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【ワールドカップヒストリー#第12回】「2010FIFAワールドカップ 南アフリカ」第2戦 vs オランダ
2018年06月10日
いよいよ始まる「2018FIFAワールドカップ ロシア」。6月19日に初戦となるコロンビア戦(日本時間21時キックオフ)を迎えるSAMURAI BLUEは、悲願のFIFAワールドカップ初出場から今年で20年―。
そこで「ワールドカップヒストリー」と題して、SAMURAI BLUEの過去のFIFAワールドカップでの戦いをプレイバック。第12回は2010年南アフリカ大会のオランダ戦を振り返ります。
記録
2010.6.19 ダーバン
グループステージ第2戦
オランダ 1-0(0-0) 日本
[失点]53' ヴェスレイ・スナイデル
[監督]
岡田武史
[出場選手]
GK 21 川島永嗣(川崎F)、FP 3 駒野友一(磐田)、4 田中マルクス闘莉王(名古屋)、5 長友佑都(F東京)、22 中澤佑二(横浜FM)、2 阿部勇樹(浦和)、7 遠藤保仁(G大阪)、8 松井大輔(グルノーブル)→64' 10 中村俊輔(横浜FM)、17 長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)→77' 9 岡崎慎司(清水)、18 本田圭佑(CSKAモスクワ)、16 大久保嘉人(神戸)→77' 11 玉田圭司(名古屋)
[控え選手]
GK 1 楢崎正剛(名古屋)、23 川口能活(磐田)、FP 13 岩政大樹(鹿島)、6 内田篤人(鹿島)、15 今野泰幸(F東京)、12 矢野貴章(新潟)、14 中村憲剛(川崎F)、20 稲本潤一(川崎F)、19 森本貴幸(カターニャ)
マッチレポート
カメルーン代表に勝利を収め、幸先の良いスタートを切った日本代表は、6月19日に第2戦のオランダ代表戦を迎えました。
欧州でも屈指の強豪であるオランダはロビン・ファンペルシー選手、ヴェスレイ・スナイデル選手らワールドクラスのタレントを擁し、この大会でも最終的に準優勝に輝いたチーム。そんな強豪相手に日本は、カメルーン戦とまったく同じメンバーで臨みました。
前半からボール支配では劣ったものの、4バックの前に3人のMFを並べた日本の守備組織は、連動性と粘り強さを兼ね備え、相手にチャンスらしいチャンスを与えません。逆に前半終了間際に松井大輔選手が惜しいシュートを放つなど、日本は耐えながらも相手の隙を窺いチャンスを作ります。
ところが後半立ち上がり、ギアを1段階上げてきたオランダの攻勢にさらされてしまいます。立て続けにピンチを迎えると、53分、スナイデル選手の放った強烈なミドルシュートがGK川島永嗣選手の手をはじいて、ネットに吸い込まれてしまいました。
1点を追いかける日本は、64分に松井選手に代えて中村俊輔選手を投入。さらに77分には長谷部誠選手と大久保嘉人選手を下げ、岡崎慎司選手と玉田圭司選手を送り込みます。攻撃の人数を増やし同点を狙った日本でしたが、守備のバランスを崩したことでカウンターからピンチを招く機会も増加。それでも川島選手のビッグセーブでこれを凌ぐなど、最後まで望みをつなぐ戦いを見せました。そして試合終了間際、相手のディフェンスラインの裏に抜け出した岡崎選手がエリア内に侵入し、角度のない位置から左足を一閃。しかし、このシュートは無情にもバーの上を越え、同点に追いつくことはできませんでした。
強豪のオランダと互角の戦いを見せた日本でしたが、あと一押しが足りず、0-1と敗戦。ノックアウトステージ進出は、第3戦のデンマーク代表戦に持ち越されることとなりました。
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