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U-15日本代表候補、初めてのトレーニングキャンプが終了
2023年03月12日
3月6日(月)からスタートしたU-15日本代表候補のトレーニングキャンプが、3月10日(金)に5日間の全日程を終え、チームとして始めての活動を終了しました。
合宿の折り返し地点となる8日(水)にはヴィッセル神戸U-18、履正社高校とトレーニングマッチを行いました。結果は高校生を相手に大敗となり悔しさを滲ませましたが、選手たちはその中でも通用した部分と改善が必要な部分を明確に認識しました。翌日9日(木)はリカバリー中心のメニューとなり、サッカーバレーなどを行いました。活動4日目ということもあり、選手同士も親しくなってきた様子で、リラックスした表情でメニューを楽しんでいました。またこの日は視察に来ていたU-17日本代表の森山佳郎監督から前日のトレーニングマッチを見た感想が伝えられ、「成長していく選手はギラギラ、メラメラとした気持ちを持っている、そういう選手を目指してほしい」と熱いエールも送られました。
合宿最終日となる10日(金)はチームを3グループに分け、今回の活動の集大成となる紅白戦を行いました。それぞれのチームに1名ずつコーチが付く形で行われたゲームは、勝負を意識した試合さながらの雰囲気となり、選手たちも積極的に声を掛け合いながら、熱いプレーを見せました。紅白戦後には平田礼次監督が「今後も代表に選ばれるために努力してほしい。ただし、それはここにいるスタッフに気に入られるとか、良い評価をもらうといった、そんな小さな世界の話ではない。将来世界に出ていける選手になれるように、何が必要かを意識し、日々取り組むことが重要。普段関わってくださっている関係者から「〇〇選手はいい選手だ」という声が、代表スタッフにも届くように、努力を続けてほしい」と話し、トレーニングキャンプを締めくくりました。
U-15日本代表は4月下旬からスペイン遠征を行い、世界トップレベルのチームとの対戦を予定しています。選手は今回の活動で得た経験や刺激を糧に、所属クラブで一層努力を重ね、次の活動までにさらなる成長を目指します。
監督・選手コメント
平田礼次 監督
U-15日本代表の立ち上げとなる最初のトレーニングキャンプで、招集した選手たちの長所を多く見ることができました。同時に日本代表としてのアイデンティティやプレービジョンを原則とした、基本的な心構えも共有できました。そしてSAMURAI BLUE(日本代表)へ続くパスウェイで必要なサッカーの本質と適応力をトレーニングできたと思います。今回招集された選手たち、また今回招集されなかった選手たちが、更にレベルアップをして、良い習慣と激しい競争の中から夢を掴み獲ることを楽しみにしています。
GK 新堀恵太 選手(FC東京U-15むさし)
2023年最初の代表活動に選出され、トレーニングキャンプで様々な経験をでき、代表活動に関わった、全ての人に感謝しています。今回のトレーニングキャンプではたくさんの仲間とコミュニケーションを取る中で、自分の特長を出すことや、次のスペイン遠征なども見据えた行動をすることなどを学べました。また自分の課題や長所を確認することや、新しく取り入れるべきことを明確にできました。これからはチームに戻って、今回のキャンプで出た課題や新しく取り入れることをチームのみんなに伝えて、実践し、自分の経験値をチームに与える作業をしていきたいと思います。そして自分もチームも強くなり、次のスペイン遠征や今後の代表活動に生かしていきたいと思います。
DF 宇南山新太 選手(会津サントスFCジュニアユース)
今回、U-15日本代表候補に選出され、プレーできたことは自分にとってとても誇らしいことです。4泊5日のトレーニングキャンプでしたが、日数以上に濃密なトレーニング、ミーティングなどを経験できました。個人としては、あまり特長を出せず、悔しい合宿となってしまいましたが、その中でも学べることはたくさんありました。合宿で得たものを自分の中で消化して成長につなげていきたいと思います。この合宿ではU-15年代の日本トップレベルの選手たちと共に生活でき、自分の常識が覆されました。この覆された常識を自分の当たり前に塗り替えて、サッカープレイヤーとしてもっともっと高みを目指していきます。
MF 川端彪英 選手(京都サンガF.C.U-15)
まず今回の日本代表候補トレーニングキャンプに関わってくださった方々、本当にありがとうございました。
ここでプレーして感じたことは、自分の守備の強度が低いことです。このキャンプに来て改めて自分の守備への意識がとても低いことを知りました。高校生相手と試合をさせてもらい、体の大きさや、テクニックの違いがよくわかりました。このような相手と対戦し、今回監督やスタッフに教えてもらった適応力がどれだけ大切か身に沁みて感じました。他にもコーチに攻から守、守から攻といった切り替えの部分で点を決められるかどうかが決まるということを教えてもらいました。攻撃面では自分の良さである攻撃のスイッチを入れるドリブルやパスなどで通用した部分もありましたが、そのプレーをもっと正確にやっていくことが大切だと思いました。このようにとてもいい経験をしているので、チームに戻っても個人的に続けていき、チームにも共有していきたいと思います。今回のキャンプは幼なじみの塩尻哲平選手と選ばれました。所属チームは違いますが代表に選ばれ続けて、一緒に代表の場で戦っていきたいです。
FW 吉田湊海 選手(FC多摩ジュニアユース)
今回、U-15日本代表候補に選んでいただきありがとうございました。今回の候補キャンプでは色々なことを経験できたと思います。2日目の午後の試合ではフォワードとしての自覚を持ち、決められるところを決めきる大切さを実感しました。3日目の試合では何にもできず途中交代をしてすごく悔しかったです。最終日の紅白戦でチームが一丸となり、みんなで最後まで走り切り、全部の試合で勝てたことは良かったです。しかし課題もあって、勝っているときこそゴールを決めきると言うことが課題だと思いました。この経験を生かして、これからの遠征やキャンプにも選ばれ続けられるように頑張りたいと思います。5日間支えてくれた監督、スタッフ、選手のみなさん、ありがとうございました。
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