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9戦無敗の立川・府中、北九州との対戦で敗戦。すみだと町田の“東京ダービー”は勝点を分ける結果に【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】
2020年12月08日
Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の5試合が、12月5日、6日に行われました。
9戦無敗と好調の立川・府中アスレティックFCは、ボルクバレット北九州をホームに迎えました。序盤から両者とも先制点を狙い激しい攻防を繰り広げると、6分、自陣からのロングパスを受けた小林謙太選手のアシストで樋口岳志選手がゴールし、北九州が先制に成功します。その2分後には清水誠也選手が追加点。さらに13分には先月Fリーグデビューを果たしたばかりのチャオ・パルメイロ・クリスチャン選手のラストパスを受けたウーゴ・サンチェス選手がゴールし、北九州がリードを広げます。0対3で第1ピリオドを終えた立川・府中は、第2ピリオド序盤から積極的に攻撃を仕掛けると25分、右サイドから中央に切り込んだ皆本晃選手が相手FPを翻弄するボールさばきを見せ自らゴールし、1点を返します。このまま勢いに乗りたい立川・府中でしたが、その後は北九州の粘り強さに苦しみ失点を重ねてしまいます。試合終盤にはパワープレーの流れから新井裕生選手が1点を追加しますが、追撃及ばず3対7で試合終了。立川・府中はおよそ2カ月ぶりに敗戦を喫しました。
フウガドールすみだとペスカドーラ町田の“東京ダービー”は1試合を通し、すみだが51本、町田が38本ものシュートを放つ乱打戦に。どちらも譲らぬ攻防を見せ、4対4で勝点を分ける結果となりました。また、この試合ではキックオフ前とハーフタイムに吉本興業所属の芸人「キャベツ確認中」と「ナミダバシ」が登場。観客にクラブマスコットを模したバルーンをプレゼントするなど、会場を盛り上げました。5連勝中のバサジィ大分は、アウェイでボアルース長野と対戦。今季2勝目を狙う長野に対し、試合巧者ぶりを見せゴールを量産した大分が9対1で大勝を収めました。
また、この週に行われたFリーグの各試合では、11月25日に急逝された元サッカーアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏に向け、黙祷が行われました。
監督・選手コメント
馬場源徳 監督(ボルクバレット北九州)
ここ数試合で自分たちが取り組んできたこと、改善を目指していたことが結果に直結した試合だと思います。改善すべきポイントと向上してきたポイントをしっかりと組み合わせいい試合運びができ、各ポジションの選手が責任を果たしたことが勝利につながりました。全員がしっかりと取り組んだこの3週間の結果が実った試合だと思います。立川・府中とは昔から交流があり、お互いの手の内を分かった状態で対戦をしました。対策を行う必要がないほど相手のことは知っているので、この試合ではスカウティングをするよりも自分たちのフットサルをしっかりと選んで行うことを目指し、やるべきことの中から相手の長所を消すという戦い方を選びました。
山田マルコス勇慈 監督(立川・府中アスレティックFC)
9試合無敗が続いたその最初の1戦が、北九州との対戦でした。そういったことも含めて振り返ると、いろいろと考えさせられる試合となりました。ジョー選手が負傷しこの試合に出場できませんでしたが、このチームにはポテンシャルがあります。しかし、新しい課題も見えた試合でした。馬場監督は一流の指導者で彼に真っ向勝負を臨んだ結果でもあり、北九州が素晴らしいチームだということは間違いありません。しかし、自分たちのプレーを出すことができず、試合を運べなかったことには不安を感じました。全力でいいプレーをした結果負けてしまうのと、自分たちらしさを出せずに負けてしまうのは違うので、監督として反省しています。
小島義瑛 選手(ボルクバレット北九州)
ここ数試合、勝ち切れない試合が続いていて、勝ちたい欲がありながらうまくいっていないということは分かっていました。そこに練習からしっかりと取り組めた結果が勝利に結びついたので、選手全員にとって自信がつく一戦になりました。試合前からシンプルに戦おう、原点に立ち返ろうという話をしていたので、そういったプレーが第1ピリオドから随所に出ていたことが3得点につながったと思います。自分たちは守備から入っていく戦術を取っているので、守備の部分でも全員が同じ方向を向いて戦えたと思います。特に第1ピリオドではピンチらしいピンチがなかったので、(GKの)自分も助かりました。ここで満足せずに次に向けて走っていきたいと思います。
上村充哉 選手(立川・府中アスレティックFC)
9試合無敗が続いていたので、どこかで自信が過信に変わってしまっていたのかもしれません。その9試合も圧倒的に試合をしてきたわけではないので、また原点に戻って次の試合に向けて全員で厳しくトレーニングをしていかないといけないと思います。1点を返してから勢いに乗ろうとしすぎてしまい、いつもなら自分たちができていたことが正確に行えませんでした。そしてカウンターから失点してしまったので、勝者のメンタリティ、自分たちが普段できていることを確実に正確に行えるようにしていかないといけないと思います。
Fリーグ2020-2021 ディビジョン1
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