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SAMURAI BLUE森保監督、「チャレンジ精神を持って戦う」 ~キリンチャレンジカップ2019~
2019年06月05日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月4日(火)、キリンチャレンジカップ2019のトリニダード・トバゴ戦を翌日に控えて試合会場の愛知県豊田スタジアムで公式練習に臨み、チームを率いる森保一監督は公式会見で、選手個人とチームの成長を期して「チャレンジ精神を持って戦いたい」と述べました。
練習は冒頭15分以外を非公開にして最終調整。公開された部分では、チームはジョギングやストレッチ、体幹トレーニングなどで体をほぐし、フィールドプレーヤーは3グループに分かれてボール回しを行い、GK4選手はグラウンダーや近距離からのパス交換などでウォームアップ。その後、非公開で戦術確認に取り組みました。
今回のトリニダード・トバゴ代表戦は、9日に宮城で行うエルサルバドル代表戦と併せて、9月から始まる2022年FIFAワールドカップのアジア予選を前に臨む貴重な実戦の機会です。
森保監督は、この日の会見で「個の成長、チームの成長がみられるように、チームとしてチャレンジ精神を持って戦いたい」と話しました。
先発メンバーについてはまだ確定していないとしながらも、「これまで招集してきた選手をベースに準備していこうかと思っている」と述べており、チームの基盤や戦い方の浸透を改めて徹底させたいという意向がうかがえます。
この日18歳の誕生日を迎えたMF久保建英選手(FC東京)や19歳のGK大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)ら若手の代表デビューも気になるところですが、彼らを含めた9選手が今月14日からのCONMEBOLコパアメリカブラジル2019にも参加することもあり、森保監督は「若手にはいろいろなことを経験のある選手から学んでもらい、次につなげてもらえれば」と話し、慎重な姿勢を見せました。
日本とトリニダード・トバゴとの対戦は、2006年8月のキリンチャレンジカップ(2-0)以来で2度目の顔合わせです。
トリニダード・トバゴのFIFAランキングは現在93位(日本は26位)ですが、過去にはCONCACAFゴールドカップで準優勝や3位に入る経験もあり、2013年、2015年大会ではベスト8入りしました。
今回チームを率いるのは、トリニダード・トバゴが初出場した2006年FIFAワールドカップでもプレーした元同国代表選手のデニス・ローレンス監督です。イングランドのクラブでコーチの経験があり、現在チームは今月15日にアメリカで開幕するゴールドカップへ向けて最終調整を図っています。
ローレンス監督は「ゴールドカップに出場できるメンバーを連れてきた。大会へ向けて良いテスト。良いものを得たい」と話しました。
DF昌子源選手(トゥールーズFC)は、「相手はしっかり組み立てようとするチームだと聞いている。非常にいい相手というのは間違いない。ワールドカップ予選前に本当に大事なキリンチャレンジカップだと思う。しっかりとここから勝ち癖をつけていくのが大事」と話していました。
試合は豊田スタジアムにて、5日(水)19:30キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
明日のキリンチャレンジカップのトリニダード・トバゴ戦は、我々日本代表の貴重な強化の機会です。明日の試合でも個の成長、チームの成長がみられるように、チームとしてチャレンジ精神を持って戦いたいです。まずは目の前の1戦に最善を尽くすこと。いい準備をして明日の試合に臨みたいと思っています。スタメンは100%確定しているわけではありませんが、私が日本代表の監督になって、これまで招集させてもらった選手たちをベースに準備していこうかと思っています。この活動の後にコパアメリカの参加があります。若手にはこのキリンチャレンジカップでトレーニングしながら、いろいろなことを経験のある選手から学んでもらい、次へつなげてもらえればと思っています。
GK #28 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
いろいろな経験をしてきた選手たちと一緒に練習できて、すごく刺激的で楽しいです。目の前でプレーを見て盗めるところはどんどん盗みたいですし、他の3人にないところを自分が出して、刺激しあいながらやっていければと思います。シュートストップ、ハイボールはすごく自信を持っているので、どんどんアピールしていきたいです。
DF #3 昌子源 選手(トゥールーズFC)
前回3月の試合では負けているので、しっかり勝ちにこだわって戦いたい。DFとしては後ろのオーガナイズをしっかりやっていきたいですし、吉田選手はいませんが、いるメンバーで森保監督がやりたいサッカーをしっかりやっていくことが大事だと思います。
DF #19 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
親善試合なのでチャレンジすることは忘れずに、いい意味、ポジティブな意味での失敗がいっぱい出るようにしたいです。守るようなサッカーとか守るようなプレーというのは、親善試合には必要ないので、いいプレーができるようにと考えています。
MF #7 柴崎岳 選手(ヘタフェCF)
チームの積み重ねはできていると思いますし、改めて確認という部分は特にないかと思います。これまでも監督のやりたいことや戦術を浸透させてきました。それをより深めて、ワールドカップ予選に自信をもって臨めることが大事だと思います。代表に食い込むだけの力のある選手がこれからも出てくるでしょうし、そういった選手を吸い上げてチームの向上につなげられればいいと思います。僕は、臨機応変にそういう選手にあわせて、チームとしても1対1の関係の中でも良い関係を構築していきたいと思います。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
ワールドカップアジア予選が始まる中で、監督もメンバーを絞り込んでいく段階でもあると思うので、選手にとっては非常に大事な2試合になるかと思います。しっかり自分のいいところをアピールできればと思いますし、チームとして良くなっている部分もあるので、その部分をうまく出しながら勝てればいいかなと思います。
MF #27 久保建英 選手(FC東京)
集合の時は緊張しましたが、グラウンドに入ったらあまりありません。代表なのでみんなうまいですし、練習の強度も高いです。ゲーム形式でも面白いというか、「おぉ」と思うプレーがあって楽しいですし、動きが速い。刺激は常に感じます。自分が今年積み重ねてきた、今までの経験はすごく活きていると思います。自分はチャンスがあれば頑張るだけです。こういう場所で誕生日を迎えられるのはうれしいです。18歳でも試合に出る人は出ますが、22歳、23歳の時に約束されているものは何もありません。焦らず、でも結果を求めつつ、年齢が上がったからではなく、自分は自分でやりたいことをやるだけだと思います。
デニス・ローレンス トリニダード・トバゴ代表監督
この試合はゴールドカップに向けて良い試金石です。日本は技術がありアグレッシブで個々の選手の質も高いので、日本のアグレッシブさとしっかり競って、プレッシャーの中でもボールキープすること、守備でも組織的に戦うことが大事になります。現在我々はチームづくりを進めている段階で、もっとポゼッションして、ゲームコントロールができるようにしたいと思っています。
スケジュール
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大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
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久保建英 選手(FC東京)インタビュー
SAMURAI BLUE(日本代表)対 トリニダード・トバゴ代表
開催日時:2019年6月5日(水) 19:30キックオフ(予定)
会場:愛知/豊田スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)対 エルサルバドル代表
開催日時:2019年6月9日(日) 19:00キックオフ(予定)
会場: 宮城/ひとめぼれスタジアム宮城
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