豪と試合できることに感謝を申し上げます。ワールドカップ本大会への準備となる4試合で、個とチームがレベルアップできるように、1戦1戦勝利にこだわって戦っていきたい。各試合で、ファンとサポーターの皆さんに喜んでいただけるように戦いたいと思っています。
前回3月の活動から若干メンバーも変わっていて期間も空いているので、まずはこれまでやってきたコンセプトを、より徹底して発揮できるように、ベースの部分をしっかり浸透させて、より強固にしたい。その上で新しいチャレンジをできればと思っています。立ち戻れるベースがなければ力を発揮できません。選手の個の力、そして日本代表としてのチーム力を最大限に発揮すれば、どこと対戦しても自信を持って戦えるように、自分たちのレベルアップを考えていきたい。
鎌田選手と堂安選手は、所属先で自分の存在を常に見せ続けて良いプレーをしていました。タイトルを獲った自信は間違いなく、彼らの力に上乗せされていくと思いますし、さらに貪欲に向上心を見せてくれると期待しています。菅原選手もGK大迫選手もパフォーマンスが良いので招集しました。
大迫(勇也)選手については、コンディションが100%でないと聞いています。代表でも長くチームを引っ張ってきてくれた存在で、プレーできないのは残念ですが、いろんな選手にチャンスがあり、チームの伸び代をさらに増やしてチーム力を上げていくチャンスということも言えます。代わって入る選手には思い切りプレーしてもらい、代表の戦力として成長してほしい。チーム全体のレベルアップには良い機会と捉えて、オプションを作ることと、どの選手がアピールしてくるのかを楽しみに、活動したいと思います。
反町康治 JFA技術委員長
ワールドカップ本大会まであと半年になりました。本大会へ向けて逆算してどう準備するかという段階に来ています。今回の国際マッチデー期間に対戦するパラグアイ、ブラジル、ガーナ、そしてチリかチュニジアとの4試合は、強化として最も大事になると考えています。6月2日は100%で迎えなければいけないので、その前の準備が大事になります。欧州のシーズンが終わる時期でもあり、招集メンバーを早く知ることで準備が加速して整えやすくなると考えて、このタイミングでの発表となりました。
コロナ禍の状況もあり、声を出しての応援は難しいですが、観客の入場制限はありません。できれば多くの皆さんにスタジアムに足を運んでいただき、あるいはテレビ画面を通じてSAMURAI BLUEを応援していただければと思っています。
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