FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の初戦、エクアドル戦を翌日に控えたU-20日本代表は、5月22日(水)に公式会見に臨み、影山雅永監督とキャプテンの齊藤未月選手が登壇しました。

初戦のビドゴシュチュスタジアムで行われた公式会見では指揮官の影山監督が「ここにいることができて非常に嬉しいです。選手たちが明日の開幕に向かって非常に良い緊張感を持って準備してくれているので、非常に頼もしく思っています。こんなに楽しみな大会はないですから、明日の試合に向かってさらにいい準備をしていきたいと思っています」と冒頭でコメントした後、齊藤選手は「明日の初戦に向けてチームとしていい準備ができていますし、個人的にもすごく楽しみにしています。すごく楽しいゲームが見られると思うので期待して待っていて欲しいなと思います」と述べ、大会への意気込みを語りました。

グループステージ突破に向けて重要な初戦でエクアドルと対戦する日本。エクアドルの印象を問われた影山監督は「非常に強い相手です。そしてリスペクトが必要だと思っています」と相手の強さを表現しつつ、「その上で彼らの組織としても個人としても強みな部分を抑える試合をやっていかないといけない。ただ、やってみないとわからないと思っているので、選手たちが思い切って力を出せるようにしてあげたいなと思います」と語り、大会初戦へのイメージを高めていました。

また今大会を通して選手たちにどのような成長を見せて欲しいかについて、影山監督はこのように語っています。

「まずチームとしてはグループステージ突破です。そして、できるだけ上に行きたいですけど、その中でチームとして発揮してほしい力に加えて、僕が彼ら選手に言ったのは『この大会期間中は個人としてのものもあるけども、日本として戦う、チームのために戦う気持ちを前面に出そうぜ』と。そして『献身的な姿勢でチームに貢献するというところは、他の国に比べても我々が突出しているところだ』と。それを前面に出して戦おうと選手には言いました。」
地元ポーランドのメディアからもポーランドの印象を問われた影山監督は迷いなく「素晴らしい環境、からっとして気持ちがいい気候、食べ物も美味しく、そしてどこに行っても優しい人々によってサッカーに集中できる環境を提供してくださり非常にありがたく思っている」と感謝の意を述べました。

会見の後にはチームはトレーニングに臨み、初戦前日に最終調整を行い、本番に向かうべく準備を整えました。大会開幕を翌日に控え、選手たちは良い緊張感の中約1時間汗を流し、それぞれが大会初戦に向け熱い想いを胸にピッチを後にしました。

現地時間23日(木)に開幕するFIFA U-20ワールドカップポーランド2019。日本は23日(木)にエクアドルとグループステージ初戦を戦い、26日(日)にメキシコ、29日(水)にイタリアと対戦します。

選手コメント

DF #3 小林友希 選手（ヴィッセル神戸）
今は「いよいよ始まるな」というワクワク感が強いです。こういった大会の初戦というのはこれから戦っていく上でとても重要ですのでオフの時でも「初戦で100％の力を出せるように」と普段からチームメイト同士で話あっています。エクアドルは攻撃が非常に強く、サイドの選手も巧くて速い選手が揃っていると思いますので自分の持ち味でもある競り合いの強さとインターセプトを意識して明日の戦いに臨みたいと思います。

FW #11 田川亨介 選手（FC東京）
明日は守る展開も増えるかもしれませんがフォワードとしては初戦でチームに勢いをつける為にゴールという結果を残したいと思っています。たとえ防戦を強いられることになっても一発決めて、チーム全体で守れば勝利できると思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

FIFA U-20 ワールドカップポーランド2019

大会期間：2019/5/23(木)～2019/6/15(土)

グループステージ：
2019/5/24(金) 03:30キックオフ(日本時間）
vs エクアドル代表

2019/5/26(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs メキシコ代表

2019/5/30(木) 01:00キックオフ(日本時間)
vs イタリア代表

TV放送情報はこちら
大会情報はこちら