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開設から10年が経過したフットサルC級コーチ養成講習会、2018年度のインストラクター研修会を開催

2018年04月26日

開設から10年が経過したフットサルC級コーチ養成講習会、2018年度のインストラクター研修会を開催

4月21日(土)から23日(月)の3日間、東京都のすみだフットサルアリーナにてフットサルC級インストラクター研修会を開催しました。この研修会は、2018年度のフットサルC級コーチ養成講習会を担当するインストラクターを養成するために実施したものです。

今回の研修会では実技カリキュラムのシミュレーションだけでなく、「サッカーC級の指導法」「スポーツ心理学」「フットサルの指導法・メソッド理論」「U-12・U-15年代のフットサル大会分析から見る現状」などの講義とディスカッションを行い、講習会を受講された方々にとってより良い学びの場になるような取り組みを実施しました。

フットサルC級インストラクターは今年新たに3名のインストラクターを迎え、計22名の体制となります。

2018年、フットサルC級コーチ養成講習会は全国各地で計20コースを実施し、約400名のフットサル指導者を養成する予定です。

講師コメント

在原正明 JFAチーフフットサルインストラクター
フットサル指導者ライセンスが設立され10年。国内の指導現場の現実を考慮し、グラスルーツと育成の両立、かつフットサルの国内・国際レベルで要求される厳しいスタンダードへ対抗しうるチームを率いることができるコーチの養成という複数の使命の間で、試行錯誤を続けながら進んできたのがこれまでのフットサルの指導者ライセンス制度でした。昨年度よりフットサル指導者ライセンスもA級からC級までの3つのレベルが確立されたため、今年度からは各レベルの講習会のカリキュラムの一貫性や連携の精度を向上させていくステージへと入っていきます。

今回のC級インストラクター研修では、「なにを」「どうやるか」の2つを軸としてフットサルを始める初期段階において必要となる以下の要素の理解を深めること、共有することを目的として講義および実技を実施しました。

・フットサルのゲーム構造の理解
・プレーヤーのパフォーマンス定義(個人スキルと連携プレーの関係性を主題に)
・基礎スキルの向上のためのオーガナイズ(ドリルの活用方法と手順の明確化)
・認知・予測といった論理的な知性を獲得するためのコーチング
・即興性や直観的プレーといった創造性や主導権を持ったプレー促進のためのオーガナイズ手法
・不確実な状況におけるパフォーマンス発揮のための意思決定型トレーニング手法の理解
・連帯感醸成のための選手間、コーチ-選手間、コーチ間の社会関係性のための取り組み

またコーチのパフォーマンス向上のためのワークショップも実施し、そこでは「タレント」「目標とコストの関係性」「学ぶことの定義」「意思決定とパーソナリティの関係性」「リーダーとリーダーシップの違い」などについて言語技術の活用を意識しながらの議論を実施しました。これらは、コーチ、インストラクターといった指導者であり教育者である立場の本質的な役割の理解を深める上で私たちにとっても重要な時間となりました。

フットサルというまだまだ新たな仲間を必要としているスポーツの第一線を担ってくださる数多くの現場のコーチの皆様にとって、日々の活動の助けとなる知識やスキル向上のための自己研さんの場を提供できるよう、インストラクター陣は入念な準備を行ってきましたので、是非ともフットサル指導者ライセンス講習会へ多くの方に参加してくださることを期待しております。

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