U-20日本代表が13日(土)、FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023に向けて現地で本格的に始動しました。11日(木)に日本を発ったチームは、経由地でヨーロッパのクラブでプレーする選手たちと合流し、約30時間をかけてブエノスアイレスに到着。宿舎入りしたあと、午後からストレッチやポゼッションなどでコンディション調整に努めました。

アルゼンチン2日目となった13日には、実戦形式のトレーニングに入りました。午前中はパス＆コントロールからペナルティエリア内での3対3、フリーマンをつけた6対6などを行い、午後はセットプレーの確認や11対11のゲームを。開幕前唯一の二部練習で、時間は短くとも強度の高いメニューをこなしました。午前、午後ともに気温は20℃前後と過ごしやすく、絶好のサッカー日和のなか、気持ちよさそうに汗を流す選手たちの姿がありました。

アルゼンチンと日本の時差は12時間。開幕までに残された9日間で、戦術面はもちろん、心身もしっかりと照準を合わせていきます。大会直前に開催地がインドネシアから気候も時差も異なるアルゼンチンに変更となったものの、掲げてきた「左右されないチーム」という合言葉のもと、アルゼンチンサッカー協会を始めとする地元の方々や各選手所属チームの協力のもとで最大限の準備が進められています。福井太智選手（FCバイエルン・ミュンヘン）もこの日、「環境も整っていて、グランドの状況なども不安はない」と口にしていました。

大会開幕は20日(土)。日本は21日(日)にU-20セネガル代表との初戦に臨みます。大会前の最後の強化試合として、15日にアルゼンチンとの練習試合を控えています。

選手コメント

GK #1 木村凌也 選手（日本大）
長時間移動の疲れもあって思うように体が動かない部分もありましたが、チームの雰囲気も良くて、もっともっとやっていければチーム自体もいい結果が出ると思っています。
U20アジアカップでは悔しい思いをしたので、（ワールドカップに向けて）やってやろうという気持ちでいます。ワールドカップまでの期間は、アジアカップで見えたセットプレーの課題を自チームでも意識して取り組んでいました。開幕に向けて、試合の立ち上がりもそうですし、一人一人の強度を高めていきたいです。無失点で勝利することが一番。声を出して、もっとリーダーシップを取ってチームに貢献していきたいです。

DF #16 髙橋仁胡 選手（FCバルセロナ／スペイン）
日本代表でU-20ワールドカップを戦えるのはとても嬉しいこと。世界一を獲りたいと思って毎日練習しています。U-20日本代表は、みんなが100%を出して、力を合わせて戦えるチームです。難しい対戦相手ばかりなので、勝つために、みんなで全力を出して戦えたらと思います。個人としてはもっとオーバーラップして攻撃のプラスになりたいですし、ディフェンスでも力を見せたいです。早く大会が始まってほしい、そう思っています。

MF #6 福井太智 選手（FCバイエルン・ミュンヘン／ドイツ）
代表活動の雰囲気はある程度わかっていたので、自分が思っていた通り、すんなりと入れたかなと思います。U20アジアカップもめちゃくちゃ応援していました。この一年、この大会のためにずっとやってきた部分もあったので、メンバー入りは素直に嬉しいですし、やってやるぞという気持ちが大きいです。日本のために力になりたいです。
日本代表は、粘り強く戦うこと、一丸となることはもちろん、個の技術でも世界の選手と比べて負けていないと思っているので、いろいろな色をチームとして見せたいと思っています。常にボールに関わり続けて、得点に絡み続けてチームの勝利に貢献したいです。開幕まであと一週間、どれだけ周りの選手とあわせられるかに目を向けてやっていきます。

FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023

大会期間：2023年5月20日(土)～2023年6月11日(日)
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