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U-18日本代表スペイン遠征、最終戦を制し2位で大会を終える!
2020年02月01日
U-19 International Tournament Copa del Atlantico vs. U-18スロバキア代表
2020年1月31日(金) キックオフ時間16:00(現地時間) 試合時間90分(45分×2本)
Anexo Estadio Gran Canari(スペイン・カナリア諸島)
U-18日本代表 1-0(前半1-0、後半0-0)U-18スロバキア代表
得点
10分 佐古真礼(U-18日本代表)
スターティングメンバー
GK:佐々木雅士
DF:遠山悠希、村上陽介、佐古真礼、神橋良汰
MF:津久井匠海、藤井海和、山内翔、成岡輝瑠
FW:中野桂太、杉浦力斗
サブメンバー
GK:東ジョン
DF:田邉秀斗、藤原優大、大森理生、中野伸哉
MF:田中克幸、三戸舜介
FW:小見洋太、千葉寛汰
交代
HT 村上陽介 → 大森理生
HT 神橋良汰 → 中野伸哉
58分 中野桂太 → 三戸舜介
58分 杉浦力斗 → 千葉寛汰
70分 山内翔 → 田中克幸
マッチレポート
U-18日本代表は31日(金)、Copa del Atlanticoの第3戦目(最終戦)で、U-18スロバキア代表と対戦し、1-0で勝利し大会を終えました。メキシコ代表との初戦を制したものの、第2戦でスペイン代表に力の差を見せつけられた日本代表。一方、初戦でスペイン代表に惜しくも負けましたが、第2戦でメキシコ代表に競り勝ち勢いに乗るスロバキア代表。
互い最終戦を制したく、気合十分で試合に臨みます。序盤から激しく来る相手に日本は決して引かず対応します。そして10分、早くも試合が動きます。日本はカウンターからCKを得ると、一度は防がれるもこぼれ球をFW津久井匠海選手がファーサイドにクロスを上げると、本日ゲームキャプテンを努めるDF佐古真礼選手が打点の高いヘディングで合わせ幸先良く先制点を奪います。その後はお互いチャンスを作るも決定機を作れず、前半は1-0で終了します。
後半同点に追いつくべく攻勢をかける相手に、序盤は押される時間が続きます。スロバキアはシンプルにサイドへボール繋ぎ、早めにアーリークロスを入れてきます。50分にはクロスをヘディングで合わされますが、シュートは枠を外れます。日本もしっかりボールを保持し、落ち着きをとり戻すと、59分にはゴール前でボールを受けた津久井選手が粘り強さと個人技でシュートを放ちますが、相手GKのセーブに防がれます。試合終盤に連れて疲れが見え始めた相手に日本は追加点を奪いに行きます。右サイドを効果的に仕掛け、惜しいチャンスを作るも最後のパスが合いません。81分、MF三戸舜介選手の絶妙なスルーパスを受けた津久井選手が放ちますが、僅かにシュートは外れます。その後は相手の攻撃にも必死に耐え、集中力を切らさず試合はそのまま終了。1-0で勝利し、日本は本大会を2勝1敗で終え、3年連続2位で大会を終えました。
4大会ぶりの優勝を目指した日本でしたが、スペイン戦では相手に圧倒的なサッカーの質の差を見せつけられ完敗しました。経験した選手が一番感じていましたが、この日常から積み上げているものの差は大きく、肌で感じた課題を次の遠征に活かすべく、これからも多くのことを経験し、世界との差を埋めていくことを再認識した活動となりました。次回のU-18日本代表の活動は3月に静岡で国内トレーニングキャンプを行い、5月にはスロバキアでの大会に参加します。
監督・選手コメント
影山雅永 監督
2002年以降生まれの選手たちで編成されるU-18日本代表として、今年初めての遠征としてスペイン・カナリア諸島で行われCopa del Atlanticoへ参加しました。
この年代は昨年森山佳郎監督の元、FIFAU-17ワールドカップブラジルに参加した年代で、この大会に参加した選手が今回も多く参加しています。世界で戦った経験を、一つ年上のU-19日本代表チームに入って、今秋に行われるAFCU-19選手権のメンバーに食い込んできて欲しい選手たちです。
初戦のメキシコを1-0で振り切り、2試合目は昨年のこの大会で全く歯が立たなかったスペインとの対戦となりました。私自身も再びスペイン相手に挑戦出来ることを楽しみにしていましたが、昨年の光景を再び見ているかのような試合となりました。
試合前に、いくらボールが取れなくても後ろに引いて守りを固めるようなことは絶対にしない。ボールを取れるようにスピードと強度を上げて何度でも食らいつこうと臨んだ試合でしたが、パススピード、受け手のチェックバック、タイミング、ファーストタッチの質、多彩なキック、今年もまた歯が立たず0-2で敗れました。
昨年この大会で敗れた選手たちはスペイン戦での質の違いを忘れずに、その後所属チームでの努力、代表チームでのチャレンジを繰り返して同年9月のスペイン遠征で 高いパフォーマンスを出し、スペイン相手に1-0で勝利し、リベンジしました。 今年の選手たちも受けたショックをパワーに変え、自分自身を更に高いレベルへ向けて努力してくれると信じています。
GK #1 佐々木雅士 選手(柏レイソルU-18)
今日の試合はスロバキア代表も相当なパワーをもって臨んできた試合の中で、無失点で勝利できたことは良かったと思います。しかし、攻め込まれたときに誰が寄せるのか、誰がカバーするのかなどがはっきりできませんでした。相手にフリーでプレーさせると、少ないチャンスでも仕留めてくるので、コミュニケーションやコーチングをもっと一人一人責任もって行う必要があると思いました。ゴールキックからフィードやビルドアップで攻撃の起点となれれば、よりチャンスも増えると思うので、また所属チームに帰ってトレーニングに励んでいきたいです。
DF #5 佐古真礼 選手(東京ヴェルディユース)
今日の試合はここ4日で3試合目、そして前の試合でスペイン代表に敗れてからの試合というタフなゲームの中で、最後まで全員で闘い勝利できたことをとても嬉しく思います。ただ、追加点を奪えなかったことや、相手に長い時間試合を支配され、なかなか自分たちのリズムでボールを動かせなかったという点で、課題の残る試合となりました。この大会で世界の強豪国と3試合した中で、自分とこの世代の世界のトップとでは、止める、蹴る、運ぶの質とその判断スピードに圧倒的な差があると気づかされました。これを良い経験だったで終わらせるのではなく、彼らに追いつき、そして少しでも早く追い越せるよう、日々の意識を強烈に変えていきたいと思います。最後に、このような素晴らしい環境でプレー出来たことに感謝します。
MF #8 三戸舜介 選手(JFAアカデミー福島U18)
今日のスロバキア代表戦はこのスペイン遠征の最後の試合でした。この試合ではスペイン代表戦で完敗した悔しさをぶつけて挑みました。結果は1-0で勝つことができました。しかしまだまだ決められるチャンスがありましたし、逆に危ないシーンも何度かあったので、そこはチームとしての課題が残りました。
この遠征で自分は世界との差を改めて感じました。2戦目に戦ったスペインの選手たちの上手さや強さに圧倒されました。スペインの選手と日本の1番の違いはプレーの質でした。パススピードの質、動きながらの質、コントロールの質など全てにおいて負けていました。自分はこの差が悔しい反面嬉しくもありました。もっとやらなくては勝てないと思いました。日本に戻り、このスペイン戦で感じたことを忘れることなく日々のトレーニングや試合に取り組みたいと思います。
スケジュール
U-19 International Tournament "Copa del Atlantico" | ||
---|---|---|
1月28日(火) | 1-0 |
第1戦 vs.U-18メキシコ代表(Municipal de Maspalomas) |
1月29日(水) | 0-2 | 第2戦 vs.U-18スペイン代表(Anex Gran Canaria Stadium) |
1月30日(木) | AM | トレーニング |
1月31日(金) | 1-0 | 第3戦 vs.U-18スロバキア代表(Anex Gran Canaria Stadium) |
※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"
大会期間:2020年1月28日(火)~2020年1月31日(金)
会場:スペイン/Municipal de Maspalomas、Anex Gran Canaria Stadium
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