初戦のグアム戦を終えたU-15日本代表は、中1日で第2戦のチャイニーズ・タイペイ戦に臨みました。

前半2分、相手のCKのクリアが短くなったボールをヘディングで押し込まれそうになりますが、GK 松浦迅ビエラ（浜松開誠館中）がギリギリのところでボールをかき出してピンチを防ぎます。

DFラインの背後をロングボールでシンプルに狙うチャイニーズ・タイペイに、CBの吉田遥翔（スプレッド・イーグルFC函館）、渡邉春来（東京ヴェルディジュニアユース）が中心となって冷静に対応し、相手にシュートチャンスを与えません。

左右に揺さぶりながら、徐々に自分たちのペースに持ち込んだ日本は、前半11分に小川直澄（浦和レッズジュニアユース）が鈴木颯真（RIP ACE SOCCER CLUB）との左サイドでのコンビネーションでサイドを突破し、ファーサイドめがけてクロスを上げると、走り込んだ髙裕徳（セブン能登 ジュニアユース）がヘディングで押し込み先制点を決めます。

さらに前半20分には、右SBの大谷新（坂井フェニックス丸岡JY）のパスを受けた信重亮二朗（サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース）が自らドリブルでペナルティエリア内へと侵入して放ったシュートがゴールとなり、追加点をあげます。その後は両者得点を奪えず、前半を折り返します。

後半、チャイニーズ・タイペイ代表はロングボールで裏への1本だけでなく、日本のミスから奪ったボールをショートカウンターで繋いで攻撃に転じるシーンも見せ、何度かペナルティエリア内に侵入しましたが、U-15日本代表も素早い寄せでシュートは打たせません。

途中交代で入った、佐々木瑛汰（北海道コンサドーレ札幌U-15）と浦川慶（AS.ラランジャ豊川U15）も幾度となくペナルティエリア内に進入しますが、得点は奪えません。

89分に右サイドのペナルティ付近で受けた伏原俐空（神村学園中）が倒されて得たフリーキックのチャンスがありましたが、吉田遥翔のヘディングシュートは惜しくも枠を外れます。

その後もスコアの変わらないまま2-0で試合終了、グループステージ2勝目をあげました。

試合日時：2023年9月3日(日)10:00キックオフ
試合会場：Qingdao Citizen Fitness Center Pitch2
U-15日本代表 2-0（2-0,0-0）U-15チャイニーズ・タイペイ代表

＜得点＞
11分　髙裕徳（セブン能登 ジュニアユース）
21分　信重亮二朗（サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース）

今後の試合スケジュール

・9月5日(火)
10:00 グループステージ第3戦 vs. U-15香港代表 ＠Qingdao Baisha Bay Football Centre Pitch9
・9月7日(木)
10:00 準決勝 ＠Qingdao Baisha Bay Football Centre Pitch9 or Qingdao Citizen Fitness Center Pitch2
15:00 順位決定戦 ＠Qingdao Baisha Bay Football Centre Pitch9 or Qingdao Citizen Fitness Center Pitch2
・9月8日(金)
15:00 3位決定戦 ＠Qingdao Youth Stadium
19:00 決勝 ＠Qingdao Youth Stadium
※試合は全て現地時間

次戦は9月5日(火) Qingdao Baisha Bay Football Centre Pitch9にてU-15香港との第3戦となります。

選手コメント

GK #12 松浦迅ビエラ 選手（浜松開誠館中）
今日の相手のチャイニーズ・タイペイ代表は、前回試合したグアムよりレベルが高くて、判断のスピードや技術が求められるゲームでした。
チームとしては、崩しのところで焦ってしまい、間に通すパスなどをカットされてカウンターを仕掛けられるシーンが多くて、危ない時が何度かあり、しっかりと改善していかないといけないと思いました。けれど最終的には無失点で終えたので良かったです。
個人としては、もっと判断を早くして一つ一つ丁寧にプレーしていきたいと思いました。
次の試合も勝てるように、しっかり改善をして、チームとしていい準備をできるようにしていきたいです。

DF #5 鈴木颯真 選手（RIP ACE SOCCER CLUB）
今日の対戦相手のチャイニーズ・タイペイ代表は第1戦で香港代表に勝ち、1勝同士の試合でしたが、前半の早い時間帯に2得点を決めて自分たちのペースに持っていく事ができたと思います。
個人的には前半から運動量を意識してオーバーラップなどを多くしましたが、クロスの精度が悪かったりしたので、クロスの精度を改善していきたいと思います。
チームとしては後半に途中交代の選手がサイドからの攻撃を起点としてクロスを多く上げていたのですが、結果的に得点を決める事ができなかったので、チーム全体でペナルティエリア内での得点率を上げていきたいと思います。

FW #19 髙裕徳 選手（セブン能登 ジュニアユース）
初戦で勝ち点3を取り、チーム全員がモチベーション高く試合に挑みました。
個人としては、自分が先制点を挙げチームの勝利に貢献できたので良かったです。
チームとしては、コンビネーションを使っていけたシーンや攻守の切り替えが早いシーンがあり、前節の課題を改善していたシーンもありましたが、ゴール前のアイデアをもっと増やし、決めるところをしっかり決めないといけないと思いました。
優勝目指して、次の試合も頑張ろうと思います。

EAFF U15 男子選手権 2023

大会期間：2023年9月1日(金)～9月8日(金)
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