“柏ダービー”を制した流経大柏がプレミア残留を決める 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第21節
2022年11月28日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EASTは11月26日(土)、27日(日)に第21節が開催され、各地で熱戦が繰り広げられました。日立柏総合グラウンド(人工芝)では、柏レイソルU-18(千葉)と流通経済大学付属柏高校(千葉)が対戦しました。
柏レイソルU-18 0-1(前半0-0、後半0-1) 流通経済大学付属柏高校
第20節を終えた時点で柏は勝ち点22、プレミアプレーオフ出場圏内の10位。流経大柏も勝ち点23の8位と予断を許さない状況で、今節の“柏ダービー”は残留を争うチーム同士の直接対決となりました。
立ち上がりからアグレッシブな動きを見せたのは流経大柏でした。ボールを持つ相手最終ラインの選手に対して猛チャージをかけ、ボールを奪えばすかさずショートカウンターを仕掛けていきます。
主導権を握ったところで、先制点は自陣からのロングパスが起点となって生まれました。6分、DF萩原聖也選手(#3)が右サイドから長いボールを入れると、「1本目のシュートは自分が打つと決めていた」というMF佐藤瑠河選手(#13)が前線で収めて右足を一閃。ドライブ回転のかかったボールがネットに突き刺さりました。
その後も流経大柏のペースは変わらず、前半は大半の時間が柏陣内で展開されました。スコアは1-0でしたが、シュート数は流経大柏の6本に対して柏はゼロと一方的な内容でした。
柏の酒井直樹監督は、「ボールを扱うのが得意な選手を入れて時間をつくる」ために、後半立ち上がりからMF中村拓夢選手(#8)とFW関富貫太選手(#46)を投入しました。中村選手が左サイドで起点をつくり、関富選手は前線を自由に動き回りながら攻撃を活性化させていきます。72分には189センチの長身FW近野伸大選手(#18)を入れてゴール前でのパワーを強めましたが、流経大柏の守備陣は最後まで集中を切らさずに耐え抜きます。
そして、3分間のアディショナルタイムが過ぎて試合終了の笛が吹かれた瞬間、流経大柏のプレミアリーグ残留が決まりました。敗れた柏は10位のままで、最終節の横浜F・マリノスユース(神奈川)戦に残留を懸けることになりました。
酒井直樹 監督(柏レイソルU-18)
事前に行われた試合の結果を見ていて、ここで勝てば自力で残留できる局面だったのですが、過剰に意識した部分があったのかなと思います。いつもならできるはずのプレーが、判断が遅れてしまったり、焦りがあったりして、なかなかうまくいかない部分がありました。ただ、まだあと1試合あるので、しっかり切り替えなければなりません。レイソルの名前を背負って責任を持って戦い、次のゲームに勝つためにいい準備をしたいと思います。
MF #10 モハマド ファルザン佐名 選手(柏レイソルU-18)
勝たなければならない試合で、絶対に勝つんだという気持ちを全員が持って戦いましたが、序盤に失点してしまい、自分たちの攻撃もうまくいかず、勝てなかったのがとても悔しかったです。相手は前からプレスをかけてくるチームなので、最終ラインでそのプレスをはがして前進していくというプランで、はがすところまではうまくいったのですが、前に進むことができなかった。自分としても、もう少し縦パスを増やしたかったです。
榎本雅大 監督(流通経済大学付属柏高校)
今シーズンを象徴するような、我慢強く戦わなければならない試合でした。選手たちには大きなプレッシャーがかかっていたと思いますが、しっかりと向き合ってくれました。自分たちが1年間やってきたことの総決算だと思っていたので得意な形で戦いましたが、先制点を奪えたことで、より自分たちらしくプレーすることができました。プレミアリーグ残留が決まりましたが、この舞台で戦い続けることには大きな意義があると思っています。
MF #13 佐藤瑠河 選手(流通経済大学付属柏高校)
第4節の試合で柏さんに負けていて、絶対に負けられない気持ちがありました。今回はシーズン終盤の残留争いでの戦いとなり、厳しい想いもありましたが、逆に楽しみな部分もあって、試合自体は楽しむことができました。ミーティングから「最終ラインの裏を狙っていけ」と言われていましたし、シュートの1本目は絶対に自分が打とうと思っていました。実際にその状況になり、しっかり足を振った結果がゴールになったので良かったです。
横浜F・マリノスユース 4-4(前半2-1、後半2-3) 川崎フロンターレU-18
市立船橋高校 0-0(前半0-0、後半0-0) 桐生第一高校
JFAアカデミー福島U-18 0-1(前半0-1、後半0-0) 青森山田高校
大宮アルディージャU18 2-0(前半2-0、後半0-0) 前橋育英高校
FC東京U-18 4-2(前半1-1、後半3-1) 横浜FCユース
横浜F・マリノスユース(神奈川)と川崎フロンターレU-18(神奈川)の上位対決は、6分にFW横山俊介選手(#44)のゴールで横浜FMが先制しますが、その後、点の取り合いに発展し、4-4で引き分けに終わりました。市立船橋高校(千葉)と桐生第一高校(群馬)の一戦は最後までゴールが生まれずスコアレスドロー。JFAアカデミー福島U-18(静岡)と青森山田高校(青森)の対戦は、6分にDF西脇虎太郎選手(#3)のゴールで青森山田が先制し、これが決勝点となりました。大宮アルディージャU18(埼玉)は前半に2得点を挙げて前橋育英高校(群馬)を2-0で破りました。FC東京U-18(東京)は8分のFW山口太陽選手(#26)のゴールを皮切りに4得点を挙げ、横浜FCユース(神奈川)から勝ち点3を奪取しました。
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— 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ (@jfa_u18) November 27, 2022
%F0%9F%94%B4EAST 第21節(11/27)%F0%9F%94%B4#市立船橋 0-0 #桐生第一#AC福島 0-1 #青森山田
#大宮 2-0 #前橋育英
#FC東京 4-2 #横浜FC#柏 0-1 #流経大柏
結果詳細はこちら%F0%9F%94%97https://t.co/Y65xFaqUYE#高校サッカー pic.twitter.com/GY9cEZgQv6
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— 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ (@jfa_u18) November 27, 2022
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%E2%9A%BD️順位表%E2%9A%BD️(11/27時点)
1%E2%83%A3 #川崎F
2%E2%83%A3 #横浜FM
3%E2%83%A3 #大宮
4%E2%83%A3 #FC東京
5%E2%83%A3 #青森山田
6%E2%83%A3 #横浜FC
7%E2%83%A3 #前橋育英
8%E2%83%A3 #流経大柏
9%E2%83%A3 #市立船橋
1%E2%83%A30%E2%83%A3 #柏
1%E2%83%A31%E2%83%A3 #AC福島
1%E2%83%A32%E2%83%A3 #桐生第一
詳細はこちら%F0%9F%94%97https://t.co/4ZZTNi2D0B#高校サッカー pic.twitter.com/53pb2WutLT
大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)