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ニュース

U-22日本代表 4月国内トレーニングキャンプ 4日間の活動を終える

2023年04月27日

U-22日本代表 4月国内トレーニングキャンプ 4日間の活動を終える

U-22日本代表候補は4月26日(水)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプ最終日となる4日目を迎えました。

朝から雨が降り続く中、午前10時30分から今回のキャンプ最後のトレーニングが行われました。大きな怪我が無く、全28選手(FP24名、GK4名)が参加しました。ウォーミングアップではジョギング&ストレッチやステップワークを行い、次のメニューは、4人のコンビネーションによるパス&コントロールのトレーニング。パスを出して終わりではなく次のポジションに動き、またパスの出し手と受け手だけの関係ではなく、3人目4人目が決められたパターンをもとにユニットでの連続した動きとその中で速く正確なパスが求められていました。

その後、短時間ながら6対6のトレーニングとスプリントを挟んで、最後は11対11のフルコートでの紅白戦(15分×3本)。ただし、CKはスローインで再開したり、FKはクイックにリスタートしたりする約束事が設けられました。このトレーニングキャンプの練習内容を振り返ると、2日目にスローインからのパス&コントロールのセッションが行われ、また、一貫して攻守におけるシームレスな連続したプレーを意識付けられていただけに、これまでのトレーニングの要素が含まれた実戦形式のトレーニングになりました。全員がほぼ同じ出場時間になるように振り分けられた中、選手たちは随所に自身の特徴を最大限アピールしようとプレーしてくれました。

トレーニング後、大岩剛監督は選手全員に改めて語りかけました。「俺たちは日本代表。これに尽きる。いつ集まっても良いパフォーマンスを発揮できるように、常に高い意識を持ってほしい。日常でしか自分を変えることはできない。自チームで最高のパフォーマンスを求めたい」と。このトレーニングキャンプで終わりではなく、これをきっかけに今後のさらなる成長を選手たちに期待していました。次回のU-22日本代表の活動は、6月の海外遠征を予定しています。

監督・選手コメント

大岩剛 監督
U-22日本代表は今年、活動が多いので、チーム全体として底上げが必要だと考えています。選手にとっては週中で比較的体に負担のかかるトレーニングだったかもしれませんが、今回のトレーニングキャンプには初招集の選手が多く、間近で彼らを見て評価したいと思っていました。全員に期待をして招集しています。このキャンプでは、我々のチームコンセプトを選手たちに伝えて、皆で共有することがテーマの一つでした。大学生だろうとJリーガーだろうと、選手に求めるものは同じです。彼らの日常のマインドをより高いものにしたい。もっと成長してほしいと彼らに伝えました。コーチングスタッフとも話しましたが、新しく選手を知ることができてとても有意義なキャンプになりました。新たに選手を把握できたことを今後の招集に生かしていきたいです。

MF 佐藤恵允 選手(明治大)
今回のトレーニングキャンプのメンバーは、初めて招集された選手、招集回数がまだわずかな選手ばかりでした。ここに集まった全員が新たに、U-22日本代表としてやるべきことをすり合わせることができました。それぞれが自分の良さを出すことも大事ですし、初めてなりに雰囲気よくやれましたが、一方で課題も出て、良いキャンプになったと思います。自分は継続して呼ばれてこれまでの代表活動で積み重ねてきた部分があります。個人的には今回、自分がリーダーシップをもってやれればと思い臨んだキャンプで、ウォーミングアップ等で先頭を走ったことがその一つでした。また、自分は前線からのプレスやゴールに直結するプレーが求められていて、今日の紅白戦で3本目に試合全体として強度が少し落ちてしまったことは反省点ですが、自分としては2得点に絡むことができて、少しはアピールできたかなと思います。

FW 中島大嘉 選手(北海道コンサドーレ札幌)
自分としては、すごく刺激がありましたし、学びのあったトレーニングキャンプになりました。ミーティングでも常に高い意識でいることを言われました。今日の紅白戦で2度、ヘディングシュートでのチャンスがあって決められませんでしたが、最近FWとしての動き出しを意識して取り組んでいる中で、自分の動き出しが良くなっているからヘディングシュートまでいけたとも言えると思っています。昨年、(興梠)慎三さん(浦和)がコンサドーレにいて、慎三さんは基本的な動きや体の使い方がうまいので、その動き出しがとても参考になりました。よく話を聞きましたし、アドバイスももらいました。また、(自分が所属する)コンサドーレもレベルの高いサッカーをしていますし、良い先輩方がいます。自分はU-22日本代表チームのFWの中では下の方だと理解しているので、今後も代表に呼ばれて結果を出していけるよう、まずは自チームでしっかり頑張っていきたいです。

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