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ニュース

【Match Report】フットサル日本代表 アフリカチャンピオンのモロッコ代表に惜敗~モロッコ遠征(4.10-19)

2023年04月15日

【Match Report】フットサル日本代表 アフリカチャンピオンのモロッコ代表に惜敗~モロッコ遠征(4.10-19)

モロッコ遠征
2023年4月14日(金) キックオフ時間22:00(現地時間) 試合時間40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Mohamed 6(モロッコ/ラバト)

フットサル日本代表 2-3(前半1-2、後半1-1) フットサルモロッコ代表

得点
9分 失点
14分 失点
18分 平田ネトアントニオマサノリ(フットサル日本代表)
29分 平田ネトアントニオマサノリ(フットサル日本代表)
32分 失点

スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:石田健太郎、吉川智貴©、金澤空、堤優太

サブメンバー
GK:田淵広史
FP:水谷颯真、山田凱斗、平田ネトアントニオマサノリ、逸見勝利ラファエル、清水和也、原田快、加藤未渚実、内村俊太、髙橋響、山中翔斗

登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし

マッチレポート

モロッコで4か国対抗親善試合に臨むフットサル日本代表は4月14日(金)、第1戦でアフリカチャンピオンであるモロッコ代表との試合に臨みました。第1ピリオドで相手に2点のビハインドを許しながらも第2ピリオドで同点に追いつきましたが、最後に追加点を奪われて2-3での敗戦となりました。

前回のFIFAフットサルワールドカップリトアニア2021ではベスト16で敗退した日本代表に対し、ベスト8まで進出したモロッコ代表と対峙した日本代表。試合前のミーティングで木暮賢一郎監督は、戦術的な落とし込みを終えた後にこの遠征を最後にチームから離れるスタッフについて触れ、選手達は一緒に過ごす最後の海外遠征を実り多いものにすべく、初戦勝利に向けて気合い十分に会場へ向かいました。

第1ピリオド開始早々に日本代表は積極的に高い位置からプレスをかけて先制点を狙います。この日、キャプテンマークを巻いた吉川智貴選手が味方のシュートの跳ね返りに合わせてシュートを放つと、こちらは惜しくも枠をとらえられませんが、日本代表が積極的な姿勢を見せます。ホームのモロッコも自陣から味方との連係で上手くパスを回しながら組み立てて日本ゴールに迫りますがゴール前に立ちはだかる黒本ギレルメ選手が得点を許しません。8分には金澤空選手のインターセプトからパスを受けた平田ネトアントニオマサノリ選手がドリブルで持ち上がって右足を振り抜きますが、相手選手にあたって軌道がずれ枠をとらえられません。すると反撃に出たモロッコ代表、ペナルティエリア内に侵入した相手選手に身体を寄せてシュートを防ぎますが、そのプレーに審判はイエローカードの判断をして相手にPKを与えてしまいます。相手選手が蹴る前のほんの数秒の間に黒本選手と相手選手の駆け引きがありましたが、相手に軍配が上がり先制点を許します。この先制点に、集まった観客からは大歓声が起こりますが、日本代表は流動的にパス交換をしながら反撃のチャンスを狙います。チャンスを生みながらも最後の場面で相手選手の激しいディフェンスに得点を奪えないでいると、14分には日本代表の自陣でのミスをモロッコ代表がしっかりとゴールにつなげ、0-2となります。そのまま時間が過ぎて第1ピリオド終了間際の18分、自陣からの長いパスを受けた平田選手がボールを収めてカットインから狙い済ましたシュートを放ちます。これがサイドネットを揺らし、1-2として第1ピリオドを折り返します。

ハーフタイムには、木暮監督が逆転のための戦術を確認し、目標とするFIFAフットサルワールドカップベスト8以上を目指すために難しい試合でも勇気を持って自分の強みを発揮しようと檄を飛ばして選手をピッチに送り出します。第2ピリオドも日本代表が同点ゴールを狙ってPIVOの選手を使った3-1と4人でランダムなローテーションをし、相手の背後を狙いながら攻め込むクワトロをセットごとに使い分けてモロッコゴールに迫ります。すると29分に得たコーナーキックの場面で逸見勝利ラファエル選手の浮き球のボールに逆サイドで待ち構えた平田選手のボレーシュートがゴールネットに突き刺さりスコアを同点とします。そこからは互いに決勝点を奪うべく、激しさを増す試合展開となります。すると32分には守備のタイミングでスライディングをした吉川選手のプレーに本日2枚目のイエローカードが提示されて退場処分を受けてしまい、6つ目のファールとしてその場からの壁無しFKを与えてします。アクシデントで交代出場していた田淵広史選手がゴールマウスに立ちはだかり、相手選手の狙い済ましたシュートを左手1本でセーブしてチームを救います。しかし、退場者を出したため1名少ない状況で2分耐えなくてはならない日本代表は相手の攻撃を必死にしのぎますが、最後はパスを回して上手く隙を突かれて失点を許し、2-3となります。その後、堤優太選手にGKのユニフォームを着せてパワープレーを仕掛けてチャンスを多く作りますが、得点を奪えずそのまま試合終了を告げるブザーが鳴り響きました。

チームはレストデーを挟まず翌日にフランス代表との第2戦に臨みます。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督
結果は残念ですが、選手達はオフシーズンの難しい時期にも関わらず、ワールドカップベスト8のモロッコに対して非常にタフに戦ってくれました。このようなアウェイを感じる試合こそが成長に繋がると思っています。フランスとの試合は連戦になりますが、課題を改善し勝利に対して貪欲に向かいたいと思います。

GK #1 田淵広史 選手(名古屋オーシャンズ)
モロッコ代表との試合を通して誰もが簡単に出来ない国際経験を積むことができました。途中出場ではありましたが自分の最大パーフォマンスを出すことができました。ただ勝利するにはまだ練習することが必要だと痛感させられました。チームに必要なもの、自分が出来ること、勝つためにやらないといけないことが明確になったので、もっと練習すること、そして試合での経験を積み重ねることが必要だと思います。しっかり休んで次のフランス戦に向けて今日の課題も頭に入れていい準備します。日本から応援して下さった皆様本当にありがとうございます。明日もよろしくお願いします。

FP #3 水谷颯真 選手(名古屋オーシャンズ)
今回がこの遠征の最初の試合でした。長時間の移動や時差、シーズンが明けてない中でのコンディションなど難しい遠征になっていますが、初日の練習から強度高く練習が積めていたと思います。相手もアフリカ王者のモロッコだったのでこれまで積み重ねてきたものを出せるチャンスでした。ミスから失点をしてしまいましたが、チーム全体で立て直してゲームを組み立てることができたと思います。ジャッジの判定も日本とはまた違ったもので国の違いなども感じることができました。負けましたがこの試合の反省を次の試合に向けて生かしていきたいです。

FP #8 堤優太 選手(Y.S.C.C.横浜)
モロッコに負けてしまいました。チームとして課題が出たところは改善して、良い所はより良くしていくために試合を通して成長していきます。個人としてはパスの質やゴールに繋がるプレーなど1つ1つのプレーを質高くやっていきたいと思います。明日はフランス戦がありますが、この遠征の残り2試合ともに勝てるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手(移籍手続き中)
モロッコとの試合に負けてしまいました。ここまで良い取り組みができていたと思いますし、試合に関しても良い場面は沢山あったと思います。強い相手との試合はいつも自分たちが成長するために必要なことが明確にわかるので、結果としては負けてしまいましたが、これからのためにとてもいい試合になったと個人的には思っています。負ける試合だったとは思いませんが、足りないことだらけだなと改めて思わせてくれた試合になりました。

モロッコ遠征

大会期間:2023年4月10日(月)~4月19日(水)
会場:モロッコ/Complexe Sportif Prince Moulay Abdellah
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