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U-19日本代表候補 福島県相馬市でトレーニングキャンプを開始
2014年05月19日
5月18日(日)、U-19日本代表が福島県相馬市でトレーニングキャンプを開始しました。
今回のトレーニング会場は、昨年10月にリニューアルオープンした福島県フットボールセンター・相馬光陽サッカー場。ここは日本サッカー協会として、被災地の皆さんにサッカーを楽しんでいただけるよう、被害の大きかった岩手県・宮城県・福島県の被災沿岸地域でフットボールセンターの整備を進めてきた会場の一つです。FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)、キリングループ等の支援も受け、天然芝3面、人工芝2面を備える施設となりました。
初日のトレーニングは、18日に所属クラブで試合のなかった7選手が集まり、ストレッチと3vs2、4vs2のボールを使ったトレーニングで汗を流しました。
トレーニング後には、地元の小学生を集めてのサッカー教室を開催。
教室の前には、歓迎セレモニーが行われ、立谷秀清(たちや ひできよ)相馬市長からキャンプ歓迎のお言葉をいただき、激励にお米2俵(120kg)を頂きました。
サッカー教室を指導したのは、復興支援担当の手倉森浩コーチ。U-19代表選手とスタッフはアシスタントコーチとして教室に参加します。
ウォーミングアップでは1人1個ボールを持ち、手でパス交換や片手で持ち落とさないように走るなどのボールフィーリングを養うトレーニングから始まると、次に手つなぎ鬼を行い選手と子どもたちとのコミュニケーションが深まっていきます。
次に行われたミニゲームでは、小学生が各学年でグループ分けされ、その中にU-19代表選手たちが加わり試合が行われます。子どもたちは選手に遠慮することなく楽しんでプレーする様子が多く見られ、元気な声がピッチ上から聞こえてきました。ゲーム中選手たちが見せた高い技術には子どもたちだけでなく、見学にいらしていた保護者の方々も間近で代表選手たちのプレーを見て喜んでいました。
最後は、学年ごとに別れての記念撮影。教室に参加した約150名の子どもたちにとって、良い思い出の日になったのではないでしょうか。
チームは19日から本格的にトレーニングを開始し、20日、21日にはトレーニングマッチを行います。この素晴らしいピッチで良いトレーニングを行い、AFC U-19選手権に向けてさらにチーム力が高まるよう、チームが一丸となって取り組みます。明日のU-19日本代表候補のトレーニングキャンプの模様もこちらでお伝えします。
選手コメント
越智大和 選手(産業能率大学)
今回のトレーニングキャンプは短い期間ですし、初参加のメンバーもいる中でチームとして少しずつでもまとまっていけるよう、練習や練習外の時間でもコミュニケーションをしっかりとっていきたいと思います。サッカー教室では、震災を経験した子供達が元気にサッカーをする姿に元気をもらえました。その元気を次は自分達が与えられるよう日々サッカーに取り組んでいきたいと思います。
宮市剛 選手(湘南ベルマーレ)
サッカー教室は、地元の子供たちと一緒にサッカーができてとても楽しかったです。子どもたちから元気をもらいました。震災で辛い経験をした方もいると思いますが、サッカーを通じて少しでも復興支援に協力していきたいと思います。
三竿健斗 選手(東京ヴェルディユース)
今日から3泊4日のトレーニングキャンプがスタートしました。初日は7人と人数は少なかったですが、良い雰囲気でトレーニングを行えたと思います。トレーニング後には地元の小学生と一緒にサッカーをできて、とても楽しい時間を過ごすことができました。このキャンプでは短い期間ですがサッカーをできることに感謝をし、成長して帰りたいです。