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SAMURAI BLUE、森保監督体制で始動
2018年09月04日
SAMURAIBLUE(日本代表)は9月3日(月)、キリンチャレンジカップ2018チリ代表戦(7日、札幌)とコスタリカ戦(11日、大阪)へ向けて札幌市厚別公園陸上競技場で合宿初日の練習を行い、森保一監督の下で新たなスタートを切りました。
小雨が舞う少し肌寒い天候の中、ピッチに集合した選手たちは、所属クラブの都合で練習合流が1日遅れるDF植田直通選手(セルクル・ブルージュKSV)、MF中島翔哉選手(ポルティモネンセSC)、MF南野拓実選手(ザルツブルク)、MF堂安律選手(FCフローニンゲン)を除いた19人です。
練習冒頭に選手とスタッフをピッチに集めて、森保監督は「今回、チームと仲間のために走って戦う選手が集まってくれたと思う。組織的にチームと仲間のために走って戦うという日本人の良さを出しつつ、それぞれが個々の特長やスペシャルな部分を存分に発揮して、思い切ってプレーしてほしい」と、選手たちに語りかけました。
この日は、週末の試合明けやヨーロッパからの移動を経た選手たちのコンデションを考慮して、ランニングやストレッチを行い、リカバリー中心の軽めの内容に終始して1時間弱で練習を終えましたが、フィールド選手が5~6人ずつ3グループに分かれて行ったパス回しでは、時折笑い声も聞こえる、リラックスした雰囲気での練習になりました。
2年後の東京オリンピックへ向けてU-21代表監督も兼任する森保監督は、9月1日(土)に銀メダルを獲得したインドネシアでのアジア競技大会から前夜、札幌入りしたばかりですが、疲れた様子も見せず、ピッチで選手たちの動きに鋭い視線を送り、練習終わりにはMF伊藤達哉選手(ハンブルガーSV)やFW浅野拓磨選手(ハノーファーSV)に声をかけて、選手のコンディションチェックに余念がない様子です。
今回選出された23人のメンバーには、19歳で最年少のDF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)や20歳の堂安選手などU-21年代も含まれており、平均年齢は25・35歳。ロシアで行われた今夏のFIFAワールドカップのメンバーからは平均で3歳若返り、ロシア大会を経験したメンバーはDF槙野智章選手(浦和レッズ)、MF遠藤航選手(シントトロイデンVV)、植田選手、GK東口順昭選手(ガンバ大阪)の4人のみというフレッシュな顔ぶれになっています。
森保監督は、「この9月~11月の期間で多くの選手を招集させてもらって、選手の特長を見ながら、アジアカップに向けてやっていきたい」と話し、代表選手として「サッカーはチームスポーツ。仲間がいるからこそ自分も活かされるし、自分も仲間を活かすという部分で、チームとして戦っていけるように、チームのために走って、考えて、戦ってほしい」と、選手たちへの期待を語りました。
今回のチームでは32歳で最年長のMF青山敏弘選手(サンフレッチェ広島)は、年齢的にもチームを牽引する立場でもありますが、「自分でできる限りのことはやる。締めるところはしっかり締めて。自分なりにできる範囲内でやりたい」と、話しています。冨安選手は、「ワールドカップが終わって新たなチームになって、こうしてチャンスをもらえているので、そのチャンスを掴めるように積極的にやりたい」と意気込んでいました。
新生SAMURAI BLUEは、キリンチャレンジカップ2018で9月7日(金)に札幌ドームでチリ代表、11日(火)に大阪のパナソニックスタジアム吹田でコスタリカ代表と対戦します。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
基本的には、3-4-2-1は私が長くやってきた形でもあるので、ベースとして持っておきたいというのはありますが、今回を含めてどういう形になるか、決めていません。戦う上での原理原則は変わらないので、柔軟に考えてやっていきたいと思っています。試合中に形を変えながら戦い、そこに対応していくこと、試合の中で相手とのギャップをどうやって作っていくかということが、現代サッカーの一つの流れかと思うので、選手たちにはそういう部分の変化に対応して、柔軟に戦ってもらえるようにしたいと考えています。
DF 冨安健洋 選手(シントトロイデンVV)
クラブでも相手の特長をしっかり見ながら対応することは意識していますし、1対1など少しずつ手応えも感じてきています。週末の試合で1つ結果がついてきて、良い流れで、この合宿に来ることができたので、こちらでも変わらずに頑張りたいです。代表チームで特にどこをやりたいというのはありません。与えられたポジションで、やることは変わりません。
DF 佐々木翔 選手(サンフレッチェ広島)
初めての代表合宿ですが、スタッフの方も知っている方ですし、みんなとコミュニケーションを取りながらやれています。対人や人への強さや空中戦が自分の魅力だと思うので、そういうところで負けないようにしたいですが、まずはチーム優先でしっかりやりたいです。森保監督のチームにもう一度僕が力になれるチャンスがあることはうれしいです。力を発揮したいですし、森保監督のサッカーについて僕の理解が多いのであれば、みんなに伝えていきたいと思います。
MF 青山敏弘 選手(サンフレッチェ広島)
監督は、どれだけ自分を犠牲にして走れるか、チームのために戦えるかを求めるので、みんなでそこを最低限やって、技術や戦術を最大限やっていきたいです。攻撃のスイッチやサイドチェンジのタイミングなど、監督のサッカー、チームの狙いを伝えていきたいと思います。ワールドカップにはやっぱり出たかったですし、その思いがしっかりとモチベーションとして続いているから、できる限りのことをやって、今ここに来ていると思います。それを続けたいですし、代表チームでも日本の勝利に貢献できると思います。
FW 浅野拓磨 選手(ハノーファーSV)
ワールドカップに選ばれなかった悔しさを経験したことで、危機感を常に強く持ってやってきました。森保監督が広島の時に自分が全力でやるところを見てもらって今の自分があるので、原点に戻ってきたような新鮮な気持ちで今日もピッチに立てました。4年後のワールドカップに向けて、ここから準備が必要ですし、そのためのアピールの2試合だと思うのでしっかりと結果を残せるように全力でやるだけです。若い選手がここからどんどん入って来るので、そういう選手にも負けないように、頑張っていかないといけないと思っています。
スケジュール
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森保一 監督 インタビュー
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青山敏弘 選手(サンフレッチェ広島)インタビュー
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伊藤達哉 選手(ハンブルガーSV/ドイツ)インタビュー
2018年9月7日(金) 19:00キックオフ(予定)
北海道/札幌ドーム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs チリ代表
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2018年9月11日(火) 19:20キックオフ(予定)
大阪/パナソニックスタジアム吹田
SAMURAI BLUE(日本代表)vs コスタリカ代表
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