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ビーチサッカー日本代表候補 目標を改めて再確認し、充実した国内トレーニングキャンプを終える
2021年03月30日
ビーチサッカー日本代表が、立川・タチヒビーチで26日から行っていたトレーニングキャンプを29日に終了しました。新型コロナウイルスの影響で、年明けから活動ができない状態が続いていたため、茂怜羅オズ監督や田畑輝樹コーチがミーティングなどを通し「自分に厳しく油断することなく取り組んでいかないといけない」と伝えました。
練習では、対人練習が多く取り入れられ、インテンシティの強度を求められました。1対1でのトレーニングでも「外国人をイメージして、しっかり体を寄せてつき飛ばされないようにくらい付け」と、田畑コーチからの檄が飛びました。
28日には、トレーニングマッチを実施。クラブアレイアにご協力いただき変則的に5ピリオドを戦いました。フィジカル的にかなり強度を上げて行われた練習試合ですが、トレーニングで取り組んだフォーメーションからの崩しができた場面もあったものの、単純なパスミスやポジショニングミスが出る場面もありました。疲労を感じる中でのプレーでしたが、オズ監督は「国際試合の第3ピリオドで日本は競り負ける。そこをイメージして、きつい中でいかにしっかりプレーできるか。自分たちで常に意識して」と選手に伝えました。
1ピリオド 2-0
6分 山内悠誠
8分 盛礼良レオナルド
2ピリオド 3-2
1分 後藤崇介
2分 茂怜羅オズ
7分 赤熊卓弥
3ピリオド 2-1
3分 奥山正憲
11分 盛礼良レオナルド
4ピリオド 5-1
2分 原口翔太郎
3分 赤熊卓弥
6分 大場崇晃
11分 大場崇晃
12分 見山龍之介
5ピリオド 1-1
6分 山本哲也
最終日も、フィジカルトレーニングを行った後にフォーメーションを確認、ゲーム形式でのトレーニングを行いました。オズ監督から「予定されているワールドカップは8月。チーム強化に難しさを感じる環境の中でも『世界一』の目標を忘れることなく日々過ごしてほしい」と選手に伝えて3カ月ぶりの合宿を終了しました。
選手コメント
GK 山本哲也 選手(BSC明石アレイア)
2021年最初の合宿に参加できたことを大変うれしく思います。約3カ月ぶりの代表活動でしたが、今までの合宿で積み上げてきた戦術の理解や精度を高め、より実戦に近いトレーニングが多く行われました。3日目に行われたトレーニングマッチでは、その戦術がうまくはまった得点シーンがいくつかみられ、チーム力は上がっているように感じました。
個人的には約6カ月ぶりの代表活動となりましたが、いつ呼ばれても高いパフォーマンスが出せるように準備はしていました。しかし、世界一を目指すためには、今よりさらにレベルアップしないと通用しないと、今回の合宿を通してとても強く感じました。コロナ禍でこの先の活動もどうなるかわかりませんが、世界一という目標をぶれずに持ち続けて1日1日を大切にして努力していきたいと思います。
FP 松田康佑 選手(レーヴェ横浜)
緊急事態宣言は解除されましたがコロナ禍で活動が難しい中、合宿が行えたことに関わって下さった皆様に心より感謝しています。3カ月ぶりに代表合宿が行われ、自分自身もけがからの復帰を含めると4カ月ぶりの活動となりましたが改めて自分にとって、とても大切で特別な場所である事を感じることができました。去年から継続している戦術と世界基準のフィジカルを目指したハードなトレーニングをとてもいい雰囲気で行うことができました。
紅白戦やトレーニングマッチでは練習通りの形を表現出来る場面もありましたが、まだまだ積み重ねが必要であると感じました。今回出た課題やこれまでの積み重ねを個人、チームともにレベルアップして行けるように所属クラブに戻ってからも質の高いトレーニングしていきたいと思います。
FP 原口翔太郎 選手(東京ヴェルディBS)
コロナ禍の中、万全な感染防止対策をしていただいた日本サッカー協会の皆様。誠にありがとうございました。今回はフィジカルトレーニングの強化と戦術の確認に取り組み、トレーニングマッチ、紅白戦含め、チーム全体として、内容の良いプレーが数多く発揮できたと思います。まだ課題も所々出てきましたが、今後おこなわれる合宿に向けて、各選手が所属チームで課題に取り組み、良い状態でまた合宿に合流できたらと思います。
今回の合宿は12月以来、3カ月ぶりの代表活動となりましたが、スタッフ、選手含めたチーム全員が一丸となって取り組むことができ、充実した合宿になりました。ワールドカップまでの期間、私にとっては人生をかけた1日1日になります。必ず世界一を獲るという、強い気持ちを持って、日々精進したいと思います。是非、ビーチサッカー日本代表の応援をよろしくお願い致します。