キリンチャレンジカップ2017ニュージーランド代表戦（6日(金)、愛知県・豊田スタジアム）とハイチ代表戦（10日(火)、神奈川県・日産スタジアム）へ向けて調整中のSAMURAI BLUE（日本代表）は、合宿3日目を迎えた10月3日(火)、初戦の試合会場で練習を実施。MF香川真司選手（ボルシア・ドルトムント）やDF長友佑都選手（インテル・ミラン）ら8人が合流して、メンバー24選手全員が揃いました。

前日の激しい雨から一転、晴れ渡った青空の下でピッチに集合した選手たちにヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「目指すべきはワールドカップで勝つこと。そのために、さらに高いものを求める。1試合も負けられない。すごく良い内容で勝ちにいきたい」と強く語りかけました。

約1時間半の練習では、合流日をベースに調整度合によってメンバーを3グループに分けてランニングやストレッチなどを行ない、その後は報道陣に非公開で取り組みました。

この日から今合宿での練習を開始した選手たちは、試合後にクラブで調整してきたという香川選手を除いてリカバリー中心の軽めの内容で早めに切り上げましたが、それ以外のメンバーは途中から室内に場所を移して、ストレッチや体幹強化などを入念に行いました。

また、この日到着したFW原口元気選手（ヘルタ・ベルリン）は、左太もも裏に張りを覚えたため、大事をとって別メニューで調整しました。

今回のメンバーには代表戦出場数が10試合未満の選手が未出場3人を含めて11人。最多出場は長友選手で、2008年に豊田スタジアムでハリルホジッチ監督が率いたコートジボワール戦での代表デビュー以来、97試合に出場しています。

4年前のブラジル大会も経験した長友選手は、「最終的には個人個人のレベルが上がっていかないといけない」と指摘し、「監督も新しい選手を呼んでチャンスや刺激を与えて、今まで代表にいた選手もみんなが危機感を感じていて、一人ひとりにギラギラしたものが出てきているように思う。いい方向に進むのでは」と語っています。

日本がワールドカップ出場を決めた8月末のオーストラリア戦で出場機会がなかった香川選手は、「試合に出ている若手や中堅選手もたくさんいて、僕にとってもチャンス。こういう試合で結果を残して、監督がまた頭を悩ませられるように、一人ひとりがそういう気持ちを持ってやれればいい」と話しています。

6日(金)のニュージーランド戦は19:20キックオフの予定です。

選手コメント

GK 中村航輔 選手（柏レイソル）
本大会への選考で今回の合宿は数少ない機会ですし、それを活かすかどうかは自分次第だと思っています。シュートを止める部分では負けたくないです。（川島選手と東口選手は）日本のトップで何年もやっていて、自分もその二人をなんとか超えていかなければいけないと思っています。自分にも良い部分はあると思うので、二人の良い部分も自分自身で工夫していければと思います。

DF 長友佑都 選手（インテル・ミラン）
ブラジル大会の時は先ばかり見て、だいぶ力んでいました。あの大会前の1年間は自分のサッカーキャリアの中でも状態が良く、その自信が過信に変わっていたのだと思います。そこで足元をすくわれたと感じているので、土台がどれだけ大事か学びました。今自分ができることを精いっぱいやりたいです。次の代表に呼ばれるかどうかという危機感もありますし、その分、日の丸を付けてピッチに立てることがどれだけ誇りで名誉なことか、改めて代表の重みを感じています。

DF 酒井高徳 選手（ハンブルガーSV）
ワールドカップへ向けて1試合1試合、一日一日を大事にしていきたいという思いがあります。与えられた出番で自分がどういう選手なのかを見せつけられるようにやっていきたいです。今、試合に出ている選手たちが結果を出していて、自分は結果を出すことでしか、スタメンを取るということに近づけないと思うので、結果にはこだわっていきたいと思います。

MF 香川真司 選手（ボルシア・ドルトムント）
ワールドカップ1年前のこのシーズンが大事だと、自分の経験で感じています。クラブで結果を出せていいスタートが切れているので、これをベースにやればいいシーズンになります。その勢いや実力をこの2試合でしっかりと証明して、代表に繋げていきたいです。このチームには一人ひとりの良さがあると思います。僕は僕なりのものを出せれば、また違う良さが出せて、さらにチームを上へ持って行けると思っているので、それをしっかりと次の試合でやれればと思っています。

FW 乾貴士 選手（SDエイバル）
監督の求めているサッカーを求めつつ、プラスアルファで一人ひとりが何かをやっていかないと、世界と戦う時には勝てません。監督が言っていること以上のことを一人ひとりが出していけるように、ここでチャレンジしないといけないと考えています。守備の部分では常に勉強しながらやっていて、自分にとってプラスアルファになっていると思います。得点や裏に抜けるところが一番求められていますが、その中で落ち着かせるところは落ち着かせて、FWや右サイドの選手の良いところを出していくことをやっていかないといけないと考えています。 

JFA-TV

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

2017/10/6(金)　19:20 キックオフ(予定)
SAMURAI BLUE vs ニュージーランド代表
愛知／豊田スタジアム
テレビ放送：日本テレビ系にて全国生放送

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2017/10/10(火)　19:30 キックオフ(予定)
SAMURAI BLUE vs ハイチ代表
神奈川／日産スタジアム
テレビ放送：TBS系列にて全国生放送

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10/10(火)　キリンチャレンジカップ2017　神奈川／日産スタジアム

2017/10/10(火) 19:30 キックオフ(予定)　神奈川／日産スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表) vs ハイチ代表

10/22(日)　MS&ADカップ2017　長野/長野Uスタジアム

2017/10/22(日)　16:30キックオフ(予定)
なでしこジャパン(日本女子代表）vs　スイス女子代表
長野/長野Uスタジアム