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【Match Report】U-22日本代表、R16でミャンマーに勝利し準々決勝進出
2023年09月29日
第19回アジア競技大会(2022/杭州)の男子サッカー競技に参加中のU-22日本代表は28日(木)、蕭山スポーツセンタースタジアム(Xiaoshan Sports Centre Stadium)にてU-24ミャンマー代表と対戦しました。
ノックアウトステージの初戦の相手となったミャンマーは、日本より年長のU-24世代の選手たちに加えて3人のオーバーエイジ選手を招集して今大会に臨んでいます。元U-17ドイツ代表監督のMichael Feichtenbeiner氏に率いられたチームは、グループステージを1勝1分1敗の戦績で勝ち抜き、16強進出を果たしていました。
対する日本は「選んだ22名全員の力で勝ち抜いていく」という大岩剛監督の宣言通り、メンバーを第2戦から10名入れ替えて臨みます。GKに小畑裕馬選手(ベガルタ仙台)、DFに馬場晴也選手(北海道コンサドーレ札幌)、今野息吹選手(法政大)、根本健太選手(流通経済大)、関根大輝選手(拓殖大)、MFに松岡大起選手(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)、重見柾斗選手(福岡大)、佐藤恵允選手(ヴェルダー・ブレーメン)、日野翔太選手(拓殖大)、角昂志郎選手(筑波大)、そしてFWに鮎川峻選手(大分トリニータ)が起用されました。
ここまで試合に出場していない、あるいは出場時間の短い選手たちが多く含まれる布陣となりましたが、大岩監督が「自信を持って今日のメンバーを送り出した」と語った期待に対し、選手たちもしっかりと応えます。開始から積極的なプレーを連発すると、12分には早くも先制点を奪い取ります。
重見選手のゲームメイクを起点にして左サイドへ広がってパスを受けた日野選手が中央に折り返すと、これを佐藤選手が見事なファーストタッチでボールをコントロールしながら冷静に右足シュートを流し込みます。
さらに26分、今度は馬場選手が後方から差し込んだ鋭いパスを重見選手がペナルティエリア内で受けると、相手DFに当たったこぼれ球を鮎川選手が素早くシュート。これが決まって2-0とリードを広げます。さらに佐藤選手が自らの守備が起点となって始まった攻撃から3点目を奪い取ると、35分には今野選手のパスを受けた佐藤選手のクロスを鮎川選手が押し込み、4点目。そして42分には佐藤選手のクロスから角選手がボレーシュートで押し込み、5点の大差をつけ、前半を折り返します。
後半も選手を入れ替えながらミャンマーの反撃を抑えてゲームを進めた日本は66分に交代出場のFW内野航太郎選手(筑波大)がペナルティエリア外で巧みなターンからのミドルシュートを突き刺し、6点目。さらに73分には日野選手のミドルシュートも決まって、7-0となりました。
試合はこのまま終了。大岩監督は「攻撃でも守備でも狙いどおりのパフォーマンスを出してくれた」と出場機会の少なかった選手たちのプレーを称えつつ、「『誰が出ても日本代表だ』と言えるチームになってきた」とチームの成長に手応えを感じた様子でした。
次の準々決勝は、日本時間10月1日(日)20:30から、U-24朝鮮民主主義人民共和国代表との対戦となります。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
ノックアウトステージ初戦ということもあり、しっかり準備して試合に入りました。まずは次のラウンドに進めたということが最大の収穫です。この過密日程ですので、しっかりコンディションを見極めた上で、自信を持って今日のメンバーを送り出しました。攻撃でも守備でも狙いどおりのパフォーマンスを出してくれたので、非常に競争力のあるチームになったのではないかと思っています。
DF #22 関根大輝 選手(拓殖大)
初先発でやはり緊張もありましたが、最初のボールタッチからは凄く落ち着いて試合に入っていくことができました。今日はとにかくチームの勝利が最優先でした。その中で前へ出て行くプレーなどで自分の持ち味も出せた部分はあったと思います。ゴールやアシストなど何かしらの結果が欲しかった気持ちもありますが、何より勝てたことが一番だったと思います。
MF #13 佐藤恵允(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)
グループステージは余り調子が良くなかったので、自分にとっても切っ掛けにしたい試合でした。前半の5得点全部に絡めたのは自信に繋がりますし、この結果は今後の自分の調子にも影響してくると思います。1点目は日野選手と目が合ってワンタッチではがせる感覚があったので上手くやれました。2点目も守備から入っていく自分の良さが出た場面だったと思います。
MF #17 日野翔太 選手(拓殖大)
自分の持ち味であるボールを運んでゴールへ向かうプレーは出せたと思います。1点目のアシストの場面はあそこしかないというところへ出すことができました。佐藤選手が良いところへ走ってくれていたので、出せて良かったです。流動的に動く中であの形を出せたのも良かったと思います。1点は取れましたが、それも7点目でしたし、もっともっとゴールに関われる選手にならないといけないと思わされた試合でした。
第19回アジア競技大会(2022/杭州)
大会期間:2023年9月19日(火)~2023年10月7日(土)
【男子】グループステージ
第1戦 9月20日(水) 20:30[日本時間] ◯ 3-1 vs U-24カタール代表
第2戦 9月25日(月) 20:30[日本時間] ◯ 1-0 vs U-24パレスチナ代表
【男子】ノックアウトステージ
ラウンド16 9月28日(木) 20:30[日本時間] ◯ 7-0 vs U-24ミャンマー代表
準々決勝 10月1日(日) 20:30[日本時間] vs U-24朝鮮民主主義人民共和国代表
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