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各グループで熱戦が繰り広げられる JFA 第23回全日本O-60サッカー大会
2023年05月13日
JFA 第23回全日本O-60サッカー大会が5月12日(金)、宮崎県宮崎市で開幕しました。大会初日には全16チームがそれぞれ1次ラウンドの第2節までを戦いました。
4つすべてのグループともに、激戦となっています。初戦から緊迫したのがグループBでした。第1節の2試合はともにスコアレスドローで、初戦を終えた時点では4チームが横一線。第2節は白黒がつき、横須賀アズール60(関東2/神奈川)が、2015年と2018年大会を制した兵庫県シニア60選抜(関西1/兵庫)を得失点差でリードして首位に立ちます。ただし、全チームに突破の可能性が残されており、最後まで気が抜けません。
グループAでも2チームが1勝1分けで並んでいます。宮崎ドリームフットボールクラブ(開催地/宮崎)は開始1分足らずの先制点などで3-0と好発進。ただし第2節は得点を奪えずに引き分けており、アルフット安曇野シニア(北信越/長野)に得点数や失点数に至るまで、すべてのスコアで並ばれました。両チームは最終節で直接対決しますが、引き分けに終われば3位のシニア岡山FC(中国2/岡山)が逆転突破する目も残されています。
大会常連や優勝チームが集ったグループDでは、PET60(関東1/東京)と福岡飛び梅60SC(九州/福岡)が連勝し、最終節の直接対決にグループ突破を懸けます。まさに見逃せない一戦となりそうです。
グループCでは静岡県選抜O-60(東海/静岡)が連勝で抜け出しましたが、他の2チームにも突破の可能性が残ります。それぞれ隣り合ったピッチで、得失点差も気にしながらの最終節になりそうです。
選手コメント
中山新吾 選手(宮崎ドリームフットボールクラブ)
試合開始直後に得点できるなんて、思ってもいませんでした。結構アシストはするのですが、こんなに早く得点の順番が回ってくるとは思いませんでした。シュートがゴールに吸い込まれるシーンには、こんなに気持ちいいものなのかと感じました。教員チームでプレーして、国体、マスターズと、いずれも地元開催の大会で優勝し、当時のメンバーと今回は20年越しの日本一を狙っています。今大会のボールボーイには教え子もいますので、熱くサッカーをする姿を見せたいと思っています。
望月清志 選手(FCプリメーロ福島レジェンド)
2007年の滋賀国体で優勝したメンバーが、新しい選手を迎えながらプレーを続けています。毎週の試合が練習代わりという状況ですが、これだけの人数が集まり続けているのはすごいと思います。今回は同組になった強豪の兵庫に負けないように頑張ろうと話していて、1失点に抑えたものの、負けてしまいました。ただ、攻められると苦しいのですが、見せ場が増えるのはGKとしてうれしいです。相手が懸命につないできた攻撃を最後に弾いたり止めたりするのは面白いです。あとは、勝てるようにしたいですね。
田中公基 選手(2018 ニコルスシニア)
静岡のチームと対戦する初戦で頑張らないと苦しくなるだろうと思っていたのですが、一歩届きませんでした。1点差で、こちらも何度かチャンスがあったのですが、内容的にも悔しい負けになりました。私はO-50で全国大会に出られましたが、関西の予選を勝ち抜くのは大変なんです。今回、チームとしてO-60で初出場でき、天気も芝生も素晴らしい大会を楽しんでいます。楽な展開にして選手全員が出られるように、2日目以降の試合も頑張ります。
刀山雅彦 選手(広島県シニア60合同チーム)
強敵ぞろいの厳しいリーグだと分かっていましたが、自分たちの力を出そうと頑張りました。勝敗も大事ですが、厳しい勝負をしないと自分たちのためにはなりません。今回は、若いメンバーも多く連れてきているので、次回以降のチャレンジのためにも良い経験にもなると考えていました。経験を持ち帰って次を目指すきっかけにもしたいですし、少しでも地元に良い報告ができるように、2日目以降も頑張ります。
大会期間:2023年5月12日(金)~2023年5月14日(日)
会場:宮崎県/アミノバイタルトレーニングセンター宮崎、シーガイア スクエア1、国際海浜エントランスプラザ
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