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U-23日本代表、なでしこジャパン、7月に東京オリンピック壮行試合 ~2020代表年間スケジュール発表~
2019年12月21日
日本サッカー協会は12月20日(金)、各カテゴリーの日本代表の2020年スケジュールを発表。東京オリンピック開幕を7月下旬に控えて、U-23日本代表は7月17日(金)に神戸でのキリンチャレンジカップ2020、なでしこジャパン(日本女子代表)は同16日(木)に京都での国際親善試合で壮行試合を行うことが決まりました。
SAMURAI BLUE(日本代表)は、3月に再開するFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選の後半戦に臨みます。また、eサッカーの日本代表が新たに編成されることも決まりました。
U-23日本代表は1月8日(水)から26日(日)までタイで行われるAFC U-23選手権に出場し、グループステージではサウジアラビア、シリア、カタールと対戦。その準備合宿を年明け2日(木)から現地で行い、オリンピック・イヤーをスタートします。
その後、3月27日(金)に京都、同30日(月)に福岡にて国際親善試合、6月にはフランス遠征を実施。5月に続いて7月には合宿を行い、同17日の壮行試合を経て、23日(水)から始まるオリンピックへ備えます。男子サッカーの決勝は8月8日(土)です。
SAMURAI BLUEとU-23代表を兼務する森保一監督は、「東京2020で金メダルを目指している。まずは目標達成のために、1月のAFC U-23選手権で頂点を目指して戦い、結果を元に自信を持って東京五輪に臨めるようにしたい」と抱負を述べました。
今年9月に始まったFIFAワールドカップアジア2次予選を戦っているSAMURAI BLUEは、ここまで4連勝でグループ首位をキープ。後半戦初戦となる3月26日(木)にミャンマー代表(愛知・豊田スタジアム)と対戦し、5日後の31日(火)にはアウェイでモンゴル代表戦に臨みます。さらに6月4日(木)には神戸でタジキスタン代表、同9日(火)には大阪の吹田でキルギスタン代表と対戦します。
森保監督は「2次予選を戦いながら抜かりない準備をして最終予選へ向かいたい」としています。
一方、東京オリンピックに出場するなでしこジャパンは、男子より一足早く7月22日(水)から始まる本大会へ向けて2月から始動。3月にアメリカで行われるシー・ビリーブス・カップへの参戦をはじめ、4月には仙台、6月には栃木で国際親善試合に臨み、それ以外の月にも合宿を実施して、毎月活動を重ねて本大会への調整を進めます。7月16日の壮行試合は来年開業となる京都のサンガスタジアムby KYOCERAで行います。
先日行われたEAFF E-1サッカー選手権で優勝した、なでしこジャパンの高倉麻子監督は「なでしこジャパンは成長している。東京オリンピックでは勇気を持って戦い、一歩一歩進む中で一番高いところに上りたい」と力強く語りました。
女子のU-20代表とU-17代表はそれぞれアジア女王をとしてワールドカップに出場が決まっており、U-20代表は9月(開催地未定)、U-17代表は11月にインドで世界一を目指します。
男子のU-19代表は10月のAFC U-19選手権ウズベキスタン2020、U-16代表は9月のAFC U-16選手権バーレーン2020で、それぞれワールドカップ出場権をかけた戦いが2020年のメインターゲットになります。
フットサル日本代表は9月のFIFAフットサルワールドカップリトアニア2020への出場権をかけて、2月24日~3月10日にトルクメニスタンで行われるAFCフットサル選手権に出場します。一方、フットサル女子代表は6月30日からのAFC女子フットサル選手権(開催地未定)に臨みます。
先日行われたFIFAビーチサッカーワールドカップで4強入りしたビーチサッカー日本代表は、2年後の次のワールドカップへ向けて来年は準備の年となり、10月下旬からドバイで開催されるインターコンチネンタルビーチサッカーカップに参戦します。
また、今回新たにeサッカーの日本代表が編成され、5月に開催されるFIFA eNations Cup2020へ出場を目指すことも発表されました。eサッカー日本代表は3月7、8日に東京都内で代表選考会を行う予定です。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
2019年はカタールのワールドカップへ向けた戦いが始まり、世界の強豪とキリンチャレンジカップで戦う中で多くの選手、戦術のオプションを試すことで自信を持って2次予選に向かうことができました。現在4連勝で突き進んでいますが、満足していません。2020年は2次予選を確実に突破し、9月からの最終予選でも1戦1戦勝利を目指し、個の良さを活かし、チーム一丸となって戦っていきたい。オリンピックへ向けての強化では、確実にチームの積み上げはできていると思います。これまで同様に、これからもさらに現在よりも未来に向かって活動していきたいと思っています。
高倉麻子 なでしこジャパン(日本女子代表)監督
7月の女子ワールドカップでは非常に悔しい敗戦でしたが、ワールドカップで学んだことを糧に選手たちは一歩一歩進んでいます。なでしこジャパンにしかできないサッカーがあることもワールドカップで感じました。私たちは海外選手との体格差でいつもマイナスを抱えていますが、日本らしい止める、蹴る、運ぶ、そして選手がつながっているという要素で十分に世界と戦っていけると思っています。今まで積み上げてきたことを強化しつつ、いかに点を獲るかを強化ポイントとして突き詰めて、強気で選手が進めるように準備していきます。
田嶋幸三 JFA会長
新たな国立競技場も完成し、五輪が近づいていることを実感しています。U-23代表は年明けにタイで行われるU-23 AFC選手権で、アジアの頂点を目指すことでオリンピックのメダルにつながると確信しています。森保、高倉両監督とも金メダルを目標にしており、日本協会は両チームをしっかりサポートして、男子はメキシコ大会、女子はロンドン大会を超える成績を挙げて新しい景色を見たいと思っています。SAMURAI BLUEには2次予選をしっかり突破し、最終予選も突破して、カタールでのワールドカップに出場して、そこでも新たなステージ、新たな景色を見たい。なでしこジャパンも着々とチームづくりが進んでいます。世界をリードする日本の技術力、組織力、フェアネスという部分や日本の団結力を活かしながら代表チームをしっかりと作っていきたいと思います。
日本は2023年女子ワールドカップの開催招致に手を挙げています。来年は五輪イヤー、2021年は日本サッカー協会100周年で女子のプロ化をスタートしたい。2022年にはU-16女子国体を創設します。そして2023年へと来年から続く4年間で女子サッカーの戦略的発展を考えていますが、それはイコール、男子の強化にもつながると信じています。
関塚隆 JFA技術委員長
個人の能力を世界基準にもっと上げるとともに、日本のサッカー、組織として勝ち抜けるようにしたいと思います。今年は全ての世界大会でベスト16まで進みました。さらにここから突破できるように、育成からしっかりと取り組み、各世代の監督を中心に強化を進めていきたいと考えています。
今井純子 JFA女子委員長
来年からの4年間は女子サッカーの発展にとって非常に大きな時期で、パワーを持って臨む時期だと思っています。そのためには代表が世界で輝くことが大事です。女子サッカーの場合、代表と普及発展は非常に近い存在にあります。来年は是非とも世界で輝いて、この4年間で女子サッカーを発展させられるようにしっかりと臨みたいと思います。
北沢豪 JFAフットサル・ビーチサッカー強化委員長
フットサルにとってはFIFAフットサルワールドカップイヤーになるので、そこへ向けて海外遠征、トレーニングキャンプを行い、3月の予選となるAFCフットサル選手権では優勝を目指して突破したいと思います。ビーチサッカーはワールドカップでベスト4になりましたが、国際大会で勝てるためにも、来年は若返りを図っていく年にしたい。次の2021年ロシアでのワールドカップへ向けて準備をしていきます。
eサッカー担当 須原清貴 JFA専務理事
新しい領域を素晴らしい選手たちと開拓することで、サッカーに楽しんでもらっている方々の多くに今までにない形に接してもらい、サッカー全体を盛り上げていく。eサッカーを原動力の1つにしたいと考えています。期待と応援をお願いしたいと思います。
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