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U-22日本代表、PK戦の末にメキシコを破って決勝進出 ~第47回トゥーロン国際大会2019~

2019年06月13日

U-22日本代表、PK戦の末にメキシコを破って決勝進出 ~第47回トゥーロン国際大会2019~

U-22日本代表は12日(水)、第47回トゥーロン国際大会2019の準決勝でU-22メキシコ代表と対戦しました。試合は常に相手にリードを許す展開となりましたが、日本は2度追いつき、最後はPK戦の末に勝利を飾りました。

決勝進出をかけた重要な一戦に横内昭展監督代行は、GKにオビパウエルオビンナ選手、ディフェンスラインに大南拓磨選手、岡崎慎選手、椎橋慧也選手、中盤の底に高宇洋選手、田中碧選手、サイドには右に川井歩選手、左に相馬勇紀選手を配置。シャドーに岩崎悠人選手、神谷優太選手を並べ、トップには旗手怜央選手を起用しました。

序盤はメキシコペースで試合が推移します。日本はボールを保持する時間こそありましたが、バイタルエリア以降のところでアイディアを生み出すことができず、なかなかシュートを放つことができません。41分に相手のビルドアップをカットした旗手選手がゴールに近づきましたが、シュートはGK正面。守備陣がギリギリのところで体を張るなど、無失点で抑えることはできましたが、スコアレスのまま前半を終えることになりました。

互いに得点が欲しい状況の中、後半はシーソーゲームの様相を呈していきます。先に得点を決めたのはメキシコでした。50分、右サイドから警戒していたアーリークロスを入れられると、ヘディングを沈められて先制点を許してしまいます。ただ、71分には日本も反撃。田中碧選手が放ったシュートがバーに当たり、そのこぼれ球を相馬選手が押し込んで同点に追いつきました。

その後も互いにチャンスを作る中、次に得点を奪ったのはメキシコでした。右サイドのスローインからクロスを上げられると、中央でまたしてもヘディングを沈められてしまい再びリードを許してしまいます。しかし、それでも日本は諦めません。失点から3分後の89分、旗手選手のパスに抜け出した小川選手が起死回生の同点弾を奪い、試合を振り出しに戻しました。

そのまま試合が終わり、試合の結果はPK戦に委ねられることになりました。そしてメキシコが1本外したのに対し、日本は5人のキッカー全員が成功。最後まで諦めずに戦った日本は、大会史上初の決勝進出を決めました。

横内昭展監督代行は「試合の前のミーティングで、サブのメンバーを含めて全員がギラギラしていて勝ちたいという気持ちが伝わってきていた。選手たちのおかげです」と選手たちを称賛していました。決勝戦は15日(土)、初優勝を懸けてブラジルと対戦します。

監督・選手コメント

横内昭展 監督代行
メキシコは球際に激しくプレッシャーに来るチームでしたので、我々はしっかりとボールを動かしながら、相手のゲームになっても我慢しながらやろうと伝えていました。前半を0-0で終え、我慢してやれたのはよかったと思います。後半は行こうとしたところで早い時間帯に失点をして、得点を取りに行くしかなくなってしまいましたが、小川を早い時間帯に入れた中で、前でうまく起点を作ってくれたと思います。マイボールにする時間が長くなって、相手の足が止まり始めた中で、やっと我々のやりたいプレーが少しずつできるようになった展開だったと思います。

GK #1 オビパウエルオビンナ 選手(流通経済大)
個人のパフォーマンス的には全然良くなかったです。前半はそんなにピンチもなかったですが、後半はああいう形で相手が攻め込んできた時に判断のミスだったり、ディフェンスの連係がうまくいかなくて2失点してしまいました。味方が2点を取って追い付いてくれたので助けられたなという試合でした。決勝まで進めたのは素直に嬉しいですけど、まだこのチームとして何も成し遂げていないので次の試合に勝ってから満足したいなと思います。

MF #14 相馬勇紀 選手(名古屋グランパス)
ゴールに関してはウイングバックで上下しないといけないところで、あそこにポジションを取れたことがゴールにつながったと思います。あとは最後までボールを見て、インパクトを強くできたことが得点につながりました。それに2度追いつくことはなかなかできることではないですし、しっかりと勝ち切れたことは本当に100点だと思います。あとは次。日本も優勝できるんだと、最後まで勝ち切る力があるんだと言うのを見せたいと思います。

FW #9 小川航基 選手(ジュビロ磐田)
ゴールは相手がかぶって入れ替わるだろうなと思っていましたけど、その後は落ち着いて流し込んだ感じです。シュートスピードも速くなかったと思うので、ちょっと緊張しましたけど、あそこは冷静にやれたと思います。PKは気持ちを強く持っていましたし、蹴らないで終わるよりも蹴って終わりたいと思っていたので決まって良かったです。決勝戦では楽しむ気持ちを忘れずに、なおかつ、勝つところを見せたいです。相手をリスペクトし過ぎず、しっかりと引かずにやっていきたいと思います。

スケジュール

 第47回トゥーロン国際大会2019
6月1日(土) 2-1 第1戦 vs イングランド
(Aubagne/Stade de Lattre)
6月2日(日) AM トレーニング
6月3日(月) AM トレーニング
6月4日(火) 6-1 第2戦 vs チリ
(Salon/Stade D'Honneur)
6月5日(水) AM トレーニング
6月6日(木) AM トレーニング
6月7日(金) 0-1 第3戦 vs ポルトガル
(Fos-Sur-Mer/Stade Parsemain)
6月8日(土) AM トレーニング
6月9日(日) AM トレーニング
6月10日(月) AM トレーニング
6月12日(水) 2-2(PK5-4) 準決勝 vs メキシコ(Aubagne/Stade de Lattre)
6月14日(金) AM トレーニング
6月15日(土) 16:00 決勝 vs ブラジル(Salon De Provence/Stade D’Honneur)

※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

第47回トゥーロン国際大会2019

大会期間:2019/6/1(土)~2019/6/15(土)

決勝:
2019/6/15(土) 23:00(日本時間)
vs ブラジル代表

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