ニュース
カナダ女子代表とトレーニングマッチ ~なでしこジャパン国際親善試合 カナダ女子代表戦
2019年10月08日
10月6日(日)に国際親善試合カナダ女子代表戦を終えたなでしこジャパンは翌7日(月)、同じくカナダ女子代表とトレーニングマッチを行いました。
連日のIAIスタジアム日本平での試合となったこの日のメンバーは、なでしこ、カナダともに前日の国際親善試合で出場機会がなかった、あるいは出場時間が短かった選手で構成されました。なでしこは4-4-2のフォーメーション、ピッチに並んだのはGKに池田咲紀子選手、DFは右から清家貴子選手、土光真代選手、三宅史織選手、高橋はな選手、MFは右から宝田沙織選手、栗島朱里選手、松原有沙選手、遠藤純選手、そしてツートップは田中美南選手と小林里歌子選手が入りました。
なでしこのキックオフで始まったゲームは序盤から日本が短いパスを繋いで主導権を握ります。6分には小林選手がこの日最初のシュートを放つと、12分にも続いて小林選手がカナダゴールに襲いかかります。17分にはGK池田選手から松原選手、栗島選手と中央を攻略してチャンスを作るなど、ゴール前で数多くのチャンスを作りますがカナダGKのファインセーブに阻まれて得点には至りません。
前線からの積極的な守備を見せるなでしこの高いディフェンスラインの裏を狙うカナダに対し、なでしこは三宅選手、土光選手のセンターバックコンビが落ち着いて対応してチャンスを作らせません。前半途中から降り出した雨にも集中を切らすことなく、失ったボールを素早く回収して立て続けにカナダゴールに迫る時間が続きますが最後ゴールが奪えません。
前半は圧倒的に主導権を握るも無得点のまま終了します。
後半も同様の展開が続く中、ベンチが動きます。59分に田中選手と遠藤選手を下げて籾木結花選手と宮澤ひなた選手を、続く72分に松原選手に代えて三浦成美選手を投入します。籾木選手、宮澤選手がサイドで起点となってアシストを狙い、三浦選手もシュートを打つなど攻勢を強めるなでしこですが、5人が横一列に並ぶ守備陣を崩しきれず、またGKのファインセーブにも遭って得点が奪えません。
終了間際のチャンスもものにできず、試合はそのままタイムアップ。スコアレスドローという結果に終わりました。
試合後に高倉麻子監督は「今日は内容でカナダを圧倒していた。プレーの強度、攻守の切り替え、ビルドアップの精度、どれも前半はパーフェクトに近い出来」と評価しながらも、結果として無得点の引き分けに終わったことについては「相手に一発があったら負けていた試合。ゴールを奪うという部分にはこだわってやっていってほしい」と課題を挙げると、「シュートの精度を高めるには数多く打ち込むしかない。ミドルシュートにも意識高く持って取り組んでほしい」と所属チームに戻ってからの宿題を課して1週間の活動を締めくくりました。
なでしこジャパンは、11月10日(日)の南アフリカ女子代表戦で再び集合し、12月には韓国で開催されるEAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会に出場します。
選手コメント
DF #25 高橋はな 選手(浦和レッズレディース)
なでしこジャパン初招集で、絶対にやってやるぞという気持ちを持ちながらも、実際に集まってみるとこれまでテレビで見てきた選手を身近に見て緊張もありました。素晴らしい選手たちの上手さを感じながら、成長できた時間だったと思います。試合に勝つことはもちろんですが、自分がまだまだできるということを証明するために、試合に出るチャンスがあったら貪欲に前向きにチャレンジしようと思っていました。高倉監督からは、自分のスピードや体格をカナダ相手にぶつけてきてほしい、自分らしく前向きにやってほしいと言われました。カナダという強豪国と戦うことができて、今までに感じたことがないプレッシャーであったり、対人の強さを肌で感じることが出来て、そういう点は自チームに戻っても改善できるということが見つかったので、今後の自分のためになった試合でした。技術、対人などもっと鍛えないといけませんし、日本人にしかできないサッカーをするということは高倉監督も言っているので、自分としてもそこを磨いていければと思います。
FW #19 遠藤純 選手(日テレ・ベレーザ)
前日のカナダ戦は勝つことが大事だったので、4-0というスコアで勝てたことは良かったです。ワールドカップで悔しい思いをした分、前日の試合と今日のトレーニングマッチで成果が多く生まれて良かったなと思いました。ワールドカップではなかなか自分で運ぶことが出来なかったのですが、今回は自分で突破したり、相手を観てプレーすることが出来たので、少しは成長できたかなと思います。昨日と今日とチームとしてやることは変えないと決めて臨みましたが0-0という結果で、メンバーが変わって差があるのかなと思いましたが、東京オリンピックに向けてはチーム全体で差をなくしていかないといけませんし、そうしないと個人的にもここ(なでしこジャパン)に残れないと思っています。年齢は関係ないと思うので、アピールすることが一番ですし、今日のように結果を残せなかったのはよくなかったと思うので、チームの流れを変えられる選手になって、東京オリンピックに選ばれたいです。
スケジュール
日付 | 時間 | 内容 | 一般公開 |
---|---|---|---|
9月30日(月) | 15:30 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド) | ○ |
10月1日(火) | 9:45 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド)※キャンセル | ○ → ✕ |
15:30 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド) | ○ | |
10月2日(水) | 9:45/15:30 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド) | ○ |
10月3日(木) | 9:45 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド)※キャンセル | ○ → ✕ |
15:30 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド) | ○ | |
10月4日(金) | 9:45 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド)※キャンセル | ○ → ✕ |
15:30→15:00 | トレーニング(J-STEP 西グラウンド) | ○ | |
10月5日(土) | AM | 公式練習・公式会見 | |
10月6日(日) | 4-0 | 国際親善試合 対カナダ女子代表 (IAIスタジアム日本平) |
|
10月7日(月) | 0-0 | トレーニングマッチ 対カナダ女子代表 |
× |
国際親善試合
なでしこジャパン(日本女子代表)対 カナダ女子代表
開催日時:2019年10月6日(日) 14:30キックオフ(予定)
会場:静岡/IAIスタジアム日本平
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定