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SAMURAI BLUE、非公開でタイ戦へ戦術確認
2016年09月05日
SAMURAI BLUE 日本代表は9月4日(日)、2日後に迫った2018FIFAワールドカップのアジア最終予選(Road to Russia)へ向けてバンコク市内で練習を行いました。
雨あがりで蒸し暑さが感じられる中、冒頭15分以外を非公開にして戦術の確認に時間を割きました。前日まで別調整が続いていたMF柏木陽介選手(浦和レッズ)も全体練習に参加しています。
練習は1時間強という短めながらも「試合2日前なので時間ではなくて質」と、霜田正浩ナショナルチームダイレクターは指摘しました。
日本は1日の初戦でアラブ首長国連邦(UAE)に逆転負けを喫しましたが、タイも同日のアウェイでのサウジアラビア戦を0-1で落としており、日本は6大会連続での出場、タイは初出場を目指して、ともに勝利が求められる一戦でタフな試合が予想されます。
MF清武弘嗣選手(セビージャ)は、「負けた雰囲気は日本に置いてきた。こちらでは切り替えてやっている」と話しています。
タイとの通算対戦成績は14勝4分2敗で、日本のプロ化以降の顔合わせでは5勝1分け1敗です。今回は、岡田武史監督の下で戦った2008年6月のバンコクでの2010年南アフリカ大会のワールドカップ3次予選(○0-3)以来の対戦で、ワールドカップ予選では日本の4戦4勝です。
FIFAランクでは日本の49位に対してタイは120位ですが、2013年以降徐々に順位を上げる成長を見せており、2018年ロシア大会の2次予選では、タイは4勝2分と負けなしでグループFを首位で突破して最終予選に駒を進めました。サウジアラビア戦も終盤にPKで失点するまで粘り強く戦い、相手を脅かす場面も作りました。
チームには攻撃的MFのChanathip Songkrasin選手やFW Teerasil Dangda選手、主将でDFのTheerathon Bunmathan選手らキープレーヤーを含め、タイプレミアリーグで現在首位のムアントン・ユナイテッドから8人が選ばれています。タイもこの日、日本と同じグラウンドで練習しました。
FW宇佐美貴史選手(FCアウグスブルグ)は、AFCチャンピオンズリーグ (ACL)でタイのクラブとも対戦した経験から、「ACLでもタイの選手の技量は経験済み。弱いイメージは全く持っていない」と話して、侮れない相手として警戒を示しています。
また、オリンピック最終予選となった今年のAFC U-23選手権でタイと戦ったFW浅野拓磨選手(シュツットガルト)も、「ひとりひとり技術が高いし、動きの速さ、俊敏性も高い。その中で守備から入ってくる。相手を勢いに乗らせたらやりたいことをやってくるので、その前に潰すところは潰して僕らのペースに持ってきたい」と話しています。
試合は6日(火)、ラジャマンガラスタジアムにて19:15開始の予定です。
選手コメント
FW #18 浅野拓磨 選手(シュツットガルト)
決めるところを決めないと試合には勝てません。UAEとの試合ではそこが自分自身の課題として残りました。これまでも、決めるところで決めらなかった悔しさをバネに次は決めようと、ずっとやってきました。次の試合、絶対に決める強い気持ちで臨みたいです。日本が自分たちのサッカーをすれば、ボールを動かしながら裏を突いたりできるので、相手のいいところを潰して、自分たちのペースで試合を進められるようにしたいと思います。
FW #11 宇佐美貴史 選手(FCアウグスブルグ)
タイはカウンターの鋭さはありますし、前の10番にボールが収まるので、そこから2列目の選手が飛び出してきますし、長身で全員がフィジカルに優れているわけではないので、それ以外のところで勝負してくるチームという印象です。サイドと中の使い分けや、サイドでどれだけ相手を剥がせるかもキーになってくると思うので、誰が出るか分からないですが、自分が出たらしっかりそういうイメージを持ってやりたいですし、UAE戦と同じミスをしないという意識も大事だと思います。チーム全体で乗り越えて良い流れで次に進めるように、勝利を持って日本に帰りたいと思います。
MF #15 遠藤航 選手(浦和レッズ)
選手も切り替えようと話していて意識的に声を掛けていますし、緊張感もありますし、(試合への)雰囲気ができていると思います。最終予選は緊張感がありますし、ちょっとしたミスが失点につながります。U-23代表の試合でもそうでしたが、フル代表になると1段階上の厳しさを感じます。次は絶対に勝点3を取らなければなりません。出るチャンスがあると思って常に準備していますが、ただ出るだけではなくて、勝点3を獲る準備をしないといけないと思っています。
MF #6 森重真人 選手(FC東京)
気候は涼しいくらいで問題ありません。UAE戦から切り替えて、みんな次の試合に向けて準備しますし、みんなで話し合う機会が多くなっています。そこはポジティブに捉えて、みんなで乗り切っていきたいです。相手が守備を固めても自分たちの力でこじ開けるしかないですし、今の状況も自分らの力で変えていくしかありません。全体的に10番の左サイドからの攻撃とカウンターをケアして、準備していきたいと思っています。
スケジュール
8月28日(日) | 17:30 | トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド) |
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8月29日(月) | 17:00 | トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド) |
8月30日(火) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
8月31日(水) | 未定 | トレーニング ※一般非公開 |
9月1日(木) | 1-2 | アジア最終予選(Road to Russia) vs UAE代表(埼玉スタジアム2002) |
9月2日(金) | 10:00 | トレーニング ※一般公開(浦和駒場スタジアム) |
9月3日(土) | PM | トレーニング ※一般公開未定 |
9月4日(日) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
9月5日(月) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
9月6日(火) | 19:15 | アジア最終予選(Road to Russia) vs タイ代表(Rajamangala Stadium) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※時間は全て現地時間です。
アジア最終予選(Road to Russia)
2016年9月6日(火) 19:15(日本時間21:15)キックオフ(予定)
ラジャマンガラスタジアム(タイ/バンコク)
テレビ朝日系列 / NHK-BS1にて全国生中継
タイ代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
大会情報はこちら
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