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U-16日本女子代表

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ニュース

U-16日本女子代表候補 キャンプ後半はトレーニングマッチを実施

2023年06月17日

U-16日本女子代表候補 キャンプ後半はトレーニングマッチを実施

U-16日本女子代表は6月14日(水)、トレーニングキャンプ3日目を迎え、帝京平成大学とのトレーニングマッチ(30分×3本)を行いました。

1本目は、自分たちが試合の主導権を握りつつも、なかなかゴールを割ることが出来ず、0-0で終了します。2本目に入ってメンバーを入れ替えると、32分、相手を背負いながらパスを受けたFW辻あみる選手(三菱重工浦和レッズレディースユース)が体を反転させ、前線にパス。MF髙橋佑奈選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)が、スピードを生かした得意のドリブルでゴール前まで運びシュートし、先制点を得ます。続く52分、スローインからMF髙橋選手がゴール前までドリブルで持ち運び、マイナスのクロスを入れると相手DFのオウンゴールを誘い、2-0とします。2点リードで迎えた76分、MF榊愛花選手(JFAアカデミー福島)からの浮き球のパスに反応したFW辻選手が抜け出しシュート。3-0とし、試合を終えました。

6月15日(木)の午前は、前日のトレーニングマッチで出た課題を中心にトレーニングに励みました。午後は紅白戦を行い、選手たちは、高い集中力の中で、今、自分が持つ実力を存分に発揮していました。翌16日(金)の午前は、ボールフィーリングを中心としたリカバリートレーニングを実施。終始リラックスした状態でコンディションの回復に努め、このトレーニングキャンプを締めくくりました。

選手コメント

GK 関口明日香 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15)
私は今回初めて代表候補トレーニングに参加するにあたり、『FPとコミュニケーションをとり、GKとして最後方からチームを引っ張る』という目標を立てて臨みました。トレーニングマッチでは常に次のプレーを予測して味方に指示を出したり、前線の選手のアクションに連動し、狙ったタイミングで一気にボールを奪いにいくことができました。しかし、コミュニケーション面では受け手と出し手のタイミングが合わなかったり、お互いの求めるプレーが違うためうまく噛み合わないこともありました。改めてコミュニケーションをとって連係を深めることの大切さを実感しました。
この5日間で客観的に自分と向き合い、自分の強みの生かし方や今後の課題について理解を深めることができました。これからも感謝の気持ちを忘れずに目標に向かって励み、世界を魅了させるようなGKになりたいです。

DF 中野梨緒 選手(大商学園高)
トレーニングマッチで帝京平成大学と対戦させていただき、相手は体格やパスの質などが自分たちよりも格上でその中でもいいポジショニングを取ることなど、常に相手の背後を狙いながらプレーしました。サイドハーフでプレーしたときには、センターバックとコミュニケーションを取りながら自分が中に入ってパスを受けに行くこと、守備の時には相手に強いプレッシャーをかけることを意識していました。いつもしないポジションをして自分がサイドバックをしているときに、サイドハーフにしてほしいことなどを考えながらプレーすることができました。その他、シュートの質や体の向きがいい状態ではなかったので、こだわってプレーしていきたいです。この5日間を終えて、自分は1つ1つのプレーに意味を持ってプレーすることなど、オフのときのポジショニング、パスやクロスの質をもっと上げていかなければいけないと感じました。AFC U17女子アジアカップのメンバーは23人という少ない人数なので、これからもっと成長して自分の課題であるプレーはもちろん、得意なプレーを伸ばしてメンバーに入れるように成長していきます。

MF 弟子丸紗羽 選手(藤枝順心高)
私は、今回キャンプに初めて参加しました。初めてということもあり、少し不安もありましたが、自分の良さをアピールしながらも色々なものを吸収することを目標にキャンプに参加しました。練習やトレーニングマッチを通して、多くのことを学ぶことができました。まず大きく感じたのはプレーの質です。どこにでも蹴れる場所に置くトラップ、受ける味方にメッセージを込めたパス、オブザボールの動きなど一つ一つのプレーに意味があり自分はまだプレーの質が低いことを実感しました。
トレーニングマッチでは、今自分ができるプレーを最大限出すことと勝負にこだわることを意識して取り組みました。攻守に渡ってチームでコミュニケーションをとりながら多くのチャレンジをすることができ、自分の通用する面や自分の課題を明確にすることができたと思います。
また、自分に向き合うことの大切さも学ぶことができました。サッカー選手には1人も同じ選手はいません。今回参加した28人の選手もそれぞれの武器があり、良さがあります。このキャンプを経験するまでは、自分にはなくて人にある良さばかりを見て、自分はどうしたらいいのか不明確になっていました。ですが、今回のキャンプを通して、自分を知ることから始めることによって、改めて自分は何になりたいのか何故なりたいのかなどを考えることができました。これから、アジアカップのメンバーに選ばれるために、毎日が勝負だと思うので、今回の経験で学んだことを学んだだけにせずに行動に移し、世界で戦える選手になれるように努力していきたいです。

MF 髙橋佑奈 選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
1日目、2日目のトレーニングで、相手が得意とするプレーや、自分が得意とするプレーを共有したり、パスのタイミングなど、ゲームで合わなかったプレーについて確認したりと、トレーニングマッチに向けてすり合わせをしました。その結果、自分の武器であるスピードを生かしゴールを決めることができたり、ゴールに繋がるプレーができました。ですが、相手はフィジカルが強く、背負ってボールをコントロールすることができなかったり、FWとしてボールを受けられなかった時の次のアクションへの切り替えが遅かったり、パスの質、自分よりスピードの速い選手へのディフェンスの仕方、ボールがアウトした時の切り替えと準備など、まだまだできていないこと、課題となることがたくさんありました。この課題を改善しながら、自分の良さをもっと伸ばし、世界でも通用する武器にしていきたいです。
このキャンプを通して、他の選手からたくさん学ぶことができましたし、もっと自分がレベルアップしていかなければいけないとわかりました。チームに戻ってもこのキャンプで得たことを忘れず、たくさんの方々に感謝をし、これからも努力していきたいです。

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