第11回国際ユーストーナメント（U‐17）Inミンスク2015　2位リーグ第1戦
2015年1月23日(金)    キックオフ16:20    試合時間 80分（40分ﾊｰﾌ）
Football Covered Arena Minsk (ベラルーシ／ミンスク)

日本代表   1-1(前半1-1、後半0-0、PK4-3)   ベラルーシ代表

得点
11分 LISAKOVICH（ベラルーシ代表）
37分　渡辺皓太（日本代表）

スターティングメンバー
GK：千田奎斗
DF：田中康介、冨安健洋、崎村丞祐、常本圭吾
MF：菅大輝、伊藤洋輝、渡辺皓太、田中陸
FW：梶山幹太、高橋利樹

サブメンバー
GK：脇野敦至
DF：阿部雅志
MF：服部剛大、齊藤未月
FW：岩崎悠人、永澤竜亮

交代
HT　常本圭吾　→　永澤竜亮
HT　菅大輝　→　岩崎悠人
68分　高橋利樹　→　齊藤未月
76分　梶山幹太→　服部剛大

マッチレポート

2位リーグ第1戦は地元ベラルーシとの対戦となりました。試合は10分に早くも動きます。左コーナーキックを得たベラルーシ代表。LISAKOVICH選手から蹴ったボールは大きな弧を描き、直接逆サイドネットへ。思わぬ形で先制を許しましたが、日本は落ち着いてボールを回します。完全にブロックを組んで守る相手に対し、何とか突破口を見出そうと積極的に攻め続けます。37分、左サイドで田中陸選手が起点を作り、田中康介選手へつなぎます。そのボールをワンタッチで相手DFを抜き去り中央の渡辺選手へ送ります。これを渡辺選手が冷静に流し込み、なんとか前半のうちに同点に追いつくことに成功します。

ハーフタイムに森山監督は、「ピッチの上でもっと戦おう！ひとつひとつのプレーにもっと気持ちを込めて」と檄を飛ばし、選手を送り出します。後半開始から攻撃的な岩崎選手、永澤選手を投入し、一気に畳み掛ける日本。前線に入った5選手がめまぐるしくポジションを変えながら果敢にゴールを目指します。前の試合のロシア戦と同様、約20本のシュートを放つもポストやバー、相手GKにことごとく弾かれ、勝ち越せずにそのまま後半終了。勝負はPK戦へ。日本は2名が失敗するもGKの千田選手が6本中3本を止め、4-3で勝利しました。試合終了後はミンスク市内で今遠征初の外食に出掛け、次戦に向けて英気を養いました。

25日の最終戦ではグループC2位のグルジアと対戦し、大会4位を目指します。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
開催国との対戦とあってアウェイ感が漂うゲームが体験できて良かったと思います。フィジカルが強く、前線にロングボールを送り込む相手に対して、何度かピンチを迎えたものの身体を張って凌ぐことができました。
試合を通してみると、前半はファイトしてくる相手に対して腰の引けた戦いをしてしまいました。ハーフタイムで厳しいことを選手に投げかけ、後半はしっかりと戦ってくれたと思います。ただ、選手は日本を代表してここに来ているという意味を理解し、指導者に言われなくても自分たちで打開策を見出す位の気持ちを持って欲しいと願っています。今日もたくさんのシュートチャンスがありましたが、ラストの精度を欠き1得点にとどまりました。PK戦で勝てたとはいえ、日本の育成年代全体としてフィニッシュにつなげる質と積極性を高めるトレーニングを本気で追求していかないといけないと感じた試合でした。明後日のグルジア戦は、この遠征の集大成とすべく、明日のトレーニングで修正し、全てをぶつけていきたいです。

崎村丞祐 選手（アビスパ福岡U-18）
開催国ベラルーシとの対戦で、高いモチベーションで試合に臨みました。先制され苦しい展開となりましたが、最後まで諦めず戦い、PKながら勝ち切れたことはとても良かったです。センターバックでの出場でしたので、相手の早いFWに突破されないように背後のケアに注意を払いましたが、まだまだ背後を取られる場面があったのでしっかりと修正したいです。チームとしてはゴール前の崩しに気持ちと迫力を出したいと思います。

梶山幹太 選手（名古屋グランパスU18）
地元ベラルーシとの対戦で何とか追いついて、PKですが勝てて嬉しいです。これまでの3試合と同様、ボールを保持する時間が長いにも関わらすゴール前での積極性や精度を欠き、勝ち越すことができなかったのが悔しいです。明日一日しか練習がありませんが、しっかりとタイミングを合わせられるようにしたいと思います。

千田奎斗 選手（横浜F・マリノスユース）
攻撃中のポジションが低く、裏へのボールの対応が曖昧になってしまいました。この課題は代表活動でもクラブでも改善しなくてはならないと強く感じました。PK戦では、「自分が試合を決めてやる！」という強い気持ちで臨み、結果がついてきたので良かったです。今日の前半戦は非常に集中力を欠く内容となってしまったので、最終戦では、この遠征で取り組んできたことをすべて出し切り、勝利で締めくくりたいと思います。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※時間は全て現地時間

第11回国際ユーストーナメント（U‐17）In ミンスク2015 参加国
グループＡ：ベラルーシ、チェコ、中国、モルドバ
グループＢ：ロシア、フィンランド、日本、リトアニア
グループＣ：ウクライナ、グルジア、イラン、ラトビア