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アジアカップメンバー決定、若手と経験豊富な選手の融合でタイトル防衛へ
2014年12月16日
SAMURAI BLUE(日本代表)のハビエル・アギーレ監督は12月15日、日本が連覇を目指しているAFCアジアカップに臨むメンバー23人を発表。FW本田圭佑選手(ACミラン)ら今夏のFIFAワールドカップを戦ったメンバーから9人が入れ代わり、新たにFW武藤嘉紀選手(FC東京)ら若手が選ばれました。
チームの主軸はFIFAワールドカップを戦ったメンバーで固め、FW岡崎慎司選手(1.FSVマインツ05)、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)、DF内田篤人選手(FCシャルケ04)、DF長友佑都選手(インテル・ミラノ)ら馴染みの顔ぶれが揃いました。
その一方で、「年齢ではなく質を見ている」と話すアギーレ監督は、9月からの6試合で試してきた選手からDF塩谷司選手(サンフレッチェ広島)、MF柴崎岳選手(鹿島アントラーズ)、FW豊田陽平(サガン鳥栖)らを選出。代表戦未出場のGK東口順昭選手(ガンバ大阪)、DF昌子源(鹿島アントラーズ)の2選手も選ばれました。
アギーレ監督は、「複数のポジションがこなせるという基準で選んだ。GK以外は様々なポジションとフォーメーションでプレーできると思う」と説明。これまでの6試合には招集されていなかったMF清武弘嗣選手(ハノーファー)も同様と話し、「呼んでいなくてもずっとチェックしていた。非常に難しいリーグでレギュラーとして活躍しているので、代表に呼ぶに値すると考えた」と話しました。
大会での戦い方について訊かれると、指揮官は、「チームの基本的な形は4-3-3。攻撃時に3-4-3に変えることができて、守備には4-1-4-1にもなる。だが、重要なのはシステムではなく、そのシステムにいる選手たち。合宿で選手たちが様々な形で攻撃でき、様々な形で守備ができるようにしたい」と語りました。
日本は今月29日から3人のトレーニングパートナーの協力も得て、東京近郊で国内合宿を行います。その後、代表チームは年明け2日に現地へ向けて出発。オーストラリアでの直前合宿中にはオークランド・シティFC(ニュージーランド)との練習試合などで調整を行う予定です。
1月9日に開幕するAFCアジアカップでは、日本はグループステージでパレスチナ(12日、ニューカッスル)、イラク(16日、ブリスベン)、ヨルダン(20日、メルボルン)と対戦します。決勝戦は1月31日にシドニーで行われます。
アギーレ監督は「ウルグアイやブラジルとの試合でチームとして成長できた。また、ニュージーランドのチームとの練習試合で最後の調整ができるので、非常に良い形で大会に臨めると思う。選手たちと共に、日本が持っているアジアカップのタイトルを防衛したい」と語りました。
コメント
ハビエル・アギーレ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
非常にバランスのとれた大会メンバー構成で、これまでにアジアカップやワールドカップを戦った経験豊富な選手たちに加え、代表戦数試合という新しく若い選手たちも8人ほど入りました。日本代表については5年前からチェックしていて、経験豊富な選手たちのことも来日前から知っていたので、9月からの6試合では経験の少ない選手たちを近くで見たかったのですが、今回そこからポジションを勝ち取った選手たちが含まれています。代表に入る力はあるが今回メンバーリストに入らなかった選手たちは、ここで落ち込まずに努力し続けてほしいです。
対戦相手には敬意を払わなくてはいけないと思っていますが、自分たちを最もリスペクトする形で、自分たちが機能するかどうかを求めていきたいと考えています。合宿でのトレーニングは最も良い状態で初戦に臨めるように組み立てています。私は、日本はアジアで優勝候補であり主役だと認識しています。簡単なことではありませんが、グループステージ3試合を勝ち、ベスト8、ベスト4、そしてファイナリストと、決勝へ向かっていくにつれてパフォーマンスが上がっていければ良いと考えています。選手たちと共に戦って、日本が保持しているアジアのタイトルを防衛したいと思います。
霜田正浩 日本サッカー協会技術委員長
ハビエル・アギーレ監督になってから初めての公式戦です。ディフェンディング・チャンピオンとして優勝を狙えるようにチーム一丸となって戦いたいと思います。現地の暑熱対策なども、日本代表はいろいろな経験を蓄積しています。欧州から来る選手と、Jリーグのオフ明けになる国内からの選手のコンディションを1つにまとめることを意識しながら、12月29日からの合宿で選手スタッフ一丸となって、1月12日の初戦に良いコンディションで臨めるようにしたいと考えています。
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