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名古屋が清水和也擁するタイ・ソンナムを破り、3大会ぶりのアジア制覇に王手!~AFCフットサルクラブ選手権タイ2019~

2019年08月16日

名古屋が清水和也擁するタイ・ソンナムを破り、3大会ぶりのアジア制覇に王手!~AFCフットサルクラブ選手権タイ2019~

AFCフットサルクラブ選手権タイ2019は15日(木)、バンコクアリーナで準決勝の2試合を行いました。3大会ぶりのアジア制覇を目指すFリーグ王者の名古屋オーシャンズは、日本代表FP清水和也選手を擁するタイ・ソンナムFC(ベトナム)と対戦しています。

前回大会では準々決勝で対戦し、延長戦の末に2-3で敗れていた名古屋にとっては、その雪辱を晴らす一戦でした。名古屋の先発は、GK関口優志選手、出場停止明けのキャプテンFP星龍太選手、FP吉川智貴選手、FPペピータ選手、FP星翔太選手です。一方、タイ・ソンナムではここまで大会通算7得点を挙げて大会得点ランクでトップに立つ、FP清水和也選手が先発していました。

開始直後にペピータ選手が放ったシュートがクロスバーを直撃した名古屋は、終始、攻勢に試合を進めることとなります。前日のバモスFC(インドネシア)戦(〇3-1)では、引いた相手に対して思うようなフットサルが展開できなかった名古屋でしたが、この試合では序盤からプレッシングがハマり、自分たちの狙いとするフットサルが展開できました。

前半5分には、左サイドから吉川選手がドリブルで仕掛けてボールを前線へ運び、折り返します。これを受けたペピータ選手が左足でGKのニアサイドを抜くシュートを決めて、チームに先制点をもたらしました。

今大会通算6得点目を決めた元ブラジル代表選手の勢いは、止まりません。アグレッシブなプレッシングでタイ・ソンナムの選手たちにプレッシャーをかけてボールを奪い、何度もチャンスに絡んでいきます。そして前半16分には、ハーフウェーライン付近から吉川選手が前方に入れた浮き球のボールに反応し、利き足とは逆の右足でシュート。このシュートが再びゴールに決まり、名古屋がリードを広げました。

後半に入っても名古屋の守備は安定し、清水選手にほとんどボールが入らない展開が続きます。清水選手もポジションを変えながらなんとか攻撃を組み立てようとしますが、名古屋の寄せが上回る時間帯が続きました。

ところが後半6分、攻撃をビルドアップしようとしたところでパスミスが生じてしまい、相手にセットプレーを与えてしまいます。ここから1失点を喫して1点差に詰め寄られました。

粘り強く戦ってくるタイ・ソンナムに苦しめられた名古屋でしたが、後半13分には橋本優也選手のドリブルを止めようとした相手選手が2枚目の警告を受けて退場となります。これで数的優位を得た名古屋は、星翔太選手が追加点を挙げて3-1としました。その後、タイ・ソンナムはパワープレーに出てきましたが、名古屋は集中を切らさずにリードを守り抜き、3-1で勝利。前回大会の雪辱を晴らして、見事に決勝進出を決めました。

ここまで予選から全試合勝利を収めてきた名古屋オーシャンズ。決勝ではグループステージでも対戦したメス・サンガン・ヴァルガザンと対戦することになりました。果たして4度目のアジア制覇を成し遂げることができるか、注目の一戦は17日(土)日本時間20時にキックオフを迎えます。

監督・選手コメント

フエンテス 監督(名古屋オーシャンズ)
タフで非常に難しいゲームでしたが、今はとても嬉しい気持ちでいます。両チームがしっかりとフットサルに取り組んだチームだったため、戦術的、戦略的な駆け引きが非常に多くあった試合になりました。私たちは次の決勝戦のために戦ってきました。決勝では全力を出し切れたチームが勝つでしょう。一つひとつの球際の勝負、一つひとつのディフェンス、すべてを出し切り、悔いのないようにしたいと思います。

FP #6 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
僕だけじゃなくて、みんな昨年負けた悔しさをもっていましたし、気持ちのこもった良いゲームができたなと思いました。試合の入りから強く行きながらも、そのテンションを常に保てるように意識して試合に臨みました。清水和也選手もしっかりと抑えることができました。彼だけを意識したわけではありませんが、一番気を付けないといけない選手だったので、できるだけそこにボールを入れさせないように戦えました。メス・サンガンには予選で勝っているので、さらに難しい試合になると思いますが、楽しみたいと思います。

FP #7 安藤良平 選手(名古屋オーシャンズ)
僕たちは二度と同じ相手に負けないということを、証明できて良かったです。どの相手に対しても、名古屋オーシャンズはディフェンスで主導権を握れるチームです。前回大会で負けた相手と1年ぶりに戦えるということで、非常に気合いが入っていました。後半、少し相手にリズムを作られた時間帯も、しっかりと耐えることが出来ました。決勝戦はどちらが来たとしても勝つだけです。

FP #12 清水和也 選手(タイ・ソンナムFC)
悔しいですね。想像以上に名古屋オーシャンズの圧力を感じました。今大会で一番の圧力でしたし、前線で待っていてもボールが来ない状況が続きましたし、その流れを止めようとして降りてきても裏のスペースを消されていたので、やりたい攻撃が全然できませんでした。今日の試合はゴールが遠かったですが、幸いにもまだ3位になることができるチャンスが目の前にあるので、すぐに気持ちを切り替えて、最後の1試合に集中をしたいと思います。

AFCフットサルクラブ選手権タイ2019

大会期間:2019/08/07(水)~2019/08/17(土)
会場:タイ/バンコクフットサルアリーナ

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