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ヴィオレータFCが壮絶な点の取り合いを制して初優勝! JFA バーモントカップ 第33回全日本U-12フットサル選手権大会

2023年08月11日

ヴィオレータFCが壮絶な点の取り合いを制して初優勝! JFA バーモントカップ 第33回全日本U-12フットサル選手権大会

JFA バーモントカップ 第33回全日本U-12フットサル選手権大会は8月10日(木)の大会最終日に会場を大田区総合体育館に移し、準決勝の2試合と決勝戦を行いました。

13時からの準決勝、ピッチAではここまで5試合で38得点を挙げてきたFCデノバ札幌(北海道1)と同36得点のヴィオレータFC(埼玉)の対戦は、激しい点の取り合いとなります。第1ピリオド2分に先制したヴィオレータが2点のリードを奪っても、デノバ札幌が3点を奪い返してひっくり返しましたが、試合終了2分を切ってから3得点を挙げたヴィオレータFCが再逆転して6-5で勝利しました。

ピッチBで行われたジンガFC(千葉)対ヴィッセル神戸U-12(兵庫)の試合では、第1ピリオド4分にヴィッセル神戸が三﨑屋史虎選手のゴールで先制し、第1ピリオドを2-1とリードして折り返します。しかし、第2ピリオドに入るとジンガが反撃を見せて4ゴールを奪うと、前からのプレッシングも機能してヴィッセル神戸の攻撃を封じ、5-2で決勝に駒を進めました。

準決勝の2試合で合計18得点が入りましたが、ヴィオレータとジンガによる決勝戦はそれを上回る点の取り合いとなりました。第2ピリオド3分までに5-4とリードしていたヴィオレータですが、この試合でも3得点を挙げていたエースの亀山陽士選手が負傷で一度ピッチを離れます。得点源であり、前線でボールを収められる亀山選手が不在になったなか、流れをつかんだジンガは立て続けにゴールを重ねて7-5と2点をリードします。

残り時間が短くなってきたなかで、治療を終えた亀山選手がピッチに戻るとヴィオレータが息を吹き返します。亀山選手が18分、19分と連続でゴールを挙げて7-7の同点とすると、最後は残り41秒で鈴木豪選手がミドルシュートを決めます。これが決勝点となってヴィオレータが得点の応酬を8-7で制し、初優勝に輝きました。

なお、大会ベストプレーヤーには、デノバ札幌の竹沢日向選手、ヴィオレータのGK前田真尋選手と亀山選手、ジンガFCの池本尚希選手、ヴィッセル神戸の蔵元颯人選手が選出されました。フェアプレー賞は、デノバ札幌が受賞しています。

監督・コーチコメント

佐藤昌吉 監督(ヴィオレータFC)
この子たちはもともと勝負強く、強い相手にも立ち向かっていく強い気持ちを持っている選手が多くいました。それでリードされても動じずに「もう1点」と次のゴールを目指し、本来のパフォーマンス以上のものを出してくれたと思っています。フットサルとサッカーでは大会の雰囲気も競技も全然違いますが、本当に良い影響を与えてくれると思っています。次のJFA全日本U-12サッカー選手権はレジスタFC(埼玉)さんが優勝しくれたおかげで埼玉県は2枠出場権があります。なんとかその2枠に入って、もう一度全国大会を戦いたいと思います。

上福元俊哉 コーチ(ジンガFC)
彼らの8人制サッカーでのプレーを見て、気持ちの部分やディフェンスの部分が課題であり、今回のフットサルの経験を生かしてほしいと感じていましたが、その2つに関して選手たちは大会を通じて間違いなく成長してくれたと思います。決勝ではボールを蹴ってくるところに対して、選手たちはよく戦いましたが、僕自身の最後のクロージングの仕方が良くなかったとすごく反省しています。気持ちの部分で次の全日本U-12サッカー選手権大会につなげてほしいなと思います。

裵閏徳 監督(FCデノバ札幌)
子どもたちは本当に全力で頑張ってくれたと思います。北海道ではなかなか経験できない大会に出場することができたので、負けて悔しい部分が大きいですが、子どもたちの成長につながる大会になったと思います。北海道では勝つ機会が多く、今回もここまで勝ち上がることができましたが、勝ち上がって試合の重要度が増すと、それだけ負けた悔しさは大きくなります。今回、負けてこれだけ悔しいことを子どもたちが経験できたので、その悔しさをこの先の取り組みに忘れないでほしいと思います。

坪内秀介 監督(ヴィッセル神戸U-12)
ファイナルに行くことで成長できるところがあったので残念です。負けた悔しさを糧にして、次につなげていかないといけませんし、選手たちがどう感じるかが一番大事です。フットサルに取り組むことで、個人戦術の部分はすごく成長ができたと思います。フットサルはボールに常に関わることができ、2対2の崩し方や立ち位置なども勉強になります。「ここまでやれたからOK」「悔しかった」で終わるのではなく、今日の全国の舞台を選手たちの基準にしてほしいと思います。

映像配信

「JFA バーモントカップ 第33回全日本U-12フットサル選手権大会」では、JFAメジャーパートナーであるKDDI株式会社の協力によりハイライト、フルマッチディレイ配信をJFA公式アプリ「JFA Passport(無料)」、そして準々決勝・準決勝・決勝をYouTube JFA公式チャンネル「JFATV(無料)」にてライブ配信いたします。(ライブ配信のみとなりアーカイブ映像は、JFA Passportでご視聴いただけます。)
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大会期間:2023年8月8日(火)~8月10日(木)
会場:1回戦~準々決勝 東京都/武蔵野の森総合スポーツプラザ、準決勝~決勝 東京都/大田区総合体育館

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