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ポット苗の植え付け実施レポート ~JFAグリーンプロジェクト 2019年度ポット苗方式芝生化モデル事業~

2019年07月09日

ポット苗の植え付け実施レポート ~JFAグリーンプロジェクト 2019年度ポット苗方式芝生化モデル事業~

2008年から開始した「JFAグリーンプロジェクト ポット苗方式芝生化モデル事業」は今年で11年が経ち、これまで提供してきたポット苗株数は、ピッチ数にして約294ピッチ分になりました。

今回は、2019年度ポット苗方式芝生化モデル事業実施団体の1つである、福島県の「認定こども園ぼだい樹」さんに、ポット苗の植え付けをされる際にお伺いしました。
前日に台風が来ていましたが、当日は天候も回復し、時折出てくる日差しの中、園児・保護者の方々・地元の造園業者さんの皆さんで、無事にポット苗植えを実施することができました。
園長先生のアイディアで、自分で植えた場所が分かるようにと、園児の名前が記載された割り箸を植え付けた場所に設置しました。
園庭を眺める園長先生は「一面青々とした芝生になるのが非常に楽しみであり、芝生に触れ、園児たちに五感で感じてもらえたら嬉しい」と期待を寄せられました。

この「ポット苗方式」による芝生化とは、ポットの中で30日間ほど育てた芝生(ティフトン芝)を田植えの要領で、50cm間隔で植えるもので、2ヶ月ほどでその間隔が埋まり、一面の緑の芝生になります。ティフトン芝は生長が早いため、日常の管理では芝刈りが欠かせませんが、大掛かりな工事をすることなくグラウンドを芝生化できる手法のひとつです。

参加者コメント

寺西俊瑞 園長
令和元年6月28日(金)、日本サッカー協会より7,000株の芝生のポット苗の寄贈と、福島県より植栽に関わる諸費用の補助金の交付を受け、JFA・福島県・白河市の係員の方々の懇切なるご指導のもと、全園児と保護者の手によって1,810㎡に芝生が植え付けられました。
平成23年3月の東日本大震災に伴う東京電力の福島原発の放射能拡散により園庭の芝生が除染のため全面的に剥ぎ取られましたが、除染が進み、放射能の低下が進み、一刻も早く元通りに復元したいと熱望し、白河市を通して事業の採択を福島県に陳情しておりましたところ、幸いにも本年度事業として採択されました。今後夏場を迎えるにあたり、散水等をこまめに行い、早期に美しい芝生が生え揃い、園児が安全で嬉々として遊び、活動出来るよう手入れに精を出したいと思います。本当にありがとうございました。

飯村庄后 PTA会長
JFAグリーンプロジェクトのご支援により、園庭の緑化事業を行うことが出来ました。保護者と子供達が一緒になり苗を植える作業は、普段はなかなか経験できない、とても有意義な時間となりました。
今回苗植えを行った園庭は、子供達にとって生活の一部であり、自分達で植えた苗が成長し、これから緑広がる景色をとても楽しみにしていると思います。そして私達も、子供達が緑の上で走り回る姿を今から楽しみにしております。
ご支援、御協力ありがとうございました。

長潟亜利紗 先生
今回、日本サッカー協会のご配慮に伴う多量の芝苗の提供のもと、園庭の芝生化に取り組むことができました。当日は天候が心配されていましたが、保護者の方にもご協力をいただき、園児と共に親子で苗植えが行われました。事前に穴を空ける作業を行っていたことで、当日のポット苗の植え込み自体は穴に苗を植え、最後に足で踏み込むという作業だったため、簡単に親子で行うことができ、時間もかからず非常に良かったと思いました。また、自分たちで植えた苗には、園児一人一人の名前を記入した目印を立てたことで、植えた達成感と愛情を込められていた姿も見られました。
一刻も早く芝の苗が根づき、外遊びが出来るよう、盛夏の季節を迎えますが、散水等や手入れをこまめに、しっかりと行い、芝生が生き生きと緑に育っていけるよう、園児たちと一緒に見守り、育てていきたいと思います。今回、このような機会を設けていただき、また丁寧なご指導、本当にありがとうございました。

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