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昇格組の名古屋が米子北を破り3位に浮上 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第6節
2018年06月25日
ピックアップマッチ
名古屋グランパスU-18 3-1(前半1-0、後半2-1)米子北高校
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグWESTは6月23日(土)と24日(日)に第6節が行われ、名古屋グランパスU-18(愛知)と米子北高校(鳥取)が24日(日)に愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで対戦しました。
序盤から試合の主導権を握ったのは名古屋でした。FW石田凌太郎選手(#17)が「相手はブロックを敷いていたので、無理に中央を攻めても崩せない。相手を広げた状態から中央を意識していた」と振り返るようにピッチの幅を使ったボール回しから縦パスを狙い、名古屋がチャンスをつくりましたが、DF横山凌雅選手(#32)を中心とした米子北の身体を張った守りを崩し切れません。それでもサイドで数的優位をつくり、チャンスをうかがい続けると、25分にはコンビネーションで右サイドを攻略。最後は左から中央へと走り込んだMF成瀬竣平選手(#8)がシュートを決めて、試合を動かしました。
名古屋は守備でも、前からの連動したプレスで米子北に攻撃する隙を与えず。自陣まで持ち込まれても、「試合を重ねるごとに反応が良くなり、たくましさが増している」と古賀聡監督が称えるDF鷲見星河選手(#30)らが着実に跳ね返し、シュートを打たせません。
後半に入ってからはこう着状態が続きましたが、名古屋に追加点が生まれたのは78分でした。右サイドでボールを持ったMF田邉光平選手(#14)が逆サイドの成瀬選手に大きく展開。成瀬選手のボールキープから、大外を上がったDF井上亮雅選手(#13)にボールが渡りゴール前にクロスを入れると、最後はMF村上千歩選手(#18)が合わせて、ゴールネットを揺らしました。
後がなくなった米子北は80分に途中出場のMF原田海選手(#11)が左サイドから中央に切り込み、追撃弾をマークします。ここからは同点ゴールを目指した米子北が攻撃のギアを上げましたが、90+2分には「失点はしたけど守備陣が頑張ってくれていたので、僕らが守備のスイッチになれば負担を減らせると思った」と試合終盤になっても前線からの守備を続けた石田選手が、スピードを生かして右サイドを突破。最後は豪快なシュートをたたき込むと、そのままタイムアップを迎え、名古屋が3-1で勝利しました。
監督・選手コメント
古賀聡 監督(名古屋グランパスU-18)
勝ちはしましたが、中盤で優位な状況をつくりながらも、そこから仕掛ける選手が少なく、攻め切ることができませんでした。失点のシーンに象徴されるように集中力の欠如と対応の甘さが90分の中で多く見えたゲームでもありました。中断期間中に行った日本クラブユース選手権の予選は、どの試合も厳しい試合になったものの、我慢すべきところと勝負すべきところをしっかりと対応できたのですが、今日は隙だらけのゲームになりました。しっかり反省と修正をして、次の試合に挑んで欲しいです。
FW #17 石田凌太郎 選手(名古屋グランパスU-18)
練習で主力2人が怪我をしてしまったので、2人の分まで結果を出したいと思って試合に挑みましたが、前半も後半もチャンスを決められずに時間だけが過ぎました。(相手の)最終ラインと勝負するための力が足りないということを改めて感じましたし、練習からもっとボランチの選手と意思を合わせていかないとプレミアリーグのような高いレベルでは通用しないと思います。それでも、終了間際にゴールを奪えたのはうれしいです。ユースで結果を出せば、トップチームに関われると思うので、もっと結果に拘っていきたいです。
中村真吾 監督(米子北高校)
先制点を奪われてからは守備で相手をはめることができたり、上手く守れる時間がありました。球際の所で上手くボールを奪える場面もありましたが、対応が遅れた時の対処の仕方が良くない場面も多く見られたのは課題です。一方これまで、スタメンで出たことがなかった選手が経験を積めたことは大きな収穫でした。次の対戦は、プレミアリーグに昇格する前から練習試合をしてもらってきた広島ユースです。こうした舞台で対戦できるのは楽しみなので、今節以上にサイドの守備を意識して挑みます。
DF #32 横山凌雅 選手(米子北高校)
最初はすごく緊張していたのですが、先輩たちが「リラックスしろよ」と声を掛けてくださいました。相手のレベルも高かったのですが、今週練習でやってきたブロックを敷くことを意識した守りや自分のストロングポイントである身体を張った守りができました。ただ、試合終盤に集中力を欠いたことが課題だと思うので、また来週に向けて練習していきます。今はチームが降格圏内にいるので、守備から立て直して、残留圏内まで引き上げたいです。
その他の試合結果
セレッソ大阪U-18 0-3(前半0-3、後半0-0)サンフレッチェ広島F.Cユース
ヴィッセル神戸U-18 0-4(前半0-1、後半0-3)京都サンガF.C. U-18
東福岡高校 1-1(前半1-1、後半0-0)阪南大学高校
ガンバ大阪ユース 延期 アビスパ福岡U-18
セレッソ大阪U-18(大阪)とのアウェイゲームに挑んだサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、MF大堀亮之介選手(#14)の先制点を皮切りに3点を奪い、3勝目をマーク。首位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と2位の京都サンガF.C. U-18(京都)の一戦は、FW服部航平選手(#9)とMF中野瑠馬選手(#28)が2得点ずつ奪った京都が快勝しています。東福岡高校(福岡)と阪南大学高校(大阪)の対戦は互いに譲らず、勝点1を分け合う結果となりました。ガンバ大阪ユース(大阪)とアビスパ福岡U-18(福岡)の試合は、大阪府北部地震による影響のため延期となりました。振替日など詳細は、JFA.jpで追ってお知らせします。
大会期間:2018年4月7日(土)~2018年12月9日(日)
WEST 第7節
2018年6月30日(土)
15:00 東福岡高校 vs セレッソ大阪U-18(東福岡高等学校グラウンド)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs ガンバ大阪ユース(京都サンガF.C.東城陽グラウンド)
19:00 アビスパ福岡U-18 vs 名古屋グランパスU-18(福岡フットボールセンターAピッチ)
2018年7月1日(日)
11:00 阪南大学高校 vs ヴィッセル神戸U-18(阪南大学高見の里グラウンド)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 米子北高校(吉田サッカー公園)
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